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スピードワゴン小沢が寺山修司氏の魅力について熱く語る『日の丸~寺山修司 40 年目の挑発~』 公開記念イベント

スピードワゴン小沢が寺山修司氏の魅力について熱く語る
映画『日の丸~寺山修司 40 年目の挑発~』 公開記念イベント

1967年に放送され、放送直後から抗議が殺到、閣議でも偏向番組、日の丸への侮辱として問題視され、郵政省がTBSを調査するに至った、TBSドキ ュメンタリー史上、最大の問題作と呼ばれた作品が、半世紀の時を経て現代に蘇る。『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』が2月24日(金)より角川シネ マ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開する。

公開を記念して、都内にて2月9日にイベントが実施された。登壇したのは、本作のメガホンをとった佐井大紀監督と、年間100冊以上の本を読み、作家・寺山修司を人生の教科書としていたというスピードワゴンの小沢一敬。作家・寺山修司 が、56年前の1967年2月9日にテレビという公共の電波を使った壮大な実験番組「日の丸」。それを佐井監督が半世紀の時を経て2022年の現代にリブードさせた本作。過激で挑発的な街頭インタビューを行った「日の丸」という番組に込めた、寺山修司さんの問題定義そしてトリックとは?そして没後 40周年を迎えた今なおも人気を誇る寺山修司さんの魅力について語りつくした。

佐井監督は、登壇早々「大丈夫でしたかね?嫌な気持ちになっていたりしてないですかね?」と少し不安げ気な様子で客席を見まわし、「みなさん、今僕の目を見てくださっているので少し安心しています」とほっとした様子で挨拶。スピードワゴンの小沢は「寺山修司さんを子供の頃から好きだったけど、こういう番組を作られているとは知らなかったので、いろいろな意味でおもしろい体験をさせて頂いて、嬉しい時間でした」とと本作の感想を述べた。

ここから2人は、寺山修司の魅力について熱いトークを繰り広げた。特に盛り上がったのは、寺山のインタビューの仕方についてだ。「あれを真似してやってたら、本当にあの喋り方になっちゃうんですよ」と寺山のインタビューのマネをしながら言う小沢に、佐井監督も「クセになっちゃいますよね」と共感。また、佐井監督は「あの無機質に聞くやり方は、当時のディレクターたちが考案したシステムですけど、挑発された感じがするし、聞かれている人間と感情の交換ができないから、本当にその人の心の中のものしか出てこなくなるんですよね。その結果、出てきた表情や言葉を紡いでいくというところが、このドキュメンタリーのテーマであり、一番重要な部分なんです。」と述べた。それについて小沢は、「間髪入れずに聞くことで、反射的に出てくる言葉を引き出そうとしている。それを当時、意図して作り上げたスタッフがすごいですよね」と感嘆の声をもらした。

また、寺山修司はインタビューを通してどんな問題提起をしていたと思うか?という質問に対して、小沢は「僕の勝手なイメージですけど、寺山さんは問題提起はしていないと思う。「答えはないけど、あなたはどう思う?」というような、世の中のいろいろな視点から見ることで得る楽しさをいつも寺山さんは教えてくれていると思うんですよね」と感慨深げに話した。

最後に、これから映画を観る人向けてのメッセージとして、小沢は「映画って、娯楽として面白い映画とか、考えさせられる映画とかいろいろあると思うんですけど、この映画がどのジャンルにあてはまる映画なんだろうっていうのを確かめに、皆さん映画館に観に来てください」と語った。佐井監督は「「日の丸」というすごくセンシティブで、皆があまり普段語ろうとしないようなテーマを扱っている映画ではあるんですけれども、この映画を観た帰りに、お酒でも飲みながら、日の丸についてどう思う?日本についてどう思う?ということを、ラフに話せるきっかけになるような映画になればいいなと思っています」と作品への想いを伝え、イベントは終了した。

今回ムービーマービでは、映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』のムービーマービー試写会に30様をご招待します!

下記の応募方法に沿ってご応募ください!

<応募方法>

■日時
2月17日(金)18:00開場/18:30開映

■場所
TCC試写室(東京都中央区銀座8丁目3番先 西土橋ビル102号 ※地下1階)

■応募締切
2023年2月1日(月)23:59まで 

■当選人数
30名様

■当選発表
当選者の発表は、応募頂いたTwitterアカウント宛にDMにてご連絡させていただきます。

■応募手順
ムービーマービーのTwitterアカウント「@MovieMarbie」をフォロー

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応募完了

 

 

【出演】
高木史子、村木眞寿美、金子怜史、安藤紘平、今野勉
語り:堀井美香、喜入友浩(TBSアナウンサー)

【スタッフ】
監督:佐井大紀
企画・エグゼクティブプロデューサー:大久保竜
チーフプロデューサー:松原由昌
プロデューサー:森嶋正也、樋江井彰敏、津村有紀
総合プロデューサー:秋山浩之、小池博
TBS DOCS事務局:富岡裕一
協力プロデューサー:石山成人、塩沢葉子
製作:TBSテレビ
配給:KADOKAWA
©TBSテレビ
公式サイト:hinomaru-movie.com

2月24日(金) 角川シネマ有楽町、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開