あの靴かっこいい…!“名作スニーカー”を主人公が履きこなす映画4作品!
映画の主人公たちの足元で燦然と輝く、“名作スニーカー”の数々。その映画の主人公以外が履いていても、どこか違って見えることもありますよね?そう。映画の中だからこそ“名作”と呼ばれるスニーカーは、より特別な存在となり、眩しく画面に映るのです。そして“名作”と呼ばれるからには、プロダクトとして多くのストーリーも持っています。そこで今回は、主人公の足元を彩るスニーカーに、ぜひ注目してご覧いただきたい映画を4作品ご紹介します!
①『ロッキー』(1976)
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
出演:シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング
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〈あの名シーンでも!ロッキーの足元に輝く“勝利の星”、コンバースの”オールスター“〉
世界チャンピオン・アポロへの挑戦権を得たロッキーは、これまでにない“決意”の表情で猛特訓を始めます。その特訓中にロッキーが履くのは、コンバースの名作“オールスター”ハイカットです。「ロッキーのテーマ」をバックに、フィラデルフィア美術館の正面階段、通称「ロッキー・ステップ」を駆け上がり“勝利のポーズ”をする、あの名シーン。この時ロッキーの足元では、オールスターの“勝利の星”が輝きます。ちなみによく見ると、かかとのヒールパッチは黒色です。70年代後半からオールスターのヒールパッチは、白地に黒い文字で「ALL STAR」と書かれたものに変更されています。つまり、1976年にロッキーが履くこのオールスターは、デザイン変更前の黒パッチ(おそらくワンスター)のモデルであり、ヴィンテージマニアからすれば垂涎の一足なのです!
②『ビバリーヒルズ・コップ』(1984)
監督:マーティン・ブレスト
出演:エディ・マーフィー、リサ・アイルバッハー、ジャッジ・ラインホルド
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〈色落ちリーバイスにアディダスの“カントリー”!軽快なエディ・マーフィーの足元で光る黒い3本ライン〉
エディ・マーフィー演じるデトロイト警察のアクセル・フォーリーは、親友の死の真相を探るため、セレブの街・ビバリーヒルズへと乗り込み捜査を始めます。豪華なホテルに高級レストラン、上品なスーツやドレスを着ている住人たち。そんな街を軽快な“ウソ”と“ハッタリ”で立ち回るアクセルは、どこへ行くにも、色落ちしたリーバイスのジーパンにアディダスの名作「カントリー」を合わせます。このスニーカーは、クロスカントリー向けのランニングシューズで、オリジナルカラーはグリーンの3本ライン。しかし、劇中でエディ・マーフィーが履くカントリーはシックなブラックの3本ラインタイプで、当時ではちょっと珍しいカラー。近年このカラーで復刻モデルも出ており、現代のストリートでもかなりアツい名作スニーカーです!
③『キル・ビル vol.1』(2003)
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、千葉真一、栗山千明
〈復讐に燃える女の色!イエロー×ブラックのオニツカタイガー“TAI-CHI”〉
元女殺し屋ザ・ブライド(ユマ・サーマン)は、かつてのボス・ビルとその手下たちへの復讐を誓います。最初のターゲットは東京のヤクザを仕切る女帝オーレン・イシイ。沖縄で服部半蔵(千葉真一)から名刀と殺しの極意を伝授されると、ザ・ブライドは刀一本で女帝のアジトへと乗り込み、無数のヤクザ達との死闘を繰り広げます。ここで彼女が身にまとうのは、映画のアイコンカラー、イエロー×ブラックのジャージ(『死亡遊戯』でブルース・リーが着用)に、同カラーのオニツカタイガー“TAI-CHI”です。これは日本のブランドが作る、太極拳シューズがモデルのスニーカーであり、“サムライ”と“カンフー”の力を習得していくザ・ブライドを象徴する一足なのです!公開当時、キル・ビルモデルの“TAI-CHI”が世界3400足限定で発売され即完売。2019年に同じカラーの“TAI-CHI-REB”が発売され、注目を集めました!
④『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
出演:シャメイク・ムーア、ジェイク・ジョンソン、ヘイリー・スタインフェルド、ニコラス・ケイジ
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〈NYのストリートによく映える!主人公マイルスが履く、ナイキの“エアジョーダン1”〉
CGアニメーションで描かれた“新・スパイダーマン”。その主人公は、グラフィティなどのストリートカルチャーを愛する13歳、マイルス・モラレス。映画の中でマイルスは、学校へ行く時も、壁にグラフィティを描く時も、スパイダーマンとしてニューヨークのビル群を飛び回る時も、どんな時でもナイキの“エアジョーダン1”を履いています。このスニーカーは、伝説のバスケットボールプレイヤー“マイケル・ジョーダン”のシグネチャーモデル。劇中でマイルスが履くモデルのオリジナルで、実際にマイケルが着用した“エアジョーダン1”は、オークションで約6600万円で落札されています!また全米公開日には、クリアソールにドット付きのアッパーという映画記念モデルが発売されました。現在では9万円前後のプレ値で売買されており、この映画とスニーカーの人気ぶりが伺えます!
いかがでしたでしょうか?
映画の世界で主人公が履く“名作スニーカー”は、そのキャラクターを象徴する1つのアイコンでもあります。足元から主人公への理解度がグッと深まり、その映画により愛着が湧いてくるかもしれません!スニーカー好きの人も、そうでない人も、主人公が履いているスニーカーに着目して、映画を楽しんでみてはいかがですか?