第72回ベルリン国際映画祭結果発表!スペイン人女性監督カルラ・シモン作品が金熊賞を受賞!
世界三大映画祭である第72回ベルリン国際映画祭の結果が発表された。スペイン人のカルラ・シモン監督作品『Alcarras』が最高賞である金熊賞を受賞する結果となった。
『Alcarras』はカタルニア地方のアルカラスという土地を舞台に、桃農園を経営する一家が、土地の権利書を所有していなかったために土地を追われる決まり、その最後の夏を過ごす様子を描いた作品。カルラ・シモンは前作「悲しみに、こんにちは」では自身の体験をもとに思春期の少女の心の機微を描き、ベルリン国際映画祭で新人賞を受賞するなど今注目の女性監督。
またカンヌ国際映画祭のジュリアン・デュクルノー、ヴェネツィア国際映画祭のオードレイ・ディヴァンに続いてベルリンも女性監督の作品が最高賞に輝くという結果になった。
他の部門ではベルリン国際映画祭では常連のホン・サンス監督作品『The Novelist’s Film』が審査員大賞を受賞。前々作『逃げた女』では監督賞を、前作『イントロダクション』では脚本賞を受賞しており、これで3作品連続でベルリン国際映画祭で受賞する結果になった。
また栄誉金熊賞は昨年の東京国際映画祭で審査員長を務めたイザベル・ユペールが受賞した。
なお、各部門の受賞結果は以下の通り。
金熊賞
★『Alcarras』(カルラ・シモン監督)
監督賞
★クレール・ドゥニ 『Fire』
主演俳優賞
★メルテム・カプタン 『Rabiye Kurnaz vs. George W. Bush』
助演俳優賞
★ローラ・バスキ 『Before, Now & Then』
審査員大賞
★『The Novelist`s Film』(ホン・サンス監督)
審査員賞
★『Robe of Gems』(ナタリア・ロペス・ガヤルド監督)
脚本賞
★『Rabiye Kurnaz vs. George W. Bush』(ライラ・シュティーラー)
芸術貢献賞
★『Everything Will Be OK』(リティ・パニュ)
栄誉金熊賞
★イザベル・ユペール
- 軽快なシャンデリア・アクションは必見!『アンチャーテッド』トムホの冒険が今、始まる!!
- 映画『流浪の月』広瀬すず×松坂桃李 “許されないふたり”の絆の行方は― 5月13日に全国公開決定!特報映像&ティザービジュアルも解禁!