世界でリメイクされる韓国映画特集①『怪しい彼女』世界8ヶ国で生まれ変わる”怪しい彼女”の正体とは?
今一番勢いのある映画大国「韓国」。ものすごいスピードで成長し続け、名作映画を次々に生み出しています。その中から突出した傑作たちは世界中でリメイクが作られ、先日もポン・ジュノ制作・脚本の『海にかかる霧』のハリウッドリメイクが決まりました。そこで今週の「今夜何観る?」では世界でリメイクされた韓国映画を紹介します!
『怪しい彼女』(2014)
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バンドを一緒に組んだ毒舌・凶暴・頑固なカワイイ20歳の“怪しい彼女”の正体は行方不明になった70歳のおばあちゃんでした。本作『怪しい彼女』は、そんな斬新なストーリーが話題を呼び、日本・中国・ベトナム・タイ・インドネシアでリメイクされ、さらにはアジアを飛び出し、アメリカ・スペイン・ドイツでもリメイク版が製作されるなど世界中で話題になりました。
この『怪しい彼女』が世界を虜にした一番の理由は意外なストーリーです。急に20歳になった70歳のおばあちゃんは、正体を隠し孫と組んだバンドで国民的スターになります。そして若いころには経験できなかった恋も経験し、人生の頂点のような幸せが彼女にやってきます。ここまでのストーリーではラブコメのような印象を受けるかもしれません。しかし、彼女がその正体を明かし、元の70歳の身体に戻ってしまうきっかけは・・・、涙なしで見られない感動作になっています。その完成度の高いストーリー性が各国の目に留まりました。
日本版で怪しい彼女を演じたのは多部未華子ですが、オリジナル韓国版で演じたのは、『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンです。『新聞記者』でのシリアスな演技とは全く違う、全世界が夢中になった「口は悪いけどキュートな演技」を堪能してみてください。
【ストーリー】
頑固で毒舌な70歳の老女オ・マルスンは、ある日突然、20歳の姿に若返ってしまう。これまで女手ひとつで育児と生活に追われ、自由な生き方ができなかった彼女は、オ・ドゥリとして新たな人生をスタート。キュートなルックスと類まれな歌唱力、歯に衣着せない物言いで、思いどおりの人生を突き進んでいくが……。
【キャスト】シム・ウンギョン ほか
【スタッフ】監督:ファン・ドンヒョク
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