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『シャン・チー』でトニー・レオンを知ったあなたへ!今一番知りたい男「トニー・レオン」特集!

絶賛大ヒット上映中のMCU最新作『シャン・チー テンリングスの伝説』。今作で主人公のシャン・チーに並ぶ存在感を放っているのが、実の父親であり最大の敵、ウェン・ウーを演じるトニー・レオン(59)です。皆さんは彼がアジアが誇るスーパースターであること知っていましたか?

今回はMCUからトニー・レオンを知った人にも、名前をなんとなく知っている人も、もちろん既に大好き!というなあなたにも、これを見れば彼のすべてが分かる!?「トニー・レオン特集」をお送りします!

 

文:ハルラ(映画のロケ地巡りが好き)

 

①『花様年華』(2020)
監督:ウォン・カーウァイ
出演:トニー・レオン、マギー・チャン

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トニー・レオンの魅力①「世の女性を虜にする悲しき表情」

今作は、トニー・レオンを5作で主演として起用する「世界一のトニー・レオン大好き監督」、ウォン・カーウォイ監督の作品です。彼を多く起用しているだけあり、筆者的には「一番トニーレオンを美しく撮る監督」であり、今作は中でもトニーの美しさが際立ったおすすめの1作です。

そしてそんなカーウォイ監督が引き出すトニー・レオンの魅力は「悲しい表情」。本作の物語は「互いのパートナーの不倫を知った男女が惹かれあっていく…」というもので、トニーはこの男性を演じるのですが、相手の女性に惹かれながらも”一線を越える勇気の出ない表情”がなんとも切ないのです。女性目線としては「パートナーに不倫され悲しんでいる彼女を慰めてあげて…!」という気持ちなのですが、トニーはまるで「こちらを慰めて」と言わんばかりの表情。この表情が最高です。

 

②『インファナル・アフェア』(2002)
監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック

出演:トニー・レオン、アンディ・ラウ

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トニー・レオンの魅力②「目で語る…!静かなたたずまい」

今作でトニー・レオンが演じるのは“マフィアに潜入捜査する警察官”。その一方で、そのマフィアには”警察に潜入中のマフィア”もおり、2人の緊張感ある対決が描かれます。そして今作で見られる彼の魅力は、目で語るその静かな佇まいです!潜入しているマフィア勢力にバレないように振る舞うために、ある時は警察としての正義からは道を外れたような任務をこなすこともあります。しかしトニー・レオンのすごいところは、マフィアの仕事をしている時もどこか警察官としての「正義」を目から感じさせるところ。その「佇まい」がなんともカッコいいのです!

 

③『レッド・クリフ Part1』(2008)
監督:ジョン・ウー

出演:トニー・レオン、金城武 ほか

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トニー・レオンの魅力③「付いて行きたくなるワイルドさ」

今までご紹介した「悲しさ」や「静かなたたずまい」など穏やかなイメージとは打って変わったワイルドな演技が見られるのが今作『レッド・クリフ』です。物語は「三国志」の“赤壁の戦い”を描いた作品で、トニー・レオンは知略に優れ、大軍を指揮し戦争に向かう名将・周瑜(しゅうゆ)を演じました。特に今作の名場面は、周瑜が仲間の兵士を身を挺して矢から守り、1人で多数の敵を相手に大立ち回りを見せるところ。助けた仲間は同盟を結んでから僅かな期間しか経っていない仲間でしたが、仲間であれば命を張って守る、頼もしい将軍を好演しています。

 

④『シャン・チー テンリングスの伝説』(2021)
監督:デスティン・ダニエル・クレットン

出演:シム・リウ、トニー・レオン ほか

現在大ヒット上映中!

この3つの魅力、全て詰まっているのが・・・

そしてこの3つの魅力全てが合わせたのが現在、公開中の『シャン・チー テン・リングスの伝説』。本作でトニーレオンが演じたのは、何百年も暗躍し続ける伝説の犯罪組織「テン・リングス」を率いる最強のヴィランであり、主人公シャンチーの父親ウェン・ウー。この役も今回ご紹介した「悲しい表情」「静かなたたずまい」「ワイルドさ」の3つの魅力によりただの「悪」では説明できない憎めないカッコいいキャラクターになっています!是非劇場で再度チェックしてみてください!

いかがでしたか?『シャン・チー テン・リングスの伝説』だけでなく、今回ご紹介した映画をきっかけに「あなたの好きなトニー・レオン」を見つけてみてください!