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パルム・ドールは『Triangle of Sadness』!是枝監督作品『ベイビー・ブローカー』は男優賞を受賞!【第75回カンヌ国際映画祭】


文:大西D(ヒカセン兼業ライター)

第75回カンヌ国際映画祭の結果が日本時間の今朝発表された。最高賞のパルム・ドールを受賞したのはスウェーデン人監督のリューベン・オストルドン監督作品『Triangle of Sadness』が受賞した。

『Triangle of Sadness』は超金持ち用のクルーズ船が沈没し、そこに乗船していたファッションモデルを含め生存者が島に閉じ込められるというストーリー。ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ウディ・ハレルソンらが出演している。リューベン・オストルドン監督と言えば『フレンチアルプスで起きたこと』がカンヌで審査員賞を受賞。そして前作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』はパルム・ドールを受賞しており、これで2作品連続でパルム・ドールを受賞したことになる。

また日本で注目を集めていた是枝監督作品『ベイビー・ブローカー』は主演のソン・ガンホが男優賞を受賞。赤ちゃんポストを介して出会った人々が織りなす物語を描いた作品で、ソン・ガンホは古びたクリーニング店を営むも借金に追われるサンヒョンを演じている。監督賞はパク・チャヌクが受賞。『オールド・ボーイ』ではグランプリを、『渇き』では審査員賞を受賞し、今回は監督賞の受賞となった。

今回特別に設けられたカンヌ75周年特別賞はダルデンヌ兄弟の『Tori and Lokita』が受賞。ダルデンヌ兄弟は過去にパルム・ドールを2回、他にもグランプリや脚本賞、監督賞を受賞しており、まさにカンヌ国際映画祭の申し子と言える監督と言えるだろう。

3年ぶりに5月に開催され、コロナの規制もかなり緩和された中で運営された今回のカンヌ国際映画祭。その試みは無事に成功したようだ。受賞結果は以下の通り。

パルム・ドール
『Triangle of Sadness』

グランプリ
『Close』
『Stars at Noon』

監督賞
パク・チャヌク 『Decision to Leave』

男優賞
ソン・ガンホ 『ベイビー・ブローカー』

女優賞
ザール・アミール・エブラヒミ 『Holy Spider』

脚本賞
『Boy from Heaven』

審査員賞
『The Eight Mountains』
『EO』

カンヌ75周年特別賞
『Tori and Lokita』

名誉パルム・ドール
トム・クルーズ
フォレスト・ウィッテカー

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