「TBSドキュメンタリー映画祭2025」人生を揺るがす「ライフ・セレクション」 ラインナップ4作品が解禁!
TBSテレビやTBS系列各局の記者やディレクターが、歴史的事件、現在進行形の出来事、そして市井の人々の日常を追い続け、記録し、情熱を込めて世に送り出してきたドキュメンタリーブランド「TBS DOCS」。その想いが結実した場として2021年にスタートした「TBSドキュメンタリー映画祭」が、2025年も3月14日(金)より東京・名古屋・大阪・京都・福岡・札幌の全国6都市で順次開催されることが決定した。
本映画祭では、社会問題や多様な生き方をテーマにした作品から、アーティストに密着したものまで、多彩なラインナップを上映。今回、多様な生き方や新たな価値観を見つめる「ライフ・セレクション」から人間の尊厳、波乱に満ちた人生や自然との共生、知られざる病気などに迫ったアンコール上映作品など厳選4作品が解禁された。
上映される作品は、2023年11月から2024年10月に国内最大級のニュースサービス「LINE NEWS」に配信された400万本を超える記事の中から、社会課題を工夫して伝えた記事を表彰する<LINEジャーナリズム賞>年間大賞に選ばれた『「安楽死」を考える スイスで最期を迎えた日本人 生きる道を選んだ難病患者』。この取材を担当した西村匡史監督による『彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~』。2022 年、安楽死するためにスイスに渡った迎田良子さん(64)に焦点を当てたドキュメンタリー映画となっている。
プロバスケットボールプレーヤー渡邊雄太。日本人2人目の選手として世界最高峰NBAで6年に渡って活躍するも去年4月、日本のBリーグ参戦を発表。アスリートとしての絶頂期での帰国についての決断と真実、初めて語られる苦悩など、渡邊選手に帰国当日から長期で独占密着したからこそ、見えてくる男の生き様を描いた久米和也監督『渡邊雄太 ~傷だらけの挑戦者~』。
「コヤガタケ」とも呼ばれる八ヶ岳。そこに点在する山小屋を、雑誌「山と溪谷」の表紙を、1年間担当した経験を持つ山岳フォトグラファー・菊地哲男と訪ね、山で暮らす人たちの姿を優しい眼差しで映し出す。過酷な山で生きるとは?丁寧に紡がれた美しい自然と人の姿にその答えが見えてくる。登山動画が話題を呼んでいる女優・一双麻希の参加も魅力、企画:永山由紀子、監督:深澤慎也作品『小屋番 KOYABAN ~八ヶ岳に生きる~』。
突然、もう1人の自分が現れ勝手にしゃべりだす。原因不明、確固たる治療法もなく「悪魔の病」という人もいる「トゥレット症」と闘う患者を密着。浮かび上がってくる社会での生きづらい現状に迫った柳瀬晴貴監督『劇場版 僕と時々もう1人の僕 ~トゥレット症と生きる~』。第61回ギャラクシー賞・報道活動部門・優秀賞や2024年日本民間放送連盟賞・特別表彰部門・放送と公共性・優秀など高い評価を受け、昨年度のTBSドキュメンタリー映画祭2024では名古屋限定上映が大盛況を博し、今回アンコール上映が決定した。
<ライフ・セレクション>
「夢が実現するわ」 笑顔で旅立つ彼女。過酷な境遇と頼らぬ強さ。
『彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~』
監督:西村匡史 ©︎TBS
2022年、迎田良子さん(64)が安楽死するためにスイスに渡った。重い神経難病を患ってきた彼女は死の直前、立ち会った記者に語りかけた。「安楽死することは悲しいことではない。やり残したことは何もないし、本当に幸せな人生だったの。やっと夢が叶うのよ」。過酷な幼少期を経て、度重なる困難にぶつかろうとも、たった独りで人生を切り拓いてきた迎田さん。「誰かに頼って生きるなんて嫌なのよ」。彼女はなぜ人生の終わりに、安楽死を選んだのか。
“正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする” この男の生き方、半端ない。
『渡邊雄太 ~傷だらけの挑戦者~』
監督:久米和也 ©︎TBS
プロバスケットボールプレーヤー渡邊雄太30歳。去年4月、世界最高峰NBAでプレーする権利を自ら破棄し、日本のBリーグ参戦を発表した。アスリートとしての絶頂期に、彼はなぜ帰国を決断したのか?「このままやったら一生バスケットができなくなるかもしれない…」知られざる精神面の異変。シーズン開幕からの度重なるケガ。そして、日本代表のチームメート・八村塁の協会批判に揺れるバスケ界への想い。自らの道をもがきながら切り開いていく、男の生き様とは…。
令和の日本とは思えないほど厳しく、不便な生活。時に死に出くわす生活。だからこそ自由なのだ。
『小屋番 KOYABAN ~八ヶ岳に生きる~』
企画:永山由紀子、監督:深澤慎也(TBS ACT) ©︎TBS
「自分にとって最後の逃げ場が山しかないなと思って…」ある小屋番の言葉だ。都会に疲れて山の仕事を選んだ。山小屋を営むもの、小屋番。このドキュメンタリーでは、「コヤガタケ」と呼ばれるほどに山小屋が多い八ヶ岳を、山岳写真家菊池哲男と巡る。コンビニもない、車もない、自然と向きあう小屋番の日常は「過酷」だ。それでもその「過酷」を選ぶ理由が山にあるという。丁寧に紡がれた美しい自然と人の姿と彼らの言葉は、忙しい現代社会に生きる私たちに優しく響く。
制御不能な“もう1人の僕” 「ヘルプマークあっても変わらない」
『劇場版 僕と時々もう1人の僕 ~トゥレット症と生きる~』
監督:柳瀬晴貴 ©︎CBC
ウーバーイーツの配達員の男性は、幼少期からナゾの病に苦しみ続けていた。突然、もう1人の自分が現れ勝手にしゃべりだす。その病は原因不明、確固たる治療法もなく「悪魔の病」という人もいる。あなたも街ですれ違ったことがあるかも…「トゥレット症」と闘っている人と。第61回ギャラクシー賞や2024年日本民間放送連盟賞で高い評価を受け、TBSドキュメンタリー映画祭2024では名古屋限定上映が盛況を博し、アンコール上映が決定!
第5回「TBSドキュメンタリー映画祭2025」
2025年3月14日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国6都市にて順次開催!
<開催概要>
東京=会場:ヒューマントラストシネマ渋谷|日程:3月14日(金)〜4月3日(木)
大阪=会場:テアトル梅田 |日程:3月28日(金)〜4月10日(木)
名古屋=会場:センチュリーシネマ |日程:3月28日(金)〜4月10日(木)
京都=会場:アップリンク京都 |日程:3月28日(金)〜4月10日(木)
福岡=会場:キノシネマ天神 |日程:3月28日(金)〜4月10日(木)
札幌=会場:シアターキノ |日程:4月開催
公式サイト:https://tbs-docs.com/
公式X:https://x.com/TBSDOCS_eigasai