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これが役者の意地!驚異的な体重コントロールを見せた映画特集④『HUNGER/ハンガー』「病気なのでは?」と誤解を生んだマイケル・ファスベンダーの驚異的な減量!

映画には時折、元の姿が分からなくなるほど体重の増減をし、役に臨む俳優・女優が存在します。これらの肉体改造の裏には”良い映画を撮りたい・本物を観客に見せたい”という役者たちの強い意地がありました。そこで今週の「今夜何観る?」では「一見、誰だっけ?」と別人に見えてしまう程、役者が驚異的な体重コントロールを見せた映画をご紹介します!

『HUNGER/ハンガー』(2008)

YouTubeで観る!⇒ 字幕版

今回ご紹介する驚異的な体重コントロール映画は『ハンガー』です。マイケル・ファスベンダーはハンガーストライキにより27歳で亡くなった実在の青年を演じるため、19キロもの減量を行いました。ハンガーストライキとは「断食を行い自らの主張を突き通すこと」で、実際の青年は60日間何も口にせず亡くなりました。その実在の人物に近づくためマイケル・ファスベンダーは驚異的な減量で青年役を演じました。

マイケル・ファスベンダーの減量方法は、10週間毎日の食事を500キロカロリーに抑えることでした。500キロカロリーとは食事量に換算すると、イワシの缶詰とナッツ類、ベリーのみです。白人男性がダイエットをする場合、一日2000キロカロリーが適量とされていることから考えるとその驚異的な食事量に驚かされます。加えて、マイケル・ファスベンダーは不眠や友人と会うのも自粛するなど身体的だけでなく精神的にも衰弱させる減量法でハンガーストライキを起こした青年の役と向き合いました。

ちなみにこの減量法、身体的にかなり危険なもので、医師の指示のもと行われました。しかし、驚異的すぎる減量に主治医のアシスタントはマイケル・ファスベンダーを末期がん患者だと勘違いしていたそうです。医療関係者からも病気ではないかと思われるほどありえない減量を成し遂げたマイケル・ファスベンダー。是非、その姿をご覧ください!

【ストーリー】
1981年、北アイルランドのメイズ刑務所に、イギリスのサッチャー政権に弾圧され、政治犯として権利を奪われたIRA(アイルランド共和軍)のボビー・サンズらが収監されていた。自らの信念を貫くためサンズと仲間たちは抵抗を繰り返すが、看守たちの暴力によって制圧され、何も状況は変わらない。サンズは最後の抗議手段としてハンガー・ストライキの実行を決意する。

【キャスト】
マイケル・ファスベンダー ほか

【スタッフ】
監督:スティーブ・マックイーン