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ギャレス・エドワーズ監督×BE:FIRST LEO×ロボットクリエイター古田貴之『ザ・クリエイター/創造者』公開記念スペシャルトークセッション!「この映画は私たちの未来を考える大きなきっかけになる」

ギャレス・エドワーズ監督×BE:FIRST LEO×ロボットクリエイター古田貴之
『ザ・クリエイター/創造者』
公開記念スペシャルトークセッション!
「この映画は私たちの未来を考える大きなきっかけになる」

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を手掛け、世界中で高い評価を得たギャレス・エドワーズ監督の最新作にして、『TENET テネット』でも主演を務めたジョン・デヴィッド・ワシントン、『インセプション』などハリウッド大作への出演が続く日本を代表する俳優・渡辺謙が豪華共演を果たす、映画ファン必見のドラマチックS Fアクション超大作『ザ・クリエイター/創造者』が10月20日(金)に劇場公開となる。

今回、ギャレス・エドワーズ監督の来日を記念したトークセッションイベントが開催された。スペシャルゲストとして、新時代のダンス&ボーカルグループBE:FIRSTのメンバーLEOと、ロボットクリエイターの古田貴之教授が登壇し、本作で描かれる“AIと人間の未来”を熱く語り合った。

まず、MCから本作をいち早く鑑賞したLEOと古田に対して「監督に伝えたい思いはありますか?」と質問すると、LEOは「ローグワンからギャレス監督の作品を見ていて、本作も予告編の段階からすごく楽しみでした。本編を見たとき、僕はちょうど正義ってなんなんだろうと考えている時期で、その時に運良く観させていただいて、おかげで色々なことを考えさせられました」と語った。

古田教授は「監督に尊敬と敬意を評して、「スーパーオタク」と言わせていただきます。というのも、本作で描かれるAIやロボットの技術的な描写が、研究者から見て全く正しいんですよ。どうしてAIが自我をインストールされるのか、といったことまで、実際に研究されている技術に則って描かれている。ギャレス監督、学会で研究してました?」と研究者ならではの視点で本作を語り、会場からは笑いが起こった。古田は「その意味で、本作はファンタジーでも作り物でもなく、ドキュメンタリーなんです。もう、学会推奨の教育ビデオにして、学生に見せることを義務付けたい」と続け、本作のAIやロボットの描き方のクオリティの高さを強調した。

次に、撮影の裏話に関して。ギャレス監督は「俳優には、ロボットの役を演じてもらうということをあらかじめ言わなかった。というのも、人間らしさのあるAIという存在を演じてもらいたかったから。リラックスして、自然な人間の行動をとってもらいたかったんです。最終的には、ドキュメンタリーチックな自然なものを求めていましたから」と語り、興味深いエピソードに客席からは感嘆の声が漏れた。

LEOがギャレス監督に「本作はまさに今作るべき、今見るべき映画だと思いました。監督はそこを意識して本作を撮ったんですか?」と聞くと、ギャレス監督は「タイムリーだと感じてもらえて幸いですが、本作が撮られるのは5年前でも20年前でもタイムリーなんです。人間は自分たちと違う存在やスーパーパワーに対する恐れを常に抱いていて、そうした存在を排除し続ける。人間は同じ行動を繰り返す生き物なんです。本作では、そのことを描くために、AIを我々と異なる存在のメタファーとして置きました。」と、監督自身が本作で描きたかったテーマを語った。

さらにギャレス監督は「この作品では、AIにとって人間は悪者。個人的に良くないと思っているのが、人間は現在、自我を持たないAIを奴隷として扱っていること」と語り、古田に「自我を持つAIはいつ実現すると思いますか?」と質問。古田は「もうすぐ現れて、私たち人間と共存することになる。人間とAIが共存することに関して、私たちは今まで深く考えてこなかった。だいたい、それを描いた作品って浅い話が多いんです。でも本作では、AIと人間が共存するという過程のもと、何が起こるのか、人種問題とも似ているこの問題を、深いレベルで描いている。とくにみなさん注目して欲しいのが、AIが自我をインストールされる技術の謎が描写されているところ。ここを見つけるのが宿題です。」と、AIと人間の未来について、観客に向けたメッセージとともに語った。

最後に、これから本作を観る日本のファンに向けてのメッセージ。レオは「色んな年代に観てほしいし、色んな感情を持ち帰って考えてほしい。本作はただの映画ではなく、人生の教科書です」古田は「10年後の技術や未来を見たいなら、本作を観なきゃいけない。我々の気づかない、新しい問題を私たちに問いかけてくれて、私たちの未来を考える大きなきっかけになると思う」ギャレス監督は「本作は感情に訴えかける作品で、初期バージョンをビジュアルエフェクトの技術者たちに見せたら、目を真っ赤にして涙していました。これは映画作家としてご褒美をいただいた気持ちです。それと、本作の撮影で最後に来たのが東京なんです。そして、本作の私のラストの記者会見も東京。最後は東京で私の旅を終えられて良かったです。ありがとうございます」と満足げに語り、トークセッションは終始和やかなムードで幕を閉じた。

     

【ストーリー】
2075年、人を守るはずのAIが核を爆発させた——人類とAIの戦争が激化する世界で、元特殊部隊の〈ジョシュア〉は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向かう。だがそこにいたのは、純粋無垢な超進化型AIの少女〈アルフィー〉だった。そして彼は“ある理由”から、アルフィーを守りぬくと誓う。やがてふたりが辿りつく、衝撃の真実とは…。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督×『TENET テネット』の主演俳優×渡辺謙。近未来の世界、そして日本を舞台に描かれる感動のSFアクション超大作、開幕。

【キャスト】
ジョン・デヴィッド・ワシントン、渡辺謙、ジェンマ・チャン、アリソン・ジャネイ、マデリン・ユナ・ヴォイルズ

【スタッフ】
監督・脚本:ギャレス・エドワーズ

原題:The Creator
© 2023 20th Century Studios

公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/mov…
Twitter:https://twitter.com/20thcenturyjp
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10月20日(金)全国劇場にて公開