妻夫木聡×広瀬すず×窪田正孝×永山瑛太『宝島』、新たな場面写真7点が一挙公開！失踪した英雄“オン”を巡る20年の軌跡

2025.07.17

真藤順丈の直木賞受賞作を、大友啓史監督が実写映画化する『宝島』が、2025年9月19日（金）より全国公開される。このたび、メインキャストの妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太が演じる“青春群像劇”を捉えた新たな場面写真7点が解禁された。

本作の舞台は、アメリカ統治下にあった戦後の沖縄。米軍基地から物資を奪い、住民に分け与えていた“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を通して、混沌の時代に自由を求めて命を燃やした青春を描く。

主人公は、失踪した英雄“オン”（永山瑛太）の足跡を追う3人の幼なじみたち。刑事となったグスク（妻夫木聡）、教師を目指すヤマコ（広瀬すず）、そしてヤクザとなったレイ（窪田正孝）。それぞれの人生を歩みながらも、オンの残した謎を追い続けた20年間の歳月が、壮大なスケールで描かれる。

今回公開された場面写真では、オンを追い求める3人の葛藤や、過酷な時代のなかで交差する感情の機微が映し出されている。親友を探すために刑事となったグスクの凛々しい姿、恋人としてオンの帰りを待ち続けるヤマコの決意、そして憧れだった兄の影を追うレイの苦悩。そして、失踪前のオンが見せる穏やかな表情も切り取られており、登場人物それぞれの内面を象徴するような印象的なビジュアルとなっている。

さらに、戦果アギヤーとしての活動を記録した場面や、教師になる夢を叶えたヤマコを祝う仲間たちの笑顔、そして銃を手にしたレイがグスクに向き合う衝撃的な一幕も登場。過酷な時代に翻弄されながらも生き抜いた若者たちの、魂の軌跡が凝縮された内容となっている。

監督を務めるのは、『龍馬伝』『るろうに剣心』シリーズなどで知られる大友啓史。長年の構想を経て、二度の撮影延期を乗り越えて完成した本作について、「沖縄の人々が戦後の日本とアメリカの狭間で流してきた血と涙を、誰もが追体験できるような映画にしたかった」と語っている。

191分におよぶ本作は、日本映画としても異例のスケールで描かれる“青春×政治×歴史”のエンターテインメント超大作。失われた英雄の真実とは何だったのか――その答えは、ぜひ劇場で見届けてほしい。

『宝島』
2025年 9月19日(金)より全国公開

【ストーリー】
1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える‟戦果アギヤー“と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク（妻夫木聡）、ヤマコ（広瀬すず）、レイ（窪田正孝）の三人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン（永山瑛太）だった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人はやがて、憧れのオンの失踪の謎を追いながらも、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがて警察、ヤクザ、小学校の先生になり、それぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。そして、オンが基地から持ち出した”何か“を追い、米軍も動き出すー。消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか？そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とはーー。

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