なんと利益が6150%!?製作費に対し興行収入が半端なかった作品特集 ①『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』 口コミパワーで6150%もの利益を生み出した隠れた名作!
世の中にはたくさんの予算がかけられた映画がある一方で少ない予算の映画もあります。その作品が予想外にヒットすると“ありえない”ほどの利益を生み出します。近年では『カメラを止めるな!』がインディーズ映画ながらも30億越えのヒットを飛ばし話題になりました。そこで今週の「今夜何観る?」では製作費に対し興行収入が「半端ない!」と話題になった作品をご紹介します!
『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(2002)
Amazonプライムで観る!⇒字幕版
今回お送りする“半端ない!利益の映画”は、『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』です。映画自体、ご存じない方が多いと思いますが、実は製作費500万ドルに対し、6150%の利益を得た史上最高の利益率映画となっています。この映画実は、公開前から“トム・ハンクスやハリウッドの大物も惚れ込んだ脚本”としてかなり話題になっていました。
本作はもともと映画の主演でもあるニア・ヴァルダロスが上演した一人舞台が原作となっています。当初はたった6週間の上演でしたが「面白い!」と口コミが広がり、追加公演のチケットも完売し多くのハリウッドのエグゼクティブやセレブが鑑賞しました。そこで鑑賞したうちの一人が『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで有名なトム・ハンクスでした。妻のリタ・ウィルソンに勧められて鑑賞したハンクスは、この舞台を自社の制作会社で映画化することを決めました。
公開当初、今作は500万ドルの低予算映画だったため全米公開とはならず、少ない館数での限定公開でした。しかし口コミで話題となり上映館数を広げついには世界中で公開されました。その上8ヶ月ものロングラン公開を続け、最終的に全米収益2億ドルもの莫大な利益を生み出し話題になりました。小さな映画にも関わらず多くの人の口コミが作品を広げ、6150%もの利益を生み出した『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』、是非あなたも口コミでその面白さを広げてみてください!
【ストーリー】
両親と暮らす30歳のトゥーラは人生を変えようと学校に通い大変身。そして非ギリシャ系男性イアンと恋に落ちるが、結婚相手にはギリシャ系しか認めない両親や親戚たちは大騒ぎ。トゥーラの結婚はどうなる?
【キャスト】
ニア・バルダロス、マイケル・コンスタンティン ほか
【スタッフ】
監督:ジョエル・ズウィック
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