ジョニー・トー×ソイ・チェンが仕掛ける“狂気の運命” 映画『マッド・フェイト 狂運』2026年1月2日公開決定!ティザービジュアル&特報解禁
第47回香港国際映画祭のオープニングを飾り、第42回香港電影金像奨にて最優秀監督賞、脚本賞、編集賞の3冠を受賞した香港映画『マッド・フェイト 狂運』(原題:命案/英題:Mad Fate)が、2026年1月2日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次で公開されることが決定した。あわせてティザービジュアルと特報映像も解禁されている。
監督を務めるのは、『リンボ』(2021)で香港スラム街の圧倒的な美術演出を見せ、東京国際映画祭をはじめ世界各国で高い評価を受けたソイ・チェン。続く『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)では香港興行収入1億香港ドルを突破し、「第43回香港電影金像奨」で最優秀監督賞を2年連続受賞、さらに最優秀作品賞を含む9部門を制覇した。香港映画界における新世代の旗手として、現在最も注目される監督の一人である。
プロデューサーを務めたのは、香港ノワールを象徴する映画人ジョニー・トー。監督のワイ・カーファイとともに映画製作会社「銀河映像(ミルキーウェイ・イメージ)」を設立し、『ザ・ミッション 非情の掟』(1999)、『エレクション 黒社会』(2005)など、ジャンルの枠を超えた多彩な作品を発表してきた。これまでに監督作60本以上、プロデュース作80本以上を手がけ、その功績によりフランス政府から芸術文化勲章を授与されている。
脚本を担当したのはヤウ・ナイホイ。ジョニー・トー作品の多くで筆を執り、『マッスルモンク』(2003)、『エレクション 黒社会』(2005)に続いて本作で3度目となる香港電影金像奨脚本賞を受賞した。撮影監督は、『神探大戦』(2022)やソイ・チェン監督作『リンボ』『トワイライト・ウォリアーズ』で最優秀撮影賞を受賞しているチェン・シウキョン。美術・照明・衣装なども『トワイライト・ウォリアーズ』チームが再結集し、香港映画ならではの職人技による濃密な映像世界を構築している。
主演は、『インファナル・アフェア』(2002)や『大樹は風を招く』(2016)などで知られ、第36回香港電影金像奨最優秀主演男優賞を受賞したラム・カートン。狂気と信念の間で揺れる熱血占い師を演じる。共演には、香港の人気男性グループ「MIRROR」のキャプテン、ロックマン・ヨン。『The Way We Dance −狂舞派−』(2013)で映画デビューを果たして以来、俳優としても存在感を高めており、本作では端正なイメージを覆す異色の役どころに挑戦している。
ティザービジュアルには、血に濡れた床に「誰でもいいから殺したい」という言葉が浮かび上がり、雨の香港を覆う不穏な気配を予告する。特報映像では、拘束される女性、街角に潜む影、雨音に溶ける息遣いが断片的に映され、娼婦を狙う連続殺人事件の渦に巻き込まれる人々の運命が暗示される。
香港映画が誇る創作陣の系譜と技術が凝縮された本作は、暴力と宿命をめぐる寓話としても、現代香港映画の到達点としても興味深い。
『マッド・フェイト 狂運』
2026年1月2日(金)新宿シネマカリテほか全国順次 新春ロードショー
監督:ソイ・チェン(『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』)
製作:ジョニー・トー(『ザ・ミッション 非情の掟』)
脚本:ヤウ・ナイホイ
出演:ラム・カートン(『エレクション 黒社会』)、ロックマン・ヨン(MIRROR)
ン・ティンイップ、チャン・チャームマン、ン・ウィンシー、ウォン・チンヤン
2023年/香港映画/広東語/108分/シネスコ/5.1ch/字幕:川喜多綾子/映倫PG-12
原題:命案 Mad Fate
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
公式サイト:https://madfate-movie.com/
©2022 MakerVille Company Limited and Noble Castle Asia Limited.
- ドニー・イェン主演『プロセキューター』大ヒット御礼!アクション監督・大内貴仁が語る“予測不能な現場”――「俺はパンチも蹴りもしねえ!」から始まった常識破りの撮影舞台裏
- 『プレデター:バッドランド』本ポスター&予告編解禁 追放されたプレデターと半身のアンドロイド、規格外のコンビが挑む究極のサバイバル











