2020年を明るい気持ちで終えたい!元気が貰えるクリスマス映画特集②『34丁目の奇跡』信じることのすばらしさを伝えてくれる!
2020年ももう終わりを迎えます。その1年を表現する言葉に「激動の1年」という言葉がよく使われますが、この「激動の1年」という言葉がこれほど相応しい1年は無かったでしょう。世界が大きく変わった2020年ですが、もうすぐクリスマスです。せめてクリスマスぐらいは明るい気持ちで過ごしたいものです。そこで今週の「今夜何観る」は元気を貰えるクリスマス映画をご紹介!皆さん!ツリーの準備はいいですか!?
『34丁目の奇跡』(1994)
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人間とは悲しい生き物で、子供の時に純粋に信じていたものでも、年を重ねると信じられなくなってしまいます。その代表的なものの一つが「サンタクロース」でしょう。子供の頃はクリスマスになるとサンタクロースがプレゼントをくれると信じていましたが、大人になると「サンタなんかいない」と思うようになります。つまり「夢を信じられなくなってしまった」わけです。多くの夢が絶たれてしまった2020年、本作はそんな年の暮れにぴったりの作品かもしれません。
「サンタクロース」は本当に存在するのか?ということを描いている本作ですが、大事なのはサンタが実在するか否かではありません。サンタを信じるか、信じないかが問われています。本作を語る上で欠かせない言葉が「In God We Trust」=我々は神を信じる、という言葉です。これはアメリカの公式の国家標語でもあります。大切なのは「何が実在するのか」ではなく「何を信じるのか」ということです。
夢を見ることや信じることが難しくなってしまった2020年ですが、こんな時だからこそ夢を見たいし、信じたいとも思います。「信じる」というのは決して簡単なことではないですが、とても素晴らしいことですし、私たちに希望を与えてくれます。多くの困難があった、こんな年だからこそ、最後は信じることで終えたい、そんな人におすすめの1本です。
【ストーリー】
ニューヨーク西34丁目にある伝統と格式を誇る老舗デパートのコールズは、営業不振からランバーク社長率いるライバル・デパートに買収されようとしていた。クリスマス恒例の感謝祭パレードで雇ったサンタクロース役のトニーが酒に酔って、イベント責任者のドリー(エリザベス・パーキンス)は困り果てる。そこへ白いひげの太った老人クリス(リチャード・アッテンボロー)が現われ、自分こそサンタクロースだと言い張り、観客の喝采を浴びる。彼女はクリスを雇う。パレードは例年以上の人気を集め、クリスマスセールのサンタ・コーナーを務めることにもなったクリスは、子供たちや親たちのクリスマス・プレゼントの相談に乗り、ほかの店の方が安ければそっちを教えてあげた。
【キャスト】
リチャード・アッテンボロー、エリザベス・パーキンス ほか
【スタッフ】
監督:レス・メイフィールド
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