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【募集】ムービーマービーアワード2023「ぜったい面白い映画大賞」ノミネート作品紹介②「悪魔も逃げ出す強い人」編

2023年に公開された映画で1番面白かった作品を決めよう!

ムービーマービーが読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞!

それが「ムービーマービーアワード」!!!

昨年末からXで募集したフォロリツキャンペーン「#2023年ぜったい面白い映画」と、ムービーマービー編集部が選出したノミネート作品から今年度の「ぜったい面白い映画大賞」を決定します!

今回から、ノミネートした17作品をテーマごとに紹介!今週は「悪魔も逃げ出す強い人」編をお届けします!

 

『ヴァチカンのエクソシスト』
エクソシスト史に新時代を切り拓くエンタメホラー

「エクソシスト」にはじまる悪魔祓い映画史は、なんだなんかいってもオリジナルの「エクソシスト」に紐づけられていますね。続編は言うに及ばす、現代の裁判で悪魔の存在が議論されましたとか、今回の神父はこうですとか、ま結果エクソシストのバリエーションとみえてしまう。これは、ありきたりでつまんないと言ってるわけではなく、観てる方も作る方も、「そういうのが観たい」と思ってる結果なわけで、それほどウィリアム・フリードキンの「エクソシスト」という作品は傑出しており、まさに「原点にして頂点」といえるわけです。

そんな中出てきたのが「ヴァチカンのエクソシスト」。1987年7月、サン・セバスチャン修道院。ガブリエーレ・アモルト神父(ラッセル・クロウ)はローマ教皇から依頼され、ある少年の悪魔払いに向かう。変わり果てた姿の少年が面識のない自分の過去を語る様子を見て、アモルトはこの変異が病気ではなく、悪魔の仕業だと確信する。そんな内容から、こりゃまた新たな派生バージョン化と思って観たらちょっと違った。

まず、全然怖くない!ホラーではあるけど、心理的にぞぞっとするオカルト的怖さがあまりない。ちょっとグロいアクション映画程度。ところがこの話全然乗れる。なんでかというと、冒頭悪魔憑きの少年を直すアモルト神父が描かれるか、その後、カトリック教会の総本山ヴァチカンでの大司教や枢機卿との政治争いにアモルト神父が巻き込まれており、その中で「お前はホントに悪魔を払っているのか?」と聞かれ「悪魔じゃない場合もあるが【悪魔祓い】っていうとみんな信用して、治るからそう言ってる。」みたいなことを言う。

それに対して枢機卿みたいのが、「悪魔を騙(かた)るなど。。現代の教会に悪魔など不要だ」と言われて、アモルトが「悪魔の否定は、カトリック教会の存在を否定しているのと一緒だ」と言い放ち、立ち去る。もう、ここが超絶カッコイイ。現代における悪魔祓いの現実、教会の政治的側面など、これまでの悪魔祓いものにはない目線から悪魔祓いに迫っている。そう、実はこの映画、カトリックの総本山ヴァチカンにおける教皇直属の「チーフエクソシスト」ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録を映画化した実話なんですね。(たぶん、このシーンが原作のアモルト神父が一番言いたかったことだと思いますね。)

さらに、ラッセル・クロウ。カトリックの首脳陣とはむっつり顔の巨体で威圧しながら論争したかと思えば、聖堂では小さく丸まり教皇と穏やかな顔で接し、悪魔祓いの依頼を受けます。「スペインのサン・セバスチャン修道院にいってほしい」颯爽と出撃するアモルト神父。黒い神父服に黒い、つば広の黒帽子にオレンジのサングラス、その巨体で小さいスクーターを駆り、イタリアの街中をかっ飛ばすシーンがスゲぇカッコイイんです。何と次のカットではスペインの修道院の近くまでブンブン来てます。(このスクーターでスペインまで来ちゃったの??)ともかく、このラッセル・クロウ演じる神父に強烈なバイタリティを感じるわけです。

そして、アモルト神父と共に悪魔祓いを成し遂げようとするトニー神父。「イット・フォローズ」にも出ていたダニエル・ソヴァット、この現代的浅さを持つ若い神父の成長ぶりがこの作品を新たな次元に引き上げてますね。「まさか、バディものだったとは?」が非常に心地いいです。「エクソシスト」のカラス神父とメリン神父も名バディなんですが、あっちはあくまで神父同士のつながり、こっちは師弟というか仲間というか、クワイガンとオビ・ワンみたいなもので、そのあたりも観てる方としてはわくわくしますね。

そんな意味で、オリジナル「エクソシスト」が、この50年間、鉄壁の価値観をもっていた悪魔祓いもの映画に新風ももたらした「ヴァチカンのエクソシスト」の歴史的意義を感じ、今年は断然推します。「呪術廻戦」とか「鬼滅の刃」が大ヒットする時代にぴったり、日本でもカルト的人気がでた本作をさらにみんなの声で評価して、ぜひ今後、シリーズにしてほしい作品ですね。
あのスクーターかっ飛ばすラッセル・クロウはもっと見たいです(笑)。

文:たんす屋(神社好きの中年Youtuber)

 

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
スタイリッシュで冴えまくったアクション、アクション、アクション!

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』はシリーズ集大成にして、ガン・フー(銃+カンフー)からカー・フー(車+カンフー)、ドッグ・フー(犬+カンフー)に至るまで、ジョン・ウィックを全部詰め込みましたと言わんばかりの怒涛のアクションを見せつけてくれました。ちなみにこの映画、上映時間2時間49分のうち、キアヌの発する言葉はたったの380ワード。ひたすらアクションに徹し、殺して殺して殺しまくります。

本作で戦いの舞台はユニークかつ和洋折衷な“なんちゃって日本”まで広がり、用心棒のお相撲さんが張り手で銃弾を弾き返したりと、“んなわけない”ファンタジーな日本裏社会描写がジョン・ウィックの世界観を拡張して最高です。そしてそんな新ステージで起きる本作の大目玉のひとつ、日本刀を携えた真田裕之 vs 盲目の殺し屋ドニー・イェンのタイマン勝負。往年のアクション映画ファンも唸るしかない、ベテランたちの死闘は必見です。

そして、最終決戦の地を目指すキアヌは、凱旋門で追手の戦いの最中何度も車にぶっ飛ばされるけど、それでもピンピンしている無敵感はさすがジョン・ウィック。ババヤガ指数もグングン伸びていきます。火炎弾を放射する何かすごいショットガンを手に、俯瞰視点&長回しで立ち回る演出は、まるでビデオゲームのよう。

そして極め付け、本作のハイライトは、222段の階段を転げ落ちるキアヌだった。これまでの映画史の中で、あれほど長く階段を落ち続けたキャラクターはいないであろう。延々と続く冴えまくったアクションは初めから終わりまでテンションを上げ続け、アクションシーンの新たな境地を切り開いてみせた。

文:紙巻き(肺が真っ黒)

 

『怪物の木こり』
亀梨和也のサイコキラーぶりが凄い!?

第17回「このミステリーがすごい!大賞!」を受賞した倉井眉介の同名小説を実写映画化した本作は、狂気のサイコパスで弁護士の二宮が、連続殺人犯に命を狙われながらも逆襲していく様子を描いた作品です。追うものと追われるものが次々と入れ替わり、先の読めない展開が続いていく本作は”超刺激サスペンス”と称されるほど驚愕のストーリーとなっております!そんなサイコパスを演じるのは、亀梨和也さんです!あのカッコよくて色気があってキラキラした亀梨さんが、殺人犯をも凌駕する狂気のサイコパスを演じているということで、そのギャップに魅了された方も多いのではないでしょうか。そして、本作の監督はジャンル問わず様々な映画を製作し世界中に熱狂的ファンを持つ三池崇史監督です。お二人が作り出すサイコスリラーな世界をぜひ、体感してみてください!

文:Nami(求めるもの:推しの最新作情報)

 

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
「マイゴジ」では描かれなかった戦争の影…、これはただのイケオジ2人のバディアクションではない!

画家・水木しげるの誕生100周年を記念して製作された本作は、2018年から2020年に放送されたTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期を基に、シリーズの原点となる目玉おやじの過去と鬼太郎の誕生にまつわる物語を描いた物語が描かれています。公開当初は実際あまり話題になりませんでしたが、鑑賞者の口コミでじわじわと人気を集め、異例のロングランヒットを遂げました。

本作では、昭和31年の閉鎖的なとある村を舞台に、行方不明の妻を探す幽霊族の末裔・ゲゲ朗(後の目玉の親父)と、血液銀行に勤める野心家・水木が、日本の政財界を裏で牛耳る邪悪な一族の秘密に迫ります。鬼太郎の世界観に『犬神家の一族』をはじめとする横溝正史ミステリーのおどろおどろしい空気感、さらに『ゴジラ-1.0』ではあえて描かれなかった“戦争の暗い影”の部分も描かれ、大人が楽しめる濃いエンタメホラー作品に仕上がっています。イケオジ2人のバディアクションも見どころですが、やはり映画を支える世界観が秀逸すぎます。

長年に渡り多くの人に愛され続けている鬼太郎がどのように誕生したのか、何を背負っているのか、、、これ見た後は鬼太郎と目玉の親父がこれまでとちょっと違って見えてきますよ。本当に良く出来てるので、亡き水木先生の感想が聞きたいですね。

文:Nami(求めるもの:推しの最新作情報)

 

投票はページ下部のアンケートフォームから必要事項を記入し、応募ボタンをクリックすればOKです!

投票に参加して頂いた方の中から抽選で、

「映画1年分」(ムビチケカード×12枚)を1名様
さらに「ムビチケカード」1500円(10名様)、ムービーマービー特製Tシャツ(3名)をプレゼントします!!

(※当選者にはXにDMでご連絡いたします。)

 

皆さまからの熱い1票お待ちしてます!
投票期間:1月26日(金)~2月23日(金)

※結果発表は2月下旬にムービーマービーと共感シアターにて発表します!

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    Q1:2023年に公開された映画で、下記のノミネート候補から面白いと思った作品を3つ選んでください。(必須)

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    Q2:2023年でガッカリした作品(任意)

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    Q3:2023年に観た配信作品(映画、ドラマ)で良かったものは?(任意)

    上記を選んだ理由は?(任意)

    Q4:2023年に観たドキュメンタリー作品で良かったものは?(任意)

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