MOVIE MARBIE

『シュレック』『ボス・ベイビー』『野生の島のロズ』などを世に送り出してきたドリームワークス・アニメーションが手掛け、世界的ヒットを記録したアニメーション映画『ヒックとドラゴン』（2010）。アカデミー賞®長編アニメ映画賞・作曲賞にノミネート、アニー賞では10部門を受賞するなど高い評価を受け、全世界で約5億ドルの興行収入を記録した。その後も2014年、2019年に続編が公開され、スピンオフTVシリーズも好評を博すなど、少年ヒックとドラゴンのトゥースが紡ぐ友情と冒険の物語は、世界中のファンを魅了し続けてきた。

そしてついに、その伝説が初の実写映画として蘇る。IMAX®カメラによる圧倒的なリアリティと没入感をまとった最新作『ヒックとドラゴン』は、北米公開初週に約8463万ドルを叩き出し、ランキング初登場No.1。2週連続首位を獲得し、現時点で全世界興行収入は6億2643万ドルを突破する大ヒットを記録。日本では9月5日（金）より公開される。

今回解禁されたのは、シリーズを知り尽くすディーン・デュボア監督が直々に“進化したトゥースのかわいさ”を保証する特別映像。アニメーション時代から多くのファンを虜にしてきたトゥースが、実写化によってどのように描かれるのか──その答えが詰まった映像だ。

映像では、ヒック（メイソン・テムズ）とトゥースの出会いの場面をはじめ、尾翼を失い仲間のもとへ戻れなくなったトゥースが少しずつ心を開いていく姿が描かれる。デュボア監督は「トゥースは力強くエレガントでありながら、キュートであることが欠かせない」と語り、実際に“おすわり”して顔をかしげるトゥースの姿は、その言葉を裏付ける愛らしさに満ちている。さ

らにVFXスーパーバイザーのクリスチャン・マンツは「動きは黒ヒョウに近いが、猫の動画や自分の飼い犬も参考にした」と語り、地面の光を追いかけたり、鞍を嫌がって逃げ回ったり、草花をかぎすぎてくしゃみをしたりと、実在の動物の仕草を取り入れることでリアリティと愛らしさを両立させている。

デュボア監督は「『ジュラシック・パーク』の恐竜を観客が信じられたように、ドラゴンも本当に存在すると信じてもらえることを目指した」と語り、猫や犬、馬といった身近な生き物から着想を得て“生きているドラゴン”を生み出すことに挑んだ。その成果は、スクリーンを飛び交う迫力のドラゴンたちに息づいている。

トゥースの魅力を余すことなく映し出す特別映像が解禁され、公開への期待はますます高まるばかり。リアリティあふれる映像と圧倒的なスケールで描かれる冒険の世界を、ぜひ劇場の大スクリーンで体感してほしい。

『ヒックとドラゴン』
９月５日(金)　全国公開

監督：ディーン・デュボア
製作：マーク・プラット、アダム・シーゲル
出演：メイソン・テムズ、ニコ・パーカー、ジェラルド・バトラー、ニック・フロスト
配給：東宝東和
公式サイト：https://hic-dragon-movie.jp/