三大オスカー俳優が交錯する逃亡劇！PTA監督最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』本予告＆キャラビジュアル解禁！

2025.07.25

ポール・トーマス・アンダーソン監督が放つ長編第10作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が、10月3日（金）より全国公開される。アカデミー賞®を受賞したレオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロが集結し、父と娘の逃亡劇を中心に、追う者・逃げる者・巻き込まれる者たちの思惑が交錯する壮大なチェイス・バトルが繰り広げられる。このたび、本作の本予告とキャラクタービジュアルが解禁された。

物語の主人公は、かつて革命家として世間を騒がせたボブ。現在はその過去を封印し、家族と共に静かに暮らしていたが、ある理由から娘ウィラの命が狙われることとなり、次第に再び抗争の渦中へと巻き込まれていく。次々と現れる刺客、正体不明の陰謀、そして異常な執着でウィラを追う軍人・ロックジョー。逃亡を続ける中、ボブの前に現れるのは、空手道場を営む“センセイ”と名乗る謎の男。頼れる存在なのか、それとも新たな火種なのか。逃げる親子と追いかける軍人、そして謎めいた第三者──三者三様の思惑が、次第にひとつの運命へと収束していく。

主演のディカプリオは、冴えない中年の元革命家という新境地に挑み、かつてのカリスマ像を覆す。ショーン・ペンは、容赦なく迫るロックジョーを冷酷に演じ、デル・トロはユーモアと謎をまとった“センセイ”役で独自の存在感を放つ。共演にはテヤナ・テイラー（ボブの妻）、チェイス・インフィニティ（娘ウィラ）、レジーナ・ホール、ウッド・ハリス、アラナ・ヘイムら実力派が名を連ねる。プロダクションには、撮影のマイケル・バウマン、衣装のコリーン・アトウッド、音楽のジョニー・グリーンウッドら、オスカーやBAFTA常連のスタッフが集結。監督自身が脚本も手がけ、創作10作目にして集大成とも言える一本に仕上げている。

今回解禁された予告映像は、ボブがかつて行っていた“仕事”の気配を残す冒頭から始まり、妊娠中の妻と交わす会話、過去の作戦、そして「革命万歳」の叫びへと続いていく。時を経て、成長した娘との逃避行の中で、ボブは「パパとママは罪を犯した」と語り、家族の過去がにじみ出る。身を寄せた空手道場では、「ヌンチャクじゃ戦えない！拳銃はどこだ」と取り乱すボブと、それをどこか達観したように眺める“センセイ”の姿。意味深な台詞「自由とは恐れないことだ。トム・クルーズみたいに」を放ったかと思えば、ボブを車から放り出す突飛な行動もあり、作品全体に漂う不穏さとユーモアが際立つ映像となっている。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』
2025年10月３日（金）全国劇場公開

監督・脚本：ポール・トーマス・アンダーソン
出演：レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホール、テヤナ・テイラー、チェイス・インフィニティ、ウッド・ハリス、アラナ・ヘイム
配給：ワーナー・ブラザース映画　