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ニコラス・ケイジがアカデミー賞に候補入りするかも!?賞レース前半戦を勝手に振り返る①

2022年になりました。新年の年明けから春先ぐらいまでの時期に映画の情報を集めていると、どうしても目にするのが賞レースの結果。現在アメリカは賞レースシーズン真っ只中。ちなみに今年の賞レースでは日本映画も躍進している。

そこでこの記事ではここまでの賞レースを振り返りつつ、その先にあるアカデミー賞に向けて、「どこよりも早い第94回アカデミー賞展望」を2回に分けて実施。大きな注目を集めている日本映画『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞作品賞に候補入りするかどうかについても述べていこうと思う。アカデミー賞が好きな筆者による気が早すぎるこの企画を暖かく見守ってほしい。

第1弾はここまでの賞レースの振り返りから。

★賞レースは『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の独壇場
ゴールデン・グローブ賞や各組合賞など、アカデミー賞の結果に直結するような重要な賞は年明け以降の発表になるが、ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市の批評家賞はいくつか発表されている。小さな都市の批評家賞も含めると既に結構な賞が発表されているが、率直な印象としてはとにかく『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が強い。

『ピアノ・レッスン』などで知られるジェーン・カンピオン監督作品である本作はヴェネツィア国際映画祭でも大絶賛されたが、その勢いそのまま、賞レースでも連勝を続けている。シカゴ映画批評家賞を始め、現在発表されている批評家賞を軒並み受賞している。特に監督賞とベネディクト・カンバーバッチの主演男優賞はオスカー受賞最有力だ。

対抗馬として考えられる作品は『ベルファスト』だろうか。トロント国際映画祭で観客賞を受賞。ケネス・ブラナーの自伝的要素の強い映画が現状は2番手だ。

アカデミー賞作品賞は10本の枠があるが、上記2本以外に入りうる作品として可能性が高いのは名作ミュージカルのリメイクである『ウエスト・サイド・ストーリー』、フィリップ・シーモア・ホフマンの忘れ形見が主演の『Licorice Pizza』、サンダンス映画祭で好評だった『コーダ あいのうた』、実在の姉妹テニスプレイヤーの父を描いた『ドリームプラン』あたりだろうか。

★気になる演技部門の注目は“ニコケイ”!
誰がオスカーを取るのか、毎年多くのファンが注目する演技部門。既に『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のベネディクト・カンバーバッチが受賞確実と言われている主演男優賞だが、この賞レースシーズンに評価を爆上げしている俳優がいる。ニコラス・ケイジである。近年はB級を超えて、C級映画への出演が目立つ彼。そんなイメージが強いためか、アカデミー賞にはあまり縁がないように思われがちだが、『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞を受賞し、『アダプテーション』でも候補入りするなど、時折(?)誰もがあっと驚くような名演技を披露するのだ。

そんな彼だが最新作『Pig』でアカデミー賞候補入りが期待されている。妻を亡くし、森の奥深くで愛豚と共に隠者同然の生活を送っている元料理人を演じており、ニコラス・ケイジの演技が絶賛されている。賞レースが始まるまで全く注目されていなかったニコケイだが、ここに来てアカデミー賞候補入りを期待する声が一気に高まってきた。

まだまだ重要な賞が多く発表される2022年1月〜3月だが、是非ともニコケイに注目していただきたい。

★子役のスターはオスカー女優になれるか?
もう一人注目の人をあげるのであれば『スペンサー』でダイアナ元王妃を演じたクリステン・スチュワートではないだろうか。現在主演女優賞は彼女が最も受賞に近い位置にいると言われている。ここまでの賞レースでも着実に勝利を積み重ねている。

『パニック・ルーム』でジョディ・フォスターの子役として注目され、その後は『トワイライト』でブレイク。共演のロバート・パティンソンとの交際でも話題になったが、地震の不倫騒動で破局に。近年は演技派女優としての印象がかなり強くなっている彼女だが、アカデミー賞とは無縁。そんな彼女が演じたダイアナ元王妃の演技が大絶賛を集めており、今や受賞最短距離。子役時代から彼女を知る人にとっては感慨深いものがあるのではないか。

『パニック・ルーム』では12歳だった彼女も気がつけば31歳。子役から円熟味を増した演技派女優になったスチュワートに注目だ。

第94回アカデミー賞授賞式は現地時間3月27日に開催。

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