藤井道人ら気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオ「BABEL LABEL」設立15周年企画! 全国を巡る特集上映「全国ミニシアターキャラバン」第二弾シネマ・ジャック&ベティにて開催!
株式会社BABEL LABELに所属する監督やプロデューサーが、15周年を節目にBABEL LABELを育て、支えてくれた原点であるミニシアターに監督やプロデューサーが感謝の気持ちを伝えにいくという目的で始まった特集上映「BABEL LABEL 全国ミニシアターキャラバン」。今回、第二弾の初日4月19日(土)にBABEL LABELから志真健太郎監督と、ゲストにBABELと長きに渡り親交のある俳優の田島亮、そして『LAPSE』『帰ってきた あぶない刑事』の両作に出演している深水元基が登壇した舞台挨拶が実施された。
BABEL LABEL全国ミニシアターキャラバン in シネマ・ジャック&ベティ 概要
【日程】2025年4月19日(土)〜4月25日(金)
【場所】シネマ・ジャック&ベティ(〒231-0056 横浜市中区若葉町3-51)
【上映作品】映画『LAPSE』、映画『光と血』、映画『帰ってきたあぶない刑事』
今回、キャラバン第二弾目となる神奈川県横浜市にある映画館「シネマ・ジャック&ベティ」は、かつてBABEL LABEL制作の映画『LAPSE』の上映をした縁で開催が決定。シネマ・ジャック&ベティのロビーにはキャラバンの上映スケジュールなどをまとめた劇場お手製のオリジナルボードや、15週年ポスターが多数掲出。『LAPSE』公開当時の出演者・監督によるサイン入りポスターも飾られていた。
そして、『LAPSE』上映後に初日舞台挨拶がスタート。田島は、「(上映作品)どれにも関わっておりません田島亮です。」と挨拶し早速会場に笑いを誘った。その後、BABEL LABELにクリエイターとして所属していた時期があり、その縁で呼んでいただいたと補足。
志真は、シネマ・ジャック&ベティでキャラバンを開催することに対し、「低予算で自主制作映画を作っては、ミニシアターでかけていただいていました。ある意味「LAPSE」は(自主制作時代の)BABEL LABELみんなで作った作品というと最後の作品になりますが、その時にジャック&ベティさんに相談し許諾をいただきました。そんな風に僕らはいろんな劇場に自分たちで足を運んでお願いしに行くことをやっていました」とシネマ・ジャック&ベティでの思い出を振り返った。
ゲストの二人はミニシアターでの思い出について聞かれると、田島は、「一度見た映画をもう一度見たいと思い、そしてそれが唯一上映されていたのがジャック&ベティだった」という経験を話し、深水は、「ミニシアターで観るというのは、憧れるんだよね。ミニシアター系で上映しているものが面白くないって言ったら俺はダサいんじゃないか?みたいな。格好つけるためにも観に行っていたし、勉強になったし、今でもミニシアターというのは憧れます」とミニシアターの魅力を語った。
また、多数のBABEL LABEL作品に出演する田島は、特に印象的だった作品・現場について聞かれると、「撮影の撮り方で長回しというのを聞いたことがあると思います。たとえば2~3分のシーンがあって、通常は欲しいセリフだけ少しずつ撮っていって後で編集することが多いけど、BABEL LABEの監督陣はアングルごとに2~3分全部撮るという撮り方が比較的多いチームである」とBABEL LABELへのイメージを話し、「自主映画の時から今まで変わってなく、俳優を大事にしている。2~3分やったからこそ出てくる最後のセリフの生感みたいなものを大切にしながら、丁寧に映画を撮ってる会社だというのは今だに思っていることです」と伝え、深水は「わかる!」と共感。
それに対し、志真は、「フィルムと違い僕らはデジタルでデータとして撮ってるから、長回ししようよみたいな強気でやっています。それがいい悪いは置いておいて、それが一つのスタイルになっているので、それによってリアルな芝居だったりそういうものを作れるようになってきたのが一つの要因ではあります」と答えた。
観客とのQ&Aコーナーが始まり、「志真健太郎が監督をして、ゲストの二人(田島亮さん・深水元基さん)が出演する作品を考えるとしたら?」という質問に対し、志真は「それはもう“バディもの”じゃないですか?」と会場は盛り上がった。
また、これからの目標や夢を聞かれ、志真は「ドキュメンタリーが好きなので、ドキュメンタリー映画をやることが目標」。田島は、「未来という話もありましたが過去を掘り続けてそれに今を足していくというのを小劇場でやっていきたい」。深水は、「20代からやってきて、30代、40代役も変わってきたので、そして今後も役も変わっていくと思うので楽しんでお芝居をやっていきたい」とそれぞれの目標を語った。
最後に志真は「みなさんがいないと成り立たないものなので感謝しています、お忙しい中お越しいただきありがとうございました」田島は「こうやって繋がれることに感謝しています」深水は「ミニシアターならではの楽しさ、そしてこの文化を閉ざさないようにしたい」とそれぞれ感謝の気持ちを伝え、イベントは幕を閉じた。
シネマ・ジャック&ベティでは25日(金)迄『LAPSE』『光と血』『帰ってきた あぶない刑事』が開催中。次回の全国ミニシアターキャラバンの開催地は北海道にある映画館サツゲキ。詳細は近日公開。
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「BABEL LABEL」とは
BABEL LABELは、ドラマや映画において数々の話題作を生み出し、日台合作映画『青春 18×2 君へと続く道』や映画『正体』を手掛けた監督の藤井道人を筆頭に、映画『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利、藤井とともに監督を務めたNetflix シリーズ「イクサガミ」の山口健人など気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオです。
15周年特設サイト:https://retrospective.babel-pro.com/
公式X:@BABEL_LABELdirs
公式Instagram:@babel_label
<上映予定作品>
映画『LAPSE』(監督:志真健太郎、アベラヒデノブ)©BABEL LABEL
映画『青の帰り道』(監督:藤井道人)©映画「青の帰り道」製作委員会
映画『デイアンドナイト』(監督:藤井道人)Ⓒ2019「デイアンドナイト」製作委員会
映画『ヤクザと家族 The Family』(監督:藤井道人)©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
映画『DIVOC-12』(監督:藤井道人、林田浩川、ナカモトユウ)
©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
映画『ジャパニーズスタイル』(監督:アベラヒデノブ)©2020 映画「ジャパニーズ スタイル」製作委員会
映画『生きててごめんなさい』(監督:山口健人)©2023 ikigome Film Partners
映画『青春18×2 君へと続く道』(監督:藤井道人)©2024「青春 18×2」Film Partners
映画『帰ってきた あぶない刑事』(監督:原廣利)©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
映画『朽ちないサクラ』(監督:原廣利)©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
映画『正体』(監督:藤井道人)©2024 映画「正体」製作委員会
<上映予定劇場>
北海道:サツゲキ
秋田:御成座
新潟:シネ・ウインド
神奈川:シネマ・ジャック&ベティ
群馬:前橋シネマハウス
山形:鶴岡まちなかキネマ
愛知:刈谷日劇
兵庫:元町映画館
京都:出町座
大阪:第七藝術劇場
広島:横川シネマ
大分:別府ブルーバード劇場
鹿児島:ガーデンズシネマ
沖縄:シネマパレット 他
※上映時期、上映作品は各劇場によって異なります。