なぜ私たちは夢を見るのか?未だ明かされない現象「夢」を扱った映画特集④『エルム街の悪夢』夢の中に現れる恐怖の殺人鬼!!
人間は眠ると夢を見ます。しかし、その「夢を見る原理」は未だ解明されていません。なぜ私たちは夢を見るのでしょう?その夢は幸せなものでしょうか?それとも悪夢でしょうか?今週の「今夜何観る」では、未だに解明されない「夢」を扱った映画を特集します。
『エルム街の悪夢』(1984)
幸せな気持ちになれる夢や楽しい夢というのはいつでも大歓迎なのですが、悪夢は誰も見たいとは望んでいないでしょう。しかも自分が誰かに狙われて、命の危険に晒されるような夢であればなおさらです。そんな見たくない悪夢に当てはまっているのが本作『エルム街の悪夢』です。
夢の中に現れるフレディという殺人鬼に狙われる若者たちを描いたホラー映画で、夢の中でフレディに殺されてしまうと、現実世界でも本当に死んでしまうという、悪夢よりもたちの悪い夢です。後のシリーズは若干コメディ化していきましたが、本作ではフレディは冷徹な殺人鬼として描かれていて、その恐怖も中々に強烈なものになっています。
ちなみにこの映画、今やハリウッドを代表する大スター、ジョニー・デップの映画初出演作品です。やはりホラー映画は若手俳優・女優の登竜門なんですね。ちなみにリメイク版の方にはまだブレイク前のルーニー・マーラが出演しています。彼らが悪夢に怯え、恐怖する姿は必見です。
<ストーリー>
エルム街に暮らすナンシーら高校生たちに異変が起こる。夢の中に鋭利な鉄の爪をつけた怪人が現れ、彼らを脅かすのだ。その後、友人のひとりティナが惨殺されるという事件が。一方、夢の恐怖は現実化し、ナンシーの体には傷まで残っていた。悪夢とともに殺人事件が続く中、ナンシーは怪人フレディにまつわる秘密を知り、彼と闘うことに……。
監督:ウェス・クレイブン
キャスト:ヘザー・ランゲンカンプ、ロバート・イングランド ほか
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