藤井道人らが所属する「BABEL LABEL」新体制発表 監督・脚本家4名が新たに参加、若手7名は育成レーベル「2045」へ
映画やドラマのヒット作を多数送り出してきたコンテンツスタジオ・BABEL LABELが、新たな所属クリエイターの発表と今後の展開を明らかにした。
同スタジオは、日台合作による青春ロードムービーや、アカデミー賞で高く評価された社会派ミステリーなど、近年も注目作を次々と手がけている。観客動員280万人・興収26億円を突破した『青春18×2 君へと続く道』、第48回日本アカデミー賞で最多12部門13の優秀賞を獲得した『正体』はいずれもその代表例。これらを手がけた藤井道人をはじめ、『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利やNetflixシリーズ『イクサガミ』の山口健人など、気鋭の映像作家たちが所属している。
2025年に設立15周年を迎えるにあたり、BABEL LABELは「企画・制作・宣伝」までを一貫して担う“コンテンツスタジオ”としての体制をさらに強化。今回の新体制発表もその一環だ。
本体には、監督として櫻井圭佑、宮森玲実、米倉強太、脚本家として灯敦生が新たに加わった。さらに、若手クリエイターに挑戦の場を提供する目的で立ち上げられたレーベル「2045」には、監督5名(浮田聡也、カワイ・ヒバリ、杵村春希、龍村仁美、吉村美雲)と脚本家2名(鷹文侑飛、前田志門)の計7名が新加入する。
櫻井は、映画『君に幸あれよ』での長編監督デビューが注目を集め、写真家としても国内外で高い評価を得るマルチな才能。宮森は俳優としての経験を経て2021年より映画制作を開始し、初監督作が田辺弁慶映画祭で俳優賞を受賞した。米倉はファッションやアートの分野で映像制作を手がけてきた経歴を持ち、阿部寛主演『キャンドルスティック』で長編監督デビューを予定している。灯は、『お耳に合いましたら。』『おとなになっても』などのドラマをはじめ、ジャンルを問わず活躍する脚本家だ。
若手レーベル「2045」は、AIが人間の知能を超えるとされる“シンギュラリティ”の年から着想を得たネーミングで、「テクノロジー時代における人間の創造力」を掲げた実験的な場として2025年に発足。すでに秋葉恋、横尾千智、星月ゆう、井上いつか、本間おと、和久井勇吾らが名を連ねており、今回の7名加入で体制はいっそう拡充された。
代表の山田久人は「最年少18歳から31歳まで、多彩な才能が集まりました。節目の年にあらためてフレッシュな気持ちで挑戦を続けていきたい」とコメント。BABEL LABELはこれからも国境やジャンルを超え、時代を映し出すコンテンツを創り出していくという。
◆櫻井圭佑(監督)
1995 年10 月生まれ、埼玉県出身。2023 年に渋谷ユーロスペースより全国順次公開された 映画『君に幸あれよ』にて初監督/初脚本で長編監督デビュー。2019 年より写真家としても活動しており、2023 年に展覧会「y-GenerationVIII」にて国内外で注目を集める現代写真家6名に選出される。また2016年より活動していた俳優業を2024年に無期限休止。現在は映像作家・写真家として企業ムービーやブランドPR、タレント写真集などの監督・撮影を行う。
◆宮森玲実(監督)
東京都出身。日本大学芸術学部映画学科演技コース卒業。俳優として活動するなか2021年より映画製作を開始。初監督長編『わたしの頭はいつもうるさい』が田辺弁慶映画祭にて俳優賞を受賞、テアトル新宿での1週間限定レイトショーにて1000人以上の動員を記録する。
◆米倉強太(監督)
1994年生まれ、栃木県出身。2014年パリにてパリコレブランドの映像制作を始める。その後「Gucci」や「Hugo Boss」などのショートフィルムを制作し、2017年坂本龍一氏の楽曲提供を受けパリにて自身初の映像展を行う。2025年阿部寛主演『キャンドルスティック』で長編映像監督デビュー。
◆灯敦生(脚本家)
1994 年生まれ。第 29 回東京国際映画祭招待作「イタズラな Kiss」で役者デビュー。20年TBS「病室で念仏を唱えないでください」スピンオフで初脚本。21 年テレビ東京「お⽿に合いましたら。」で地上波初脚本。22年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭選出「Blind Mind」を脚本・プロデュース。第37回東京国際映画祭≪TIFFシリーズ部門≫出品「外道の歌」脚本。他、テレビ朝日「あざと連ドラ」、TBS「差出⼈は、誰ですか?」、フジテレビ「Love in The Air」、Hulu「おとなになっても」等。
■BABEL LABELとは
コンテンツスタジオ「BABEL LABEL」は、ドラマや映画を中心に数々の話題作を手がけており、2025年に設立15周年を迎えました。映画『正体』、映画『⻘春 18×2 君へと続く道』、映画『余命 10 年』の藤井道人を筆頭に、映画『帰ってきた あぶない 刑事』の原廣利、藤井とともに手掛けたNetflix シリーズ「イクサガミ」の山口健人など気鋭の映像クリエイターが所属しており、国境を超えてあらゆる映像領域で、今の時代を表現していきます。https://babel-pro.com/
■BABEL LABEL 「2045」
短編映画『東京逃避行』監督の秋葉恋、ドラマ「スノードロップの初恋」やドラマ「FOGDOG」脚本の横尾千智、ショートフィルム『日の出を知らない街』脚本の星月ゆうが所属。脚本家の井上いつか、本間おと、監督の和久井勇吾も名を連ねている。新しく監督として、浮田聡也、カワイ・ヒバリ、杵村春希、龍村仁美、吉村美雲、脚本家として、鷹文侑飛、前田志門が加入。
「2045」公式HP:https://2045.babel-pro.com/
■BABEL LABEL 代表取締役社長 山田久人コメント
このたび、BABEL LABELに4名、若手レーベル「2045」に7名の監督・脚本家が新たに加わりました。300名を超える応募者の中から厳選された11名は、最年少18歳から最年長31歳までと幅広く、多彩な才能が集結しています。BABEL LABELは今年で15周年を迎えます。節目の年に、彼らとともにあらためてフレッシュな気持ちで、挑戦を続けてまいります。今後の展開にもぜひご注目ください。
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