「映画愛をすごく感じた」──BABEL LABEL 15周年キャラバン in 愛知・刈谷日劇『朽ちないサクラ』原廣利監督、志真健太郎監督、山田久人が登壇!
BABEL LABELが2025年に15周年を迎えることを記念して、全国各地のミニシアターを巡る特集上映「全国ミニシアターキャラバン」を開催中。第四弾の会場は、愛知県刈谷市の老舗ミニシアター・刈谷日劇。6月21日(土)には、映画『朽ちないサクラ』上映後に舞台挨拶が行われ、山田久人(BABEL LABEL代表取締役社長)、原廣利監督(『朽ちないサクラ』)、志真健太郎監督(『LAPSE』)が登壇した。
BABEL LABEL全国ミニシアターキャラバン in 刈谷日劇 概要
【日程】2025年6月21日(土)
【場所】刈谷日劇(〒448-0821 愛知県刈谷市御幸町4丁目208 愛三ビル 5F)
【登壇】原廣利(監督)、志真健太郎(監督)、山田久人(BABEL LABEL代表取締役社長)
2025年6月20日(金)〜26日(木)、愛知県刈谷市にある映画館「刈谷日劇」にて、BABEL LABELの監督やプロデューサーが今年一年を通して全国のミニシアターを巡る特集上映「BABEL LABEL 全国ミニシアターキャラバン」を開催中。本企画は、BABEL LABELが15周年を節目に、 BABEL LABELを育て、支えてくれた原点であるミニシアターに監督やプロデューサーが感謝の気持ちを伝えにいくという目的で始まった。
今回、キャラバン第四弾目となる刈谷日劇は、1954年に洋画専門映画館として開業し、1971年5月に移転、2012年からは単館系ミニシアターとして営業を続け“71年間”もの歴史を紡いできた映画館。上映される作品は、映画『朽ちないサクラ』、映画『青の帰り道』、映画『LAPSE』。当日は、愛知県の藤井道人の応援団でもある愛知藤井組がBABEL LABELのバルーンと共にお出迎え。6月21日(土)には、映画『朽ちないサクラ』上映後にBABEL LABELから映画『朽ちないサクラ』の監督を務めた原廣利、BABEL LABEL代表取締役社長の山田久人、監督の志真健太郎が登壇した。
刈谷日劇に初来館となる山田は、「ずっと藤井が映画『青の帰り道』からお世話になった場所というところで聞いてきましたので感動しております」と挨拶。昨年も「朽ちないサクラ」の舞台挨拶以来二度目になる原は、「すごく熱のあるミニシアターの場所だなと思います。映画館の中自体もすごくレトロで、 ここで映画を見てみたいなっていう感じがすごくしますし、僕の中でも思い入れがあります。」志真は「バベルに対していろいろ想いを持っていらっしゃって、 一度来てみたかったなと思っていたので、 今日来れることを楽しみにしていました。 実際に来てみたとき、階段上がるところにポスターが貼ってあったり、 映画愛をすごく感じました。」と挨拶した。
映画『朽ちないサクラ』のテーマ性について聞かれると、原は、「桜を結構テーマにしている作品で、小説では桜の描写は全然出てこなかったりするんですけど、 桜イコール公安という意味合い。その主人公の泉が綺麗な桜を見ていて、その桜のイメージが作品を見終わる頃には少し不気味なものになるという、不思議な仕掛けをできれば一番にできればいいなと思い、『朽ちないサクラ』を撮らせていただきました。テーマ性としては自分が見ているものや、 噂になっているものが本当かどうかというのを自分で確かめてみるという、そういう行動ができる人間になってほしいというのを主人公に託しました。」と作品に込めた想いを語った。
また、映画『LAPSE』については、「撮ったのが7年前だと思います。初めてではないものの、 バベルがまだ組織・会社としては、 まだこれからという時にやってみようという 結構チャレンジングなところがありましたよね。みんながあそこで、映画をBABEL LABELでつくっていくんだというところで、100%自分たちでお金出して作り、 配給も含め、本当に全部自分たちで探して作ったところもあったので、 かなりバベルとしての大きな、振り切った作品になったポイントだったかなと思います。
そのテーマにしている、未来に抗えという言葉があるんですけど、 自分たちもそういう気持ちがその時あって、 既存の映画とか、やっぱり僕らも最初は、 本当にインディペンデント中のインディペンデントから始まったので、 ここから何か変えていくぞとか、そういう気概を持って作り上げたのが思い出に残っています。」と振り返った。
観客とのQ&Aコーナーも盛り上がり、最後に刈谷日劇の支配人の堀部氏より、「私事になってしまうのですが、2019年から この70年続いた映画館を 父の代から継いで、2019年から 自分で編成をやり始めて、最初に自分で選んだ作品でヒットしたと実感を持てた作品が映画『青の帰り道』でした。そういったところで 勝手にご縁を感じていますので今日来ていただいて夢が実現したなと思って、ありがたいです。今日はありがとうございました。」と挨拶し、イベントは大盛況で幕を閉じた。
次回の全国ミニシアターキャラバンは、兵庫県神戸市にある映画館「元町映画館」にて7月5日(土)より開催される予定だ。
★「全国ミニシアターキャラバン」第一弾、新潟シネ・ウインド舞台挨拶レポート
★「全国ミニシアターキャラバン」第二弾、シネマ・ジャック&ベティ舞台挨拶レポート
★「全国ミニシアターキャラバン」第三弾、札幌・サツゲキ舞台挨拶レポート
「BABEL LABEL」とは
BABEL LABELは、ドラマや映画において数々の話題作を生み出し、日台合作映画『青春 18×2 君へと続く道』や映画『正体』を手掛けた監督の藤井道人を筆頭に、映画『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利、藤井とともに監督を務めたNetflix シリーズ「イクサガミ」の山口健人など気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオです。
15周年特設サイト:https://retrospective.babel-pro.com/
公式X:@BABEL_LABELdirs
公式Instagram:@babel_label
<上映予定作品>
映画『LAPSE』(監督:志真健太郎、アベラヒデノブ)©BABEL LABEL
映画『青の帰り道』(監督:藤井道人)©映画「青の帰り道」製作委員会
映画『デイアンドナイト』(監督:藤井道人)Ⓒ2019「デイアンドナイト」製作委員会
映画『ヤクザと家族 The Family』(監督:藤井道人)©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
映画『DIVOC-12』(監督:藤井道人、林田浩川、ナカモトユウ)
©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
映画『ジャパニーズスタイル』(監督:アベラヒデノブ)©2020 映画「ジャパニーズ スタイル」製作委員会
映画『生きててごめんなさい』(監督:山口健人)©2023 ikigome Film Partners
映画『青春18×2 君へと続く道』(監督:藤井道人)©2024「青春 18×2」Film Partners
映画『帰ってきた あぶない刑事』(監督:原廣利)©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
映画『朽ちないサクラ』(監督:原廣利)©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
映画『正体』(監督:藤井道人)©2024 映画「正体」製作委員会
<上映予定劇場>
北海道:サツゲキ
秋田:御成座
新潟:シネ・ウインド
神奈川:シネマ・ジャック&ベティ
群馬:前橋シネマハウス
山形:鶴岡まちなかキネマ
愛知:刈谷日劇
兵庫:元町映画館
京都:出町座
大阪:第七藝術劇場
広島:横川シネマ
大分:別府ブルーバード劇場
鹿児島:ガーデンズシネマ
沖縄:シネマパレット 他
※上映時期、上映作品は各劇場によって異なります。
- 『M3GAN/ミーガン 2.0』NYでワールドプレミア開催!“最恐AI”がさらに進化、製作陣も「前作を超えた」と自信の手応え
- 『バレリーナ:The World of John Wick』日本版本予告&新規場面写真解禁!新たな復讐の女神・イヴが怒りを爆発、ジョン・ウィックは敵か味方か──ムビチケ特典は“あのコイン”に決定!