映画史に残る素晴らしき“改造車”たち④『トランスフォーマー』(2007)
今週末に公開される映画『ジョン・デロリアン』は名作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するあの超有名な車を開発した男を描いたドラマ作品だ。車は映画の中で重要な役割を担うことがあり、時にはデロリアンの様にアイコンにまでなるような車もある。そこで今週は映画史に刻まれるイカした車が登場する作品をお届けします!。
『トランスフォーマー』(2007)
車を撮らせたらマイケル・ベイの右に出る者はいない!
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米軍をカッコ良く撮らせたら世界一、アクションや大爆発が大好き、セクシーな女性が大好き。まさに中学生ぐらい男の子が大好きそうな要素の全てを自身の映画に詰め込むマイケル・ベイだが、実は車も大好き。過去に車のCMを数多く手掛けている彼にとってこの『トランスフォーマー』はまさに最高の組み合わせと言える。
中でもバンブルビーに変身するシボレー・カマロはベイ監督の大好きな車と言うこともあり、その登場シーンも非常にカッコいい。主人公・サムが購入した中古の2代目カマロとして登場するが、あまりのオンボロ具合をボロクソに言われたことに腹を立て、当時の最新モデルだった5代目カマロをスキャンし直して再登場するシーンは、CM映像のようなバキバキに際立たせたカット割りで最高にカッコよく、しかも笑えるという素晴らしいシーンになっている。
ロボット同士の大迫力のバトルが魅力である本作ではあるが、カーチェイスも随所で繰り広げられており、カマロはもちろん他の登場車も非常にカッコ良く撮られている。製作総指揮である大巨匠スティーブン・スピルバーグも「車をカッコ良く撮らせたらマイケル・ベイの右に出る者はいない」とコメントしている。作品の質の部分で叩かれがちのマイケル・ベイだが、やはり彼のような純粋に楽しくてカッコいい映画を作れる人は映画業界には欠かせない。
【ストーリー】
2003年、火星にビークル2号探知機を打ち上げるが、火星に到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。その後、アメリカ、パリ、東京、さらにはアメリカ大統領の乗るエアフォース・ワンの機内など、世界中の至るところで同時期に奇妙な現象が起きる。人間たちは、それが地球上のあらゆるテクノロジーをスキャンする知能を持つ“金属生命体”のしわざだとは知らず……。
【キャスト】
シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル ほか
【スタッフ】
監督:マイケル・ベイ
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