【編集部が選出!】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画」大賞 ノミネート作品⑥『デッド・ドント・ダイ』
2020年もっとも心に刻まれた映画は!?ムービーマービーが読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞!それが「ムービーマービーアワード」!!!当サイトが厳選したノミネート作品から投票して「絶対面白い映画」大賞を決定します!編集部が独断と偏見で選出した13作品の中から、最高の1本を選びます!
ノミネート作品⑥『デッド・ドント・ダイ』
U-NEXTで観る!(31日間無料トライアル)⇒ こちら
Amazonプライムで観る! ⇒ 字幕版
YouTubeで観る! ⇒ こちら
毎年恒例のゾンビ枠。今回は「デッド・ドント・ダイ」。ジム・ジャームッシュが作るゾンビ映画というだけも興味をそそられるのに、カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選ばれ、ワールドプレミアにはビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン 、セレーナ・ゴメスらが登場し、豪華キャストを印象付けた。
ただ、そういったド直球の期待感でこの映画を観ると少し落胆する。これは「ワールドウォーZ」でも「ウォーキング・デッド」でもない。だって考えてもごらんなさいよ、ジム・ジャームッシュの得意技はスカし芸、脱力と揶揄に満ちた世界。ある意味これはゾンビとは相容れないオシャレ、洒脱を身に着けた初めてのゾンビ映画と言ってもいい。
また、先ほど紹介した出演陣に加えてアダム・ドライバー、クロエ・セビニー、スティーブ・ブシェーミ、ロージー・ペレス、ダニー・グローバー、イギー・ポップ、トム・ウェイツとさらに豪華キャストが顔をそろえるが、びっくりすることに一部の主演陣以外はあんまり本筋と絡みようのない登場の仕方をして、すぐ殺されちゃう。役者のもったいない使い方も只事ではない。
正直こんなオフビートなゾンビ映画はみたことがない。あ、いやあの伝説のジョージ・A・ロメロ先生の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」がこんなダルダルなテンションだったかもしれない。
よくよく観ればロメロ先生へのオマージュシーンも各所にちりばめられて、ジャームッシュもしかしてロメロファン??と思ってみると、これほどゾンビ愛に満ちた映画もない。ハリウッドの大スターたちがゾンビをめった切りにし、バカスカ撃ち、ガブガブ噛まれて、ヒイヒイ―言いながら殺される。コーヒーと煙草でスカしてたセレブたちが屍肉にまみれるおもしろさ。これぞジャームッシュ式のロメロ先生リビュートではないか。痛快である。
<編集部・石>
【ストーリー】
警察官が3人しかいないアメリカの田舎町センターヴィルで、前代未聞の怪事件が発生した。無残に内臓を食いちぎられた女性ふたりの変死体がダイナーで発見されたのだ。困惑しながら出動した警察署長クリフと巡査ロニーは、レイシストの農夫、森で野宿する世捨て人、雑貨店のホラーオタク青年、葬儀場のミステリアスな女主人らの奇妙な住民が暮らす町をパトロールするうちに、墓地で何かが地中から這い出したような穴ぼこを発見。折しも、センターヴィルでは夜になっても太陽がなかなか沈まず、スマホや時計が壊れ、動物たちが失踪する異常現象が続発していた。
【キャスト】
ソン・ガンホ, イ・ソンギュン, チョ・ヨジョン, チェ・ウシク, パク・ソダム
【スタッフ】
監督:ジム・ジャームッシュ
★応募はこちらから!!
下記のアンケートフォームからを記入のうえ、応募ボタンをクリックすればOK!投票に参加して頂いた方には抽選で10名様にムビチケカードをプレゼント!!!
- 【編集部が選出!】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画」大賞 ノミネート作品⑤『透明人間』
- 【編集部が選出!】ムービーマービーアワード2020「ぜったい面白い映画」大賞 ノミネート作品⑦『パラサイト 半地下の家族』