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侍魂を持った外国人たちの戦い!海外の日本刀映画特集①『ブラインド・フューリー』盲目のベトナム帰還兵の怒りが炸裂する!

日本刀とは、私たちの生活に馴染みがあるものではないですが、誰しもが一度は振るってみたいと感じるものです。それは日本人に限らず、外国人も同じで、私たちが思っている以上に彼らは日本刀を好きです。そんな好きが、映画の中にも現れることがあります。そこで今週の「今夜何観る」では外国人が日本刀を振るう映画を特集します!

『ブラインド・フューリー』(1989)

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この映画のタイトルを直訳すると「盲目の激怒」です。「盲目」で日本刀と聞けば誰しもが『座頭市』を思い浮かべるでしょう。本作はまさにアメリカ版『座頭市』で、実際に勝プロダクションから正式に許可を得て製作されています。

本作の主人公ニックはベトナム戦争で視力を失いましたが、居合を仕込んだ杖を持ち歩き、凄まじい腕前の居合術を披露します。敵を次々と倒していく姿は痛快そのものです。どんな窮地に陥っても動じることなく、居合で敵を次々と倒す主人公ニックを演じたルトガー・ハウアーの迫力も相まって、非常に見応えがあります。

刀を駆使したバトルシーンの迫力も見事ですが、本作はストーリーも素晴らしいです。テンポも良いし、最後にはまさに「侍」を思わせる結末を辿ることになります。日本刀を武器として派手に描いた作品は多いですが、その魂までも表現している映画は少ないです。本作はそういった武器としての魅力と、侍的な魂の部分の魅力も堪能できる作品となっています。

<ストーリー>
ヴェトナム戦争で視力を失なったニック・パーカー(ルトガー・ハウアー)はアメリカに帰り、かつての戦友フランク(テレンス・オクィン)を訪ねるが、フランクは麻薬組織のドン・マクレディ(ノーブル・ウィリンガム)に捕らえられており、その手先によりフランクの妻リンはニックの眼の前で殺された。たった1人残された息子のビリー(ブランドン・コール)を連れ、ニックはフランクの元へ向かう。

監督:フィリップ・ノイス

キャスト:ルトガー・ハウアー、テレンス・オクティン ほか