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ジュリエット・ビノシュ初監督作『IN-I IN MOTION』東京国際映画祭レッドカーペットに華々しく登場!MEGUMIがアソシエイトPとして登壇

世界的俳優ジュリエット・ビノシュが、自身初の監督作品『IN-I IN MOTION』を発表。第38回東京国際映画祭にあわせ、10月27日(月)にレッドカーペットへ登場し、翌28日(火)にはプレミア上映後のQ&Aに出席した。アソシエイト・プロデューサーを務めるのは、俳優・プロデューサーとして国内外で活動の幅を広げるMEGUMI。

多くの観客に迎えられたこの日、監督として登壇したジュリエット・ビノシュは、「今日は皆さんと意見を交わせることを楽しみにしています。もしかしたら、皆さんのほうが答えを持っているかもしれませんね」と、微笑みながら挨拶した。

2007年に上演されたダンスパフォーマンスをもとに、本作『IN-I IN MOTION』を制作するに至った経緯について、ビノシュ監督は次のように語る。「ロバート・レッドフォードが観劇してくださって、『これはぜひ映画にすべきだ!』と言ってくれたんです。そのときは『え?』と驚きましたが、舞台を通して得た貴重な体験を映画として残したいと思いました」。ハリウッドを代表する名優のひと言が、映画化の大きなきっかけになったことを明かした。また、約170時間にも及ぶ膨大な映像素材を編集して完成に至ったことにも触れ、「カメラの前で女優として演じているときには気づかなかった音響やステージ効果の発見がありました。特に音響は動きと結びつくことで、舞台に新たな意味をもたらすのだと学びました」と振り返った。

その後、アソシエイト・プロデューサーのMEGUMIが、ジャパンプレミアを祝して花束を贈呈。「私が人生で出会った中で一番カッコいい女性、ジュリエット・ビノシュの新たな挑戦である『IN-I IN MOTION』に参加できたことを光栄に思います。日本初公開のこの場を皆さんとご一緒できて嬉しいです」と笑顔で語った。一方のビノシュ監督も、「MEGUMIがこのプロジェクトだけでなく、私の人生そのものに関わってくれたことをとても嬉しく思います」と感激をにじませた。

二人の出会いは、カンヌ国際映画祭の会期中に行われた食事会の席だったという。「その場でご挨拶をさせていただき、その後、ビノシュさんの出演作や生き方に深く共鳴し、ご一緒するご縁をいただきました」とMEGUMIが語ると、ビノシュ監督も「MEGUMIも女性に関わるプロジェクトに取り組んでいて、女性としての考え方や世界との向き合い方に私もとても共感しています」と応じ、強い連帯を示した。

質疑応答の場面では、ビノシュ監督の尽きることのない探求心にも話が及んだ。「私は常に新しい経験をしたいと思っています。心で感じ、目に見えないものを見る——そのプロセスの中で多くの発見があり、内面の神秘的な部分から何かが生まれる気がします。『トリコロール/青の愛』(1993)に出演した後は、しばらく同じような役柄のオファーが続きました。もちろん、それは“できる”と思ってもらえているからこそのリクエストですが、それでも女優としてはリスクを負ってでも未知の領域に飛び込みたいという気持ちが常にあります」と語り、創作への情熱をにじませた。

【イベント概要】

・レッドカーペット登場:10月27日(月)/第38回東京国際映画祭

・プレミア上映&Q&A:10月28日(火)12:07〜12:37/TOHOシネマズ 日比谷 SCREEN12

・登壇:ジュリエット・ビノシュ(監督)、MEGUMI(アソシエイト・プロデューサー)