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『アップグレード』公開記念! 清水崇監督×大森望氏スペシャルトークショー実施!

清水崇監督×大森望氏
『アップグレード』
トークイベント実施!

0926オフィシャル①

『ゲット・アウト』、『セッション』など数多くの人気作を手掛ける気鋭のプロデューサー ジェイソン・ブラムと『ソウ』シリーズの脚本や出演、『インシディアス 序章』で監督デビューを果たした多才なクリエイター リー・ワネルがタッグを組み完成した、映画『アップグレード』の公開がいよいよ来週に迫っている。

本作の公開を記念し、映画監督の清水崇氏と翻訳家・書評家の大森望氏を招いたスペシャルトークイベントを実施した。

試写会で2回も観たというほど本作に惚れ込んだ清水監督は「単純にシンプルに面白かった。古き良き80年代が舞台のストレンジャー・シングスとかブームになっていますけど、ブームになっている割にそうじゃなくね?っていう感じもあるんです。実際に80年代に青春を過ごしてきたので、『アップグレード』はその当時の匂いがするんです。ターミネーターやロボコップのような」とその理由を熱く話した。

大森氏は「AIをテーマにしたものってまたここ最近凄く流行ってて。ターミネーター以降ですけど、AIの反乱ものっていう作品はたくさんあるのでまたそのパターンだろうなと思ってたら、新しいアイディアがいっぱい入ってて、体の中にAIがいて自分の体の制御が乗っ取られるっていうアイディアがとても面白くて、それがアクションの見せ方と結びつくところが肝かなと思います。普通の人間にはできない気持ち悪い動きをかっこよく見せる映画」と分析。

気に入った描写について大森氏は「主人公のグレイが冒頭でファイヤーバード=不死鳥という名の車を修理しているんだけれど、今度は事故から自分が不死鳥のごとく蘇る話になるっていうのが描かれている」と指摘し会場のお客さんを驚かせた。

0926オフィシャル②

ハリウッド作品としては制作費が約五億円というかなりミニマムな予算で制作されたことを聞いた清水監督は「凄いです、巧いんですよ」と予算の少なさを感じさせない演出を称賛。大森氏も「ジェームズ・キャメロンはお金がないからいかにしてアイディアと自分の得意なSFの部分と話の面白さで作ったのがターミネーター、それに似ている」と過去の名作と比べた。俳優に着けたカメラの映像などを駆使した斬新なアクションシーンも見どころだが、大森氏は「アクションに新しい次元の動きを付け加えた感じ」、清水監督も「凄いアクションなのに体が操られてるから顔が戸惑ってて、すごい演技だなと思った」と印象を語った。

今やジャンル映画界に欠かせない存在の「ブラムハウスプロダクションズ」を立ち上げた“恐怖の工場長”ジェイソン・ブラムに清水監督はジェイソン・ブラムに会ったことがあるらしく「5年くらい前に日本の原作のものでプレゼンしに彼の自宅に行ったんだけど、彼も乗り気でやろうということになった」そうだが、「彼がこれでやろうと提示した予算ではできない」と念願のタッグは叶わなかったそう。終始笑いの絶えないトークイベントとなった。

アップグレードポスター

【あらすじ】
近未来。グレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は妻のアシャ(メラニー・バレイヨ)と仲睦まじい日々を送っていた。しかしある日、謎の組織に襲われ、最愛の妻を失い、自身も全身麻痺の重症を負ってしまう。失意の中、巨大企業の科学者がある提案をされる。彼の目的は、実験段階にある「STEM」と呼ばれる最新のAIチップを人体に埋めることだった。手術の結果、グレイは再び体を動かすことができるようになる。そればかりか、「STEM」に身をゆだねると人間離れした動きができるようになり、人間を超越した身体能力を手に入れてしまう。さらに、「STEM」は頭の中の相棒としてグレイと対話するようになる。身体能力を<アップグレード>されたグレイは手に入れたこの力を駆使して「STEM」と共に妻を殺害した組織に復讐を誓うのだがー。

【キャスト】
ローガン・マーシャル=グリーン、メラニー・バレイヨ、スティーブ・ダニエルセン、アビー・クレイデン、ハリソン・ギルバートソン、ベネディクト・ハーディほか

【スタッフ】
監督・脚本:リー・ワネル

原題:UPGRADE 
製作:ジェイソン・ブラム
配給:パルコ
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS 

公式サイト:http://upgrade-movie.jp/

10月11日(金)より他全国公開!