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『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ作品として8月22日（金）に公開される『バレリーナ：The World of John Wick』より、ジョン・ウィックと新主人公イヴの雪中バトルシーンが本編映像として解禁された。また、ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスのコメントも到着している。

本作は、シリーズ第3作『ジョン・ウィック：パラベラム』（2019）と時系列を共有する物語で、“復讐の女神”イヴの戦いが描かれる。主演はアナ・デ・アルマス。共演にノーマン・リーダス、イアン・マクシェーン、アンジェリカ・ヒューストン、そしてキアヌ・リーブスらを迎え、シリーズの世界観を新たな形で広げる。

今回公開された映像は、ジョンとイヴが雪原で対峙する接近戦。シリーズの中でも最終局面に位置づけられる重要なシーンで、リハーサルには2カ月間が費やされた。物語では、ルスカ・ロマの依頼を受けたジョンが、降りしきる雪の中、イヴの前に立ちはだかる。ジョンは彼女の過去を知る立場から警鐘を鳴らすが、イヴは「あなたのように強くなりたい」と語り、その忠告に背を向ける。凍てつく雪原で、逃げ場のないゼロ距離の死闘が始まる。

撮影はチェコ・プラハ郊外の古い宮殿の遺跡で行われた。このアクションは本作で最初に撮影された場面の一つで、これまでのシリーズで描かれてきたニューヨーク、ローマ、モロッコ、日本、パリとは異なる、雪に覆われた東欧の風景が新たな舞台として加わった。

キアヌ・リーブスは本作の撮影について「当初、ジョンを初めて演じた時は10年も続くと思っていなかった。再びジョンを演じるのは感慨深く、参加できて本当によかった」と述べており、10年にわたるシリーズへの思いを明かしている。また、アナ・デ・アルマスとの共演については「アナとは過去に何度か共演しているが、彼女の集中力には非常に驚かされるよ。トレーニングや演技をするのがとても楽しそうなんだ。トレーニングに入った瞬間に彼女の集中力と才能が伝わってきた。本気を出した時のアクションは凄かったよ」と語り、彼女の身体的パフォーマンスを高く評価している。さらにリハーサル中の様子については、「リハーサルで百戦錬磨の僕が“振り付けは？”と聞くと、彼女からアクションがバンバン来て、（僕は）ただ従うだけだった。アナは持ち前の集中力で“アクション”と言われた瞬間にスイッチが入るんだ。それがすごいんだ！」と、その技術と瞬発力に舌を巻いた様子を明かしている。

シリーズを通して描かれてきた「裏社会の掟と復讐」というテーマはそのままに、女性主人公による新たな物語がどのような結末を迎えるのか。今回のバトルシーンは、その中でも注目の対決の一つとして位置づけられる。

『バレリーナ：The World of John Wick』
８月２２日(金) 復讐は伝播する

【ストーリー】
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織：ルスカ・ロマ。裏社会に轟く伝説の殺し屋：ジョン・ウィックを生み出した組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。しかし、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる…

監督：レン・ワイズマン『ダイ・ハード4.0』　製作：チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック』シリーズ
出演：アナ・デ・アルマス、ノーマン・リーダス、アンジェリカ・ヒューストン、ガブリエル・バーン、キアヌ・リーブス　ほか
提供：木下グループ
配給：キノフィルムズ
2025/アメリカ/原題：From the World of John Wick: Ballerina
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公式HP：Ballerina-jwmovie.jp
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