記憶に刻まれる耳トラウマ映画特集②『JAWS/ジョーズ』海に行く観光客が減ってしまうほどのインパクト!
ハロウィンの季節がやってきました。街中ではハロウィンの飾りつけと共にどこか不気味な音楽を聴く機会があるかもしれません。そして不気味な音楽と映画の親和性は高く、今まで多くの観客を戦慄させた名曲が生まれてきました。そこで今週の「今夜何観る?」では一瞬で映像が再生される耳トラウマ映画を紹介します!
『ジョーズ』(1975)
Amazonプライムで観る!⇒ 字幕版
YouTubeで観る! ⇒ 字幕版
Netflixで観る!⇒ こちら
今回お送りする耳トラウマ映画はスティーヴン・スピルバーグ監督のパニックムービー、『JAWS』です。映画自体を見たことがない人でも、サメが人を襲う時に流れる不気味な曲は口ずさめる方が多いのではないでしょうか。
音楽を担当したのは映画音楽の巨匠作曲家、ジョン・ウィリアムズです。『STAR WARS』や『ハリー・ポッター』シリーズなどの音楽を手掛けたヒットメーカーとして知られています。この二つの作品から分かるように人々がすぐ、口ずさむことができるほど記憶に強く残る音楽を手掛けています。そして『JAWS』では、恐怖として観客の記憶に刻まれる“耳トラウマ音楽”を作りました。
しかし、スティーヴン・スピルバーグ監督はこの『JAWS』の耳トラウマ音楽を聴いた当初は、あまりのシンプルさに驚き、これでは観客に伝わらないと疑ったそうです。しかし、ジョン・ウィリアムズは人の本能に訴えるにはシンプルな方がいいとスピルバーグ監督を説得し、この音楽を使うことが決まりました。そしてその言葉通りたった2音の音楽ながらも、多くの人々に強いインパクトを与えました。またこの“耳トラウマ”音楽、記憶だけでなく人々の行動にも影響を与え、公開当時「サメに襲われてしまうかも」と海水浴場に行く観光客が減ったそうです。海に入った瞬間、人々の記憶にフラッシュバックされるトラウマ音楽。ぜひご覧ください。
【ストーリー】
ピーター・ベンチュリーの同名小説を映画化し、大ヒットとなった海洋パニック。海水浴客でにぎわう夏の海に、突如として巨大な人食いザメが出現。若い女性が無残に食い殺される。警察署長のブロディは海水浴場の閉鎖を訴えるが、町の財政は夏の観光で成り立っているため、意見を聞き入れてもらうことができない。すると第2、第3の犠牲者が発生し、町はたちまちパニックに陥る。ブロディは若き海洋学者のフーパーと荒くれ者の地元の漁師クイントとともに、独断でサメ退治に乗り出す。
【キャスト】
ロバート・ショウ、ロイ・シャイダーほか
【スタッフ】
監督:スティーヴン・スピルバーグ