MOVIE MARBIE

映画スタジオA24が贈る最新作『LOVE LIES BLEEDING』が、邦題『愛はステロイド』として2025年8月29日（金）より全国公開されることが決定。あわせてキービジュアルと予告映像が解禁された。

本作は第74回ベルリン国際映画祭に出品され、映画批評サイトRotten Tomatoesでは94％の高スコア（※2025年6月3日時点）を獲得。ゴッサム・インディペンデント映画賞など世界各国で44の映画賞にノミネートされた話題作だ。

監督は、デビュー作『セイント・モード／狂信』で注目を集めたローズ・グラス。前作に続きA24が製作を手がけ、今作ではクィア・ロマンスにフィルム・ノワールやボディ・ホラーの要素を融合させた、ジャンルの境界線を打ち壊すスリラーを描き出す。

舞台は1989年のアメリカ。ジムで働くルーは、ボディビルダーとして夢を追うジャッキーと出会い、激しく惹かれ合う。しかし、暴力的な家族の過去を抱えるルーを守ろうとする中で、ふたりは思わぬ犯罪の渦に巻き込まれていく。

主演は『スペンサー ダイアナの決意』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクリステン・スチュワート。相手役には『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』のケイティ・オブライアンが抜擢され、実生活でもクィアである両者の共演が注目される。共演にはエド・ハリス、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフらが名を連ね、演技派キャストによる化学反応も見どころとなっている。

また、解禁されたキービジュアルでは、寄り添うふたりの姿と「その想い、過剰摂取につき。」というコピーが印象的に配置されており、愛と暴力が交錯する物語の濃密さを予感させる。予告映像では、静かな恋愛の始まりから一転、銃撃と血にまみれた衝撃の展開が次々と映し出される。

本作を鑑賞したゲームクリエイター小島秀夫氏は、「筋肉、銃、暴力、殺人、ステロイド。デヴィッド・リンチを失った我々に、筋肉質ではなくなったハリウッドに、ローズ・グラスは再びステロイドを大量注入する！全てはピュアで血塗れの“愛”のため」とコメント。作品の持つ過激なエネルギーに賛辞を贈っている。

＜コメント＞

筋肉、銃、暴力、殺人、ステロイド。デヴィッド・リンチを失った我々に、筋肉質ではなくなった”ハリウッド“に、ローズ・グラスは再びステロイドを大量注入する！！全てはピュアで血塗れの“愛”のため。

ゲームクリエイター　小島秀夫

『愛はステロイド』
2025年8月29日（金）全国ロードショー

【ストーリー】
1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。しかし、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーの身の上によって、ふたりの愛は暴力を引き起こし、ルーの家族の犯罪網に引きずりこまれることになる。

監督・脚本：ローズ・グラス（『セイント・モード／狂信』）
共同脚本：ヴェロニカ・トフィウスカキャスト
出演：クリステン・スチュワート（『スペンサーダイアナの決意』）、ケイティ・オブライアン（『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』）、エド・ハリス（『トップガンマーヴェリック』）、ジェナ・マローン（『メッセンジャー』）
配給：ハピネットファントム・スタジオ
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