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映画『さがす』舞台挨拶レポート!満を持して、主演・佐藤二朗が公開後初登壇!

佐藤二郎主演
『さがす』

満を持して、主演・佐藤二朗が公開後初登壇!

長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』が国内外から高い評価を受けた片山慎三監督最新作で佐藤二朗主演の映画『さがす』が公開中。3月12日(土)にテアトル新宿にて主演の佐藤二朗、映画評論家・松崎健夫による舞台挨拶が行われた。

指名手配犯を見たと告げた翌日、忽然と姿を消した父と必死に父を捜す娘の姿を描いた本作は、すべての予想を裏切るストーリーが展開される唯一無二の衝撃作。父・原田智を演じるのは俳優・佐藤二朗。智の娘・楓には映画『空白』で古田新太の娘役や「おかえりモネ」が話題の伊東蒼。指名手配中の連続殺人犯・山内照巳に清水尋也、自殺志願者・ムクドリ役で森田望智が出演。

1月21日(金)より全国23館で公開された本作は、興行通信社の発表するミニシアターランキングでは実写では4週連続となる第1位に輝く快挙を達成し、すでに観客動員数5万7千人を突破。SNSや各メディア上でも絶賛評が相次ぎ、観客の後押しを受け、2月18日(金)から拡大公開。上映館数はのべ90館に迫る大ヒットを記録中!

3月12日(土)には、テアトル新宿で主演の佐藤二朗と映画評論家の松崎健夫が登壇するトークイベントが実施された。公開後約2カ月にして、いまだ満席をキープ中の本作。これに佐藤も「今日もこんなにお客さんに入っていただき…舞い上がっています!」と感無量。本作に参加しようと思った心境について「脚本を読んだときに『これはバケモンだ』と思った。演じる上ではメンタル的にきついことになるだろうとは思ったけれど、そんな気持ちを粉砕するくらいに『やりたい』という思いが大きかった」と改めて振り返った。

その予感通り、撮影期間中はメンタル的にも相当落ち込んでいたという。その理由については「コミカルな役柄やクセの強い役が多かったけれど、今回の原田智はそのどちらでもないどこにでもいそうな関西のオッチャン。そんなオッチャンが誰も経験したくないような過酷な状況に追い込まれる。演じる上では佐藤二朗を消して、原田智と同じ状況に自分の気持ちを置こうと思った」と智というキャラクターに没頭したためだと説明した。

複数の作品にまたがり出演する福田雄一監督作品などの影響から、佐藤には喜劇が得意な俳優というイメージがあるが、「パブリックイメージも大事だけれど、僕に限らず俳優は本当に色々な役ができる。自分としても様々な役柄を差別なくやりたいという気持ちがあるので、クセのある役、ない役、狂気的な役、そのすべてを全力でやりたい。もちろん濡れ場もラブシーンも…いや、これ以上は話すのをやめましょう」と笑わせつつ、「お仕事があるのは嬉しいことだけれど、今年で僕は53歳になるので、『さがす』のように一つの役をゆっくりと見つめることもやってみたい」と役者としての現在の心境を明かした。

娘・楓を演じた伊東蒼については「彼女は怪物!」と恐るべきセンスの持ち主だと絶賛し「終盤に対峙するシーンでは、蒼ちゃんに引っ張られた部分もあるし、負けていられないとも思った」と刺激を受けたようで「普段は可愛らしい聡明なお嬢さん。頭もセンスもいい。親御さんの育て方がいいのか、人間としてもちゃんとしている。あの子の将来が楽しみ。自分の監督作に出てほしいと思うくらいです」と、その人間性と才能にベタ惚れしていた。

最後に松崎は『さがす』について「2022年ベストワン邦画という気持ちは今も変わらず。今年いっぱいずっと応援していきたい」と猛プッシュ。主演の佐藤も「このような映画こそ、見捨てないで欲しいし、『さがす』に関しては今のところ皆さんに見捨てる気がなさそうなのでありがたいです。SNSや口コミでどんどん広げてほしい。僕はエゴサするタイプなので、佐藤二朗の“朗”の字だけは間違えないで」と、本作のさらなる広がりをユーモア交じりに期待していた。

映画『さがす』はテアトル新宿ほか全国公開中


【ストーリー】
大阪の下町で平穏に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、 智は煙のように姿を消す。ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る 楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった―。

【作品概要】
出演:佐藤二朗/伊東蒼 清水尋也/森田望智 石井正太朗 松岡依都美/成嶋瞳子 品川徹
監督・脚本:片山慎三
共同脚本:小寺和久 高田亮
音楽:髙位妃楊子
製作:アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents
製作協力:埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
製作幹事・制作・配給:アスミック・エース
配給:パルコ ユニバーサル映画配給:パルコ ユニバーサル映画
©2022『さがす』製作委員会

公式HP:https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/

テアトル新宿ほか全国公開中

 

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