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世界でリメイクされる韓国映画特集③『猟奇的な彼女』ラブストーリーの盟主やスピルバーグも注目した、韓国映画史上最大のラストとは!?

今一番勢いのある映画大国「韓国」。ものすごいスピードで成長し続け、名作映画を次々に生み出しています。その中から突出した傑作たちは世界中でリメイクが作られ、先日もポン・ジュノ制作・脚本の『海にかかる霧』のハリウッドリメイクが決まりました。そこで今週の「今夜何観る?」では世界でリメイクされた韓国映画を紹介します!

『猟奇的な彼女』(2001)

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「ぶっ殺されたい?」が口癖の、文字通り“猟奇的”で口が悪く凶暴な彼女が全世界で注目されたラブコメディが本作『猟奇的な彼女』です。日本では主演に草彅剛、田中麗奈を迎え、『東京ラブストーリー』などで知られるラブストーリーの盟主、脚本家・坂本裕二の脚本でドラマリメイクもされました。。

ひょんなことからそんな“猟奇的な彼女”と関わってしまい、彼女(チョン・ジヒョン)に振り回されていく主人公キョヌ(チャ・テヒョン)。振り回される中でキョヌは徐々に惹かれ始めるも彼女にはキョヌには言えない秘密がありました。その秘密により二人の運命はどう動いていくのか。映画全体に張られた伏線を気持ち良いほどしっかり回収していき、ラストに用意されたサプライズには世界中が驚かされました。

今まで紹介した『怪しい彼女』や『オールド・ボーイ』にも通じることですが、傑作としてリメイクされる韓国映画は予測のできない、サプライズのあるラストで終わる作品が多いです。そして本作『猟奇的な彼女』は、韓国映画では一番と言ってもいいほどのサプライズが用意されます。最後に泣かせるそのサプライズが日本だけでなく、2008年にインドでも『Ugly Aur Pagli』のタイトルでリメイクされています。そしてハリウッドで注目され、公開当時スティーヴン・スピルバーグ率いるドリーム・ワークスがリメイク権を購入し話題になりました。全世界が注目したその驚くラスト、是非ご覧になってみてください。

【ストーリー】
原作は、1999年に大学生のキム・ホシクがパソコン通信の掲示板に書き込んだちょっとヘンな女の子とのデート体験談。これが人気を呼んで単行本化され、ベストセラーに。映画も恋愛映画では韓国映画史上歴代第1位の大ヒット。大学生キョヌが出会った美女は、シナリオライター志望で凶暴でちょっと変わった女の子。振り回されながらも彼女が好きになるキョヌだったが……。

【キャスト】
チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン ほか

【スタッフ】
監督:クァク・ジョエン

※ハリウッドリメイク版