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映画『四十九-SEEK』舞台挨拶後・特別座談会!浅野寛介×三浦誠己×菜 葉 菜が語る、緻密なキャラクター造形と熱量あふれる撮影現場

公開を迎え、kino cinéma新宿での舞台挨拶を終えたばかりの映画『四十九-SEEK』チームによる特別座談会を実施主演・プロデューサーの浅野寛介さんに加え、本作で強烈な存在感を放つ町田役の三浦誠己さん、SEEKの頭領役の菜 葉 菜さんをお迎えしました本格アクション映画への挑戦に対する思いや、緻密に計算されたキャラクター造形の裏側、そして「妥協のない熱量の塊」とキャスト陣が絶賛する撮影現場のエピソードについて、たっぷりとお話を伺いました

【企画が来た時の印象について――「本物のアクションへの挑戦」と「完璧な脚本」】

──まずは最初に企画を聞いた時の印象を教えてください

菜 葉 菜:私はアクション映画にあまり出たことがなかったので、まず「本物のアクションってどういうもの?」というところから始まりました。撮影に入る前に2週間ほどアクションの練習もさせていただき、(アクションの)本物の人たちの中に入って演じるプレッシャーはありましたが、志の高い作品にお誘いいただき、参加できる喜びやワクワクドキドキ感がありましたね

三浦誠己(以下、三浦):最初は浅野さんとシェイン監督のキャリアを拝見して、とんでもないアクション映画になると思ったので、技術的に「僕には参加できない!」と思っていました。ですが、いただいた「町田」という役の描かれ方が本当に完璧で、脚本もすごく丁寧に書かれていたんです。現場で何があってデコボコしても、この綺麗な骨組みがちゃんと通っていればついていけると思い、ぜひやりたいという気持ちに変わりました

浅野寛介(以下、浅野):お二人は僕が好きな役者さんで、お芝居の面で本当に頼れる方々だったのでお願いしました。物語の骨組み、柱はシェイン監督が立てていますが、自分が脚本を書いた時に、「町田」は僕が一番凝ったキャラクターなんです。三浦さんは想像通りにいくと思ったら、やはりそれを超えてくる方でしたね

浅野寛介

【それぞれのキャラクター造形について――「恐怖心のない不気味さ」と「冷静なボス感」】

──三浦さん演じる「町田」は、大きなアクションというよりも知性や残虐性で追い詰める役どころでしたね

三浦:そうですね。セリフにもあるのですが、敵対するにしても相手の持っている文化や武器、爆弾でもなんでも「みんなもらう」という欲がすごく強いんだと思います。残虐なシーンを演じるにあたって、「恐怖心のない不気味さ」や、線を少し超えてしまっている異質さをどう表現するかを考えました。相手は本能的な、絶対勝てない“ゴリラ”のように強靭な方々ですから(笑)、そこに自分が暴力的な要素を出せば出すほど逆に弱く見えてしまうだろうと思い、丁寧にポイントを作っていきました

──菜 葉 菜さん演じる「SEEKの頭領役」はいかがでしたか

菜 葉 菜:監督からは「あまり感情を出さないで」と言われていました。女性特有の叫んだりするような表現ではなく、淡々と冷静に見ている「ボス感」を出すのが難しかったです。登場シーンが少ない中でいかに表現するか、インする前からシェイン監督と「シークとは」とよく話し合い、現場でも表現のニュアンスや塩梅をその場で作っていきました

浅野:ずっとアクションをしていると持たないので、お二人の圧倒的なお芝居の存在感に引き上げられました。三浦さんのスイッチの入り方や、お二方の目の奥が醸し出す「ねっちょり感」というか色気には本当に助けられましたし、このお二方の存在意義はお芝居をして改めて気づかされました

菜葉菜

【妥協なきロケーションと熱量の塊――「嘘のない気持ちのいい現場」】

──現場の雰囲気はいかがでしたか

三浦:名古屋のプールなど、「よくこんな場所を探してきたな」と思うようなロケーションでしたし、時間や場所の拘束がある中でも皆さんの妥協が見えませんでした。映画を作りたいという熱量の塊のような現場で、それに吸い寄せられるというか、また行きたくなるし終わると寂しくなる現場でしたね

菜 葉 菜:本当に嘘のない、直球で気持ちのいい現場でした。表向きは楽しそうでも裏では…ということが全くなく、浅野さんやシェイン監督も周りに気を使い、スタッフとキャストがみんな平等にプロフェッショナルとして仕事ができる環境を作ってくれていました。いいものを作りたいという熱い思いのあるチームに参加できて嬉しかったです

浅野:ジャッキー・チェンが好きでアクション映画を撮りたいという少年の時の夢から出発している部分があるので、商業的なものとは出発している熱量の矢印が違うんです。ただ、やるからには皆さんが続けられる環境作りを責任を持ってやらなければいけないと思っています。もっといい環境で作るためには経済的にもしっかりやりながら、皆で子供のように映画を作れたらいいなと目指しています

三浦誠己

【最後に――読者へ向けたメッセージ】

──最後に、これから映画をご覧になる方へメッセージをお願いします

菜 葉 菜:若い子供たちに、日本映画のアクションをもっと身近に感じてもらう機会になったら嬉しいです。残酷な描写はないので、ぜひ親御さんも子供たちと一緒に見てほしいですね

三浦:物作りのワクワクがそのまま形になって、SEEKの世界が作り上げられているという点でも非常に面白い作品です。ワイヤーもCGも使っていないアクション映画です。普通の映画とは違う熱量を必ず感じていただけると思うので、ぜひ巻き込まれてほしいなと思います

浅野:ぜひ映画館のスクリーンで観てもらいたいです。シークはやっぱりスクリーンで見てもらいたいですね

 

映画『四十九-SEEK』
全国順次公開中

【ストーリー】
忍者の末裔たちは現代の日本にて名や姿を変え、非政府組織「四十九(シーク)」として秘密裏に任務を遂行する。そのエージェントの中でも屈指の実力を持つ相沢京平(浅野寛介)は、ある潜入任務を通じて己の宿命と向き合うことになる。生身の人間がぶつかり合う、93分間のノンストップアクション

監督・編集:シェイン・コスギ
アクション監督:石井靖見(Japan Action Enterprise)
プロデューサー:浅野寛介、シェイン・コスギ、綾野文咲、浅野博貴
出演:浅野寛介、三浦誠己、菜 葉 菜、弓削智久、小川未祐、吉田美佳子、上村侑、結城貴史、石井靖見 / ケイン・コスギ
配給:KeyHolder Pictures
公式サイト:https://seek49.com/
公式X:@SEEK49official
©2026 映画「四十九-SEEK」 製作委員会