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連続受賞なるか!?映画『泣く子はいねぇが』シカゴ国際映画祭受賞結果が24日発表!

サン・セバスティアン国際映画祭に続いて受賞なるか!?
『泣く子はいねぇが』
シカゴ国際映画祭受賞結果が24日発表!!

釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価された佐藤快磨監督が完全オリジナル脚本で挑んだ『泣く子はいねぇが』は、秋田県・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描く。大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人公たすくを演じるのは、個性溢れる 表現力で注目を集める演技派俳優、仲野太賀。そして妻ことね役の吉岡里帆、親友の志波役の寛一郎に加え、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派俳優が 集結。平成生まれの新たな才能・佐藤監督を確かな演技で支え、物語を彩り魅了する。

先月行われたサン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞し、また現在開催中(現地時間10/14〜10/25)の第56回シカゴ国際映画祭ではニュー・ディレクターズ・コンペティション部門に出品されている『泣く子はいねぇが』。シカゴ国際映画祭は1964年に創設され、国際コンペティション部門を持つ映画祭として北アメリカで最も古い歴史を誇り、過去にマーティン・スコセッシ、ヴィム・ヴェンダースなどの後に名監督と呼ばれる監督たちが賞を獲っているなど由緒ある映画祭でもある。同映画祭にはインターナショナル長編コンペ作品に河瀨直美監督『朝が来る』(主演:永作博美)、西川美和監督『すばらしき世界』(主演:役所広司)も出品され、日本時間10月24日(土)0:00に発表される受賞結果に期待が高まっている。

『泣く子はいねぇが』は佐藤監督の劇場デビュー作でありながら、先月行われたサン・セバスティアン国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門にて最優秀撮影賞を受賞し、大きな注目を集めたことも記憶に新しい。撮影監督の月永雄太は「男鹿半島の海、そして「ナマハゲ」がいる街の景色は強烈で、それを見た時にとても良いものが撮れるのではないかという印象を持ちました。撮影では、そんな男鹿の良さをなんとか出そうと意識し、現地で私が肌で感じたものを形にできればと思っていましたので、それが少しでも皆様に届けばと思っております。」と一人でも多くの観客に秋田県男鹿半島で誕生した本作の魅力を届けたいとコメント。26日(月)の受賞式を前に本作の注目ポイントを紹介したい。

★注目ポイント①海外で評価された秋田県・男鹿半島の美しい風景!



本格的に映画制作が動き出す前から足しげく男鹿半島に通い、取材と並行しながらロケハンを重ねてきた佐藤監督。実際にその場に立つことで映像が浮かんでいき、その場所ありきで脚本を書き進めたこともあるほど。海に面した岩場、広く開けた浜辺など、作品の中でも印象的なシーンで登場する。サン・セバスティアン国際映画祭の審査員たちの心を鷲掴みにした男鹿の美しい風景を大きなスクリーンで味わってほしい。

★注目ポイント②これからの日本映画界を担う、次世代のクリエイター達が集結!

本作は佐藤監督や主演の仲野太賀、作品を支えるプロデューサーの大日向隼、伴瀬萌、古市秀人の平均年齢が29歳という若いチームが挑んだ意欲作。大日向は「若者の成長を描いた物語に合わせ、制作のスタッフィングも意図的に若手中心に固めた。佐藤監督はスタッフの意見やアイデアを素直に聞き、良いと思ったことをどんどん取り入れていくことができるタイプの人なので、ディスカッションを楽しみながら、一緒に現場を作っていけるスタッフが良いと思った。」と語る。実際、作品と真摯に向き合う佐藤監督の姿勢に導かれたかのように熱気が溢れる現場で、撮影を終えたキャストか「こんなに幸せな現場はめったに出会うことがない」という熱いメッセージが寄せられるほど。佐藤監督をはじめとした制作チームの熱量は、作品に“若さ”という熱いエネルギーを吹込み、“今”を生きる若者の魂の叫びをリアルに描いた作品が誕生した。この熱量は日本のみならず世界の観客にも届くはずだ。


【あらすじ】
秋田県・男鹿半島で暮らす、たすく(仲野太賀)は、娘が生まれ喜びの中にいた。一方、妻・ことね(吉岡里帆)は、子供じみていて 父になる覚悟が見えないたすくに苛立っていた。大晦日の夜、たすくはことねに「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に例年通り参加する。しかし結果、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま全裸で男鹿の街へ走り出す。そしてその姿がテレビで全国放送されてしまうのだった。ことねには愛想をつかされ、地元にも到底いられず、逃げるように上京したものの、そこにも居場所は見つからず、くすぶった生活を送っていた。そんな矢先、親友の志波(寛 一 郎)からことねの近況を聞く。ことねと娘への強い想いを再認識したたすくは、ようやく自らの愚行と向き合い、地元に戻る決意をする。だが、現実はそう容易いものではなかった…。果たしてたすくは、自分の“生きる道”、“居場所”を見つけることができるのか?

【キャスト】
仲野太賀、吉岡里帆、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎 ほか

【スタッフ】
監督・脚本・編集:佐藤快磨

企画:是枝裕和
エクゼクティブ・プロデューサー:河村光庸                 
プロデューサー:大日向隼、伴瀬萌、古市秀人        
企画協力:分福
制作プロダクション:AOI Pro.                             
配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ              
製作:『泣く子はいねぇが』製作委員会

©2020「泣く子はいねぇが」製作委員会
公式ホームページ:https://nakukohainega.com/
Twitter:https://twitter.com/nakukohainega
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