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『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』公開記念!見た目×中身の落差がクセになる、ギャップ萌えヒーロー特集!

2025年7月4日に公開される『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』。ダークホース・コミックスの人気シリーズを原作とした本作は、悪魔の力を持ちながら人間に育てられた異形のヒーロー“ヘルボーイ”の新たな物語。よりホラー色の強いストーリーと、若きヘルボーイの葛藤を描く仕上がりになっているようです。本記事では、その“見た目”と“中身”のギャップこそがキャラクターの魅力であることに注目し、映画史に残るクセ強なギャップ萌えヒーローたちを特集。見た目はヤバいのに、気付けば感情移入してしまう存在感──そんな4人を紹介します。

ヘルボーイ
“地獄の使い”として生まれたのに、恋と正義に悩むモラトリアム青年。
真紅の肌に削り落とされた角の切り株、巨大な右腕──この外見でヒーローを名乗るインパクトは圧巻ですが、心は思春期の青年そのもの。召喚された悪魔でありながら人間に育てられ、自分が“破滅の鍵”であるという運命とどう向き合うかに葛藤します。ギレルモ・デル・トロ監督が手がけた『ヘルボーイ』(2004)と『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008)では、そんな彼の人間らしさとモンスター的な存在感のギャップがユーモアと哀愁を交えて描かれました。主演はロン・パールマン。2019年のデヴィッド・ハーバー版もその本質を踏襲し、ビジュアルの異形さと内面の繊細さを両立させています。原作ではより神話的で壮大な展開が強調されていますが、映画版ではユーモアや人間関係に比重が置かれており、より親しみやすいキャラクター像となっています。

『ヘルボーイ』(2004)
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、セルマ・ブレア
配信:U-NEXT、Amazon Prime Video(2025年6月現在)

ヴェノム
人喰いのバケモノだけど、実は宇宙の落ちこぼれ。
黒くぬめった体に巨大な口。人間を喰らい、憑依し、脅し文句もエグい──そんなヴィラン然とした見た目のヴェノム。しかし、映画『ヴェノム』(2018)で描かれた彼は、意外にも“落ちこぼれ”の側面を持っています。母星では役立たず扱いされ、地球では人喰いバケモノ──でも本当は、チョコが好きで、人間社会にちょっとずつ馴染んでいく“カワイイやつ”。エディとの出会いをきっかけにバディのような関係になり、次第に感情や倫理観まで芽生えていくその姿は、単なる寄生モンスターを超えた存在へと成長していきます。シリーズを通して“人間くささ”が増していくのも魅力のひとつ。原作コミックではよりシリアスなダークヒーローとして描かれていますが、映画版ではコメディ色を強調し、キャラに親しみやすさが加えられています。

『ヴェノム』(2018)
監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ
配信:Netflix、U-NEXT、Amazon Prime Video(2025年6月現在)

ヒットガール
犯罪者に容赦しない、史上最凶の幼女。
小さな体に大きな武器。カワイイ見た目に反して、敵を斬り、撃ち、笑いながらFワードをぶちかます──そんなギャップで観客を驚かせたのが『キック・アス』のヒットガールです。演じたクロエ・グレース・モレッツの鮮烈な存在感は、今も多くの映画ファンの記憶に残っているはず。幼い少女がまるで訓練された兵士のように動き、悪党を一掃する。しかもそれを“楽しんで”いるかのような様子が、常識を突き破る衝撃を生みました。原作でも暴力性は高いですが、映画では演出や演技によってキャラのインパクトが増し、ポップアイコン的な存在へと昇華されています。

『キック・アス』(2010)
監督:マシュー・ヴォーン
出演:クロエ・グレース・モレッツ、アーロン・テイラー=ジョンソン、ニコラス・ケイジ
配信:U-NEXT、Amazon Prime Video(2025年6月現在)

ロケット・ラクーン
カワイイ見た目で銃をぶっ放す、アサルト系アライグマ。
“ただのマスコット”と思ったら大間違い。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のロケットは、実験動物として改造された高性能な戦闘エンジニアであり、爆発物から航空機までなんでも使いこなす凶暴アライグマです。その外見とのギャップに加え、毒舌と短気な性格も相まって、チームの中でも異彩を放つ存在。しかし、シリーズを通して描かれる仲間との関係や過去の傷から、次第に“ただの暴れん坊”ではないことが明らかに。Vol.3ではその背景が核心に迫り、観客の涙腺を刺激しました。原作でも類似の設定ながら、映画ではより情緒的で人間味のあるキャラクターとして掘り下げられています。

『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』(2014)
監督:ジェームズ・ガン/声の出演:ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル
配信:Disney+(2025年6月現在)

 

いかがでしたか?

“見た目”と“中身”のギャップにこそ宿るヒーローの魅力。『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』では、そんなヘルボーイの内面に改めて光が当たることになりそうです。ホラー的な世界観の中で、若く未熟な“地獄の使者”が何を選び、どう成長するのか──新たなヘルボーイ像を築くジャック・ケシーの熱演にも期待が高まります。

 

『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』
7月4日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー

出演:ジャック・ケシー、ジェファーソン・ホワイト、アデライン・ルドルフ、リア・マクナマラ、スザンヌ・バーティッシュ、ジョセフ・マーセル、マーティン・バシンダル、ハンナ・マーゲットソン

監督:ブライアン・テイラー
脚本:クリストファー・ゴールデン、マイク・ミニョーラ、ブライアン・テイラー
原作:マイク・ミニョーラ「ヘルボーイ:捻じくれた男」 編集:ライアン・デンマーク
撮影:イヴァン・ヴァツォフ 美術:オルリン・グロズダノフ 衣装:イリーナ・コチェヴァ
2024年|アメリカ|英語・ドイツ語|99分|カラー|シネマスコープ|5.1ch
原題:HELLBOY: THE CROOKED MAN|字幕翻訳:平井かおり 映倫:G 配給:クロックワークス
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公式Xアカウント: @hellboy2025jp
公式WEBサイト: https://klockworx.com/movies/hellboy/