『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』公開記念!憧れる唯一無二の絆!ふたりの関係が最強な映画特集!
いい歳になると家族から、友達から「いい人いないの?」なんて突っつかれることも年々増えてきていますが、恋愛ムードになっていないと鬱陶しくも感じてしまうし、ありのままの姿で楽しくいれる関係性の人いないかな〜と考えつつ、映画に現実逃避してしまう筆者です…(笑)。
そんな人生にエールをもらえるような映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が6月13日(金)に公開となります。大学での2人の出会いをきっかけに、ルームシェアをへて唯一無二まさに“一心同体”の特別な関係を築いていく様子が描かれている本作。そこで今回は、そんな気兼ねない関係性憧れる!と筆者も思ってしまうようなふたりの最強な関係性が描かれた作品をご紹介します!
『まともじゃないのは君も一緒』(2021)
“ふつう”ってなに? 自分らしさを気づかせてくれる関係
人とのコミュニケーションが苦手で、数学ひと筋で生きてきた予備校講師の大野に“ふつう”を知ったかぶった教え子の香住が恋愛の手解きをするハメに…。でも、実はそんな彼女も恋愛なんてしたことがなくて、“ふつう”がわからず、自分の憧れの人へどうアプローチしたらいいのかもわからない。そんなふたりの恋模様がどう変わっていくのかといった物語で恋愛要素があるものの、このふたりの間で起こる、「ふつうはこうだから!」「ふつうってどういうこと?」「いや、だから!」といった相性最悪のように見えて、最高な相性なのが伝わってきて、喧嘩するほど仲がいいとはまさにこの事だなというお互いに飾らないでいさせてくれる関係性が描かれていてどこか安心して観れる作品です。最後の展開も「はい、はい」と納得してしまう部分もありつつも、”ふつう”の形にはとらわれない、自分らしさ満点のふたりを見届けてみてはいかがでしょうか。
監督:前田弘二
出演:成田凌、清原果耶、小泉孝太郎、泉里香 ほか
『最強のふたり』(2011)
正反対から始まる最強の友情劇
事故で全身麻痺になった大富豪フィリップと、スラム育ちの無職青年ドリス。住む世界がまるで違う2人が、ひょんなことから介護と雇用の関係に―。普通なら交わることのない2人。でも、だからこそ成立する距離感と会話のテンポ、価値観のぶつかり合いと、そこから生まれる信頼関係がとても心地いい。周囲から見たらちょっとズレてるかもしれない、でもそんなの関係ない。お互いにとっては、これ以上ない“最強”の相棒です。理解されないことを恐れず、自分たちのやり方で関係を築いていく姿は、肩の力を抜いて生きてみようと思わせてくれます。ふたりのかけがえのない絆に笑って、ちょっと泣けて、最後にはなんだか元気が出ること間違いなし!
原題:Intouchables
監督:エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ
出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー ほか
『夜明けのすべて』(2024)
普通からはみ出した2人の最強にやさしい関係
PMS(月経前症候群)のせいで月に一度、感情のコントロールができなくなる藤沢さんと、パニック障害を抱える山添さん。周りにうまく馴染めない2人が職場で出会い、少しずつ距離を縮めていきます。恋人でも、友達でもない。でも、「わかるよ」と言わずに、そっと隣にいてくれる。そんな同志のような関係って、実はすごく“最強”なのかもしれない。完璧じゃなくていい、強くなくていい、ただ同じ空気を吸って、つらい時に一緒に立ち止まれる人がいれば、人はちょっとずつ前を向けるんだなって思わされます。「理解されないかもしれない」なんて心配よりも、「そばにいるよ」の方がずっと大事。そんな、優しさでできた映画。静かだけど、あたたかくて、見終わったあとに世界が少しだけ優しく見える一本です。
監督:三宅唱
原作:瀬尾まいこ『夜明けのすべて』(水鈴社)
出演:松村北斗、上白石萌音 ほか
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)
こんな相手との想い出なら一生忘れない
進路のため勉強にすべてを捧げてきた高校生活。なのに、遊んでばかりいた同級生たちも変わらないハイレベルな進路に行くと知ったエイミーと親友モリー。自分たちが犠牲にしてしまった高校時代を取り戻すべく、決心して卒業前夜に行ったこともないパーティーに乗り込むといった物語である。冒頭から彼女たちしか面白さが伝わらないようなダンスのやり取りがされて、「あぁ、このふたり仲良いな」と直感で感じてしまうほど、高校3年間ずっと一緒に過ごしてきた仲の良さが映像から伝わってきます。ふたりともいわゆるガリ勉の”モブ”で、典型的な引っ込み思案のエイミーに対して、「自分にはハイキャリアな未来がある」という自信があり、委員長も務めているモリーという真逆の性格ではあるものの、自分の持っていない部分を持ったバランス感の取れた関係性もどこか憧れてしまいます。そんなふたりが”パーティー”のために奮闘する一夜という破茶滅茶で可笑しく、青春が詰まった展開をぜひご覧ください。彼女たちの関係性がギュッと詰まったラストシーンにもご注目!
原題:Booksmart
監督:オリヴィア・ワイルド
出演:ケイトリン・デヴァー、ビーニー・フェルドスタイン ほか
いかがだったでしょうか?
“ふたり”の関係性だけでもいろんなカタチがあって、自分に当てはめながらあんな関係素敵かもしれないと妄想を巡らせてしまいますよね。
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の“ふたり”はどんな関係性なのでしょうか?
筆者のように妄想を膨らませながら、劇場へ確認しに行きましょう!
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
6月13日(金) 全国ロードショー
原題:대도시의 사랑법(英題:Love in the Big City)
原作:パク・サンヨン著「大都会の愛し方」(亜紀書房刊)
監督:イ・オニ
出演:キム・ゴウン、ノ・サンヒョン
配給:日活/KDDI 提供:KDDI
2024年/韓国/韓国語/1時間58分/カラー/1.85:1/5.1ch
公式サイト:loveinthebigcity.jp
公式SNS:@lovein_jp(X / Instagram / TikTok)
ハッシュタグ:#映画ラブイン
★期待&感想投稿キャンペーン実施中!
https://voiceup.jp/loveinthebigcity/