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スターサンズ代表・河村光庸氏が心不全のため死去。享年72。

河村光庸(撮影/高橋定敬)

映画会社スターサンズ代表取締役社長の河村光庸氏が、6月11日に心不全のため死去された。享年72。遺族の意向により 葬儀は近親者のみで執り行い、仕事とお酒と賑やかな事が好きだった故人への餞として、後日小さなお別れの会が行われる予定とのこと。

1949年8月12日生まれの河村氏は、2008年にスターサンズを設立。2012年に製作・配給をした『かぞくのくに』(ヤン・ヨンヒ監督)で同年の映画賞を席巻した。その後も精力的に映画製作を続け、2017年には『あゝ、荒野』(岸善幸監督)が日本アカデミー賞(最優秀主演男優賞) 受賞のほか、各賞の話題を集めた。

その後も『宮本から君へ』(真利子哲也監督)、『ヤクザと家族 The Family』(藤井道人監督)、『空白』(吉田恵輔監督)、『i-新聞記者ドキュメント-』(森達也監督)、『パンケーキを毒見する』(内山雄人監督)、『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)、『人と仕事』(森ガキ侑大監督)などを数多くの作品をプロデュースし、世に送り出してきた。2019年に公開した『新聞記者』(藤井道人監督)が、日本アカデミー賞で作品賞を筆頭に6部門で優秀賞を獲得した。また自身も同作のプロデュースで2019年度藤本賞他各賞を受賞している。

最新作は、企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務める『ヴィレッジ』(藤井道人監督)の公開が2023年に控えている。

「スターサンズ映画祭」(2021年)に登壇した河村氏

 

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