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【プロが見たこの映画】文学系女子が語る「知識ゼロでも露伴を楽しめた訳」/『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

始めに伝えておくと、私は「ジョジョの奇妙な冒険」を読んだことがなく、テレビドラマ「岸辺露伴は動かない」も話題になっていたことは知っていたのだが、原作を知らないしなぁと思って見ていなかった。

では、なぜ映画は観ようと思ったのか。
理由は単純で、舞台があのルーヴル美術館だったからだ。
大学時代にヨーロッパに行ったことをきっかけに、西洋の絵画や建築物に魅了されてしまった私は、近場で企画展が開催していれば必ず訪れるほどすっかり西洋絵画にハマってしまった。(もちろん、先日まで国立新美術館で開催されていた「ルーヴル美術館展」にも行った)
だから、本作の撮影が実際にルーヴル美術館で行われたと知り、少しでもルーヴルの雰囲気を味わいたい!と思い、観に行くことにしたのだ。
そのため、正直に言うと、内容にそこまで関心を抱いていたわけではなかった…。

しかし、気づくと自分でも驚くぐらいストーリーと世界観にのめり込んでしまっていたのである!
続編作品の映画を知識ゼロで観る場合に懸念する点といえば、世界観とキャラクターについていくことができるのかということだろう。
本作においては知識ゼロでみるからこそ、むしろそれらを知っていく喜びとおもしろさがあったのだ

例えば、かの有名な岸辺露伴の「人を本で読む」という特殊能力は文字面だけではよくわからなかったが、実際にその光景を目の当たりにすると、これがあの“ヘブンズ・ドアー”か!と興奮したし、独特な考え方や、クセ強めな喋り方など彼のことを徐々に掴んでゆく楽しさがあった。
全然その気はなかったのに、これほど露伴のことに興味が湧いてしまったのは、恐らく高橋一生がものすごくハマり役だったからだろう。漫画原作の濃いキャラクターを実写化する際はどこか非現実的な雰囲気が消えない場合もあるが(それをそれで良い)、高橋一生が演じる露伴は本当にどこかで生きているのではないかと思えるくらいリアリティがあったため、普段からあまりアニメや漫画に触れない私でももっと彼のことが知りたくなった。

もちろん、期待していたルーヴル美術館の雰囲気や絵画も見ることができて、こちらも大満足。
印象的だったのは、美しい館内の天井画や絵画は斜め下から仰ぎ見るように撮られていたことだ。それにより、芸術品たちの美しさがより一層際立っているように感じた。
これから映画を観る方は、ぜひそんな画の角度にも注目していただきたい!

ということで、今最も興味のある人物=岸辺露伴になってしまった私は、現在配信されているドラマを見返し中。最近は、露伴と担当編集者である泉京香とのテンポの良いやり取りがたまらなく好きだ。
思えば、続編作品をいきなり映画館でみるということは初めての経験だったが、知識ゼロだからこその楽しみ方があることを知ることができ、少し人生得したような気分になった。

 

真面目が取り柄の文学系女子 kimurama

 

 


『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』全国公開中
監督:渡辺一貴
出演:高橋一生、飯豊まりえ、長尾謙杜、安藤政信 ほか
(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

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