ケイン・コスギが「PERFECT BODY!」で会場熱狂!映画『四十九-SEEK』舞台挨拶レポ|浅野寛介が明かすケインの殺気「アクションのスイッチが入ると本当に怖い」
映画『四十九-SEEK』の公開記念舞台挨拶が8月1日、kino cinéma 新宿にて開催され、主演・プロデューサーの浅野寛介をはじめ、共演のケイン・コスギ、菜 葉 菜、三浦誠己、石井靖見、そしてシェイン・コスギ監督が登壇した。イベントでは、CGやワイヤー、過度なカット割りに頼らず、生身の身体でアクションを見せる本作へのこだわりや撮影秘話が語られた。
主演・プロデューサーを務めた浅野は「今日はお越しいただき、ありがとうございます!」と、満席となった客席の皆さんへ感謝の気持ちを伝えた。三浦は本作で「本当に素敵な人と出会えて、学びの多い現場で楽しかったです」と微笑む。菜 葉 菜は「たくさんのお客様に観に来ていただけてとてもうれしいです」と熱気あふれる会場を見渡し笑顔。出演もし、アクション監督を務めた石井は「劇場まで足をお運びくださりありがとうございます」と丁寧に挨拶。そしてケインに挨拶の順番がまわると「ファイト!」と気合の掛け声後に、マイクを会場に向けてレスポンスを求める。反応が足りたいと言わんばかりにもう一度「ファイト!」とさらに気合の入った声で会場にマイクを向けるケインに「一発!」との声が返り、ケインは満足そうな笑みを浮かべ「PERFECT!」と続け「BODY」と観客と一緒に声を揃え決めポーズを見せる。ケインのサービス満点の挨拶に、会場のボルテージは急上昇。MCからも「これはだいぶスペシャルですね」とのコメントが飛び出していた。シェイン監督は、「初監督の作品です。楽しんでいただければ幸いです!」と呼びかけていた。
本プロジェクトの立ち上がりについて浅野は「シェインと僕は30年くらい前に出会っていて、アクションを志し、僕は今、俳優というところに至っています。その間に常にアクションで映画づくりをしていこうよ!というのがあって。そんな中、コロナ禍があり、世界を揺るがしたものを経験する中で、世界に向かって何ができるんだろうと考えた時に、やっぱりアクションだろうということになって。今はiPhoneでも(映像が)とれる時代なので、すぐに(動き出して)やってしまおう!と言って始めたのがこの『四十九-SEEK』です」と、コロナ禍での始まりではあったが、素早く行動に移してプロジェクトを動かし始めたと説明。
本作が、世界各国の映画祭で82の賞を獲得し、異例の快進撃を続けている。CGやワイヤー、速度編集などを使って作アクションが当たり前の中、それに頼らないでアクションをやろうという熱い思いが込められた作品だ。「僕はもともとジャッキー・チェンが好き。アクション監督の石井ちゃんも、ジャッキー・チェンが好き。そういう世代がこれから何をやるか、ってなった時に、やっぱり僕らの好きなアクションを見せたいという形で作りました」と想いを伝える浅野。石井は「浅野くんはすごくアクションができる人。そして、ケインさんも出ている。観てもらった通りです」とアクションに込めた思い、凄さは映像に映っていると話した石井は他にもジャッキー・チェンが好きだったり、アクションができる人間がたくさん出演しているとし、自分たちの体でアクションをしっかり見せることを心がけたと伝えた。
本作では、なるべくカット割していないそうで、アップにすれば迫力は増すけれど、あえて引きで撮るというのはずっとやってきたと解説した浅野。石井も「カットを割ってどんどんスピーディーにするというのは(アクションにおいては)普通というか当たり前。でも本作では、それをしないでカット割を少なめにしてもしっかり見せられるように自分たちでやっていくといのをテーマにしていました」と解説していた。
ケインとの対峙について浅野は「いや~、もうなんでしょう。横に立たれるとね、本当に。でかい!」と体格差に触れ、自分が小さく見えて「僕困る!」と苦笑い。ケインのアクションについて「スイッチが入ると怖い。僕が刀を落とすシーンがあるのですが、アクション(の表現)として落とすことはできるのですが、本当に落とされました」と演技ではなく、実際に迫力に圧倒されて刀が手から落ちてしまったと撮影時の様子を振り返る。さらに浅野が「パンチでガッてやられる時は…」とケインの手が顔スレスレにくる様子を再現し、「何回か、僕の顔に当てるんじゃないかという殺気があって」と明かしたタイミングで、シェイン監督が「僕の気持ちが分かりましたよね?兄弟喧嘩の時の。怖い、怖いんです」と話し始めると、「あとでね、その話はね」と浅野がシェイン監督を落ち着かせる様子を見せるなど、30年の仲を感じさせる息のあったトークを披露し笑いを誘う。再び浅野はケインのアクションに触れ、「アクションはその場で作ってその場でつけてやります。今は、こんな笑顔ですけれど、アクションの時はそれが全くない。その差(ギャップ)をすごく感じながらやっていました」とケインとのアクションシーンの作り方を明かしていた。
三浦については「色気の塊!」とその魅力を語った浅野。「僕はこの方の色気にただただ憧れる。芝居はもちろんですけれど、人柄もちょっと、せこいくらい…いい!」と大絶賛の浅野に対し、三浦は「いやいやいやいや」と照れ笑い。浅野の現場での振る舞いについて触れた三浦は「主演俳優でプロデューサーされてて。現場ではすべての仕事をしていらしゃって。たとえば、スタッフみんなの喉が渇いていないか、体調がすぐれない方がいないかとか確認したり、誰がどういう段取りでどういう仕事をしたいかっていうことを全て見通して、先に回って動いていらっしゃって。僕は現場に行って演じるだけだったんで、なんか本当に恥ずかしいくらい(笑)。学ばせていただきました」と称賛していた。
「寛介さんをはじめ、キャスト、スタッフのみなさんが明るく接してくれて。すごくやりやすい現場でした。僕の撮影は本当にすごく短くて、3日か4日くらい」と話したケインは、「一番最初に台本をもらった時は、『これだけですか?』って思って。本当はもっと出たかったんですけれど。寛介さんが主演、シェイン監督のデビュー作に出ることができて本当に光栄に思っております」と誇らしげにしながら兄の顔を見せていた。一方、シェイン監督は役者としても作中に登場している。さらに、そのシーンはケインとの対峙だ。「30年ぶりの兄弟喧嘩。相変わらず僕が、負けています。やられています(笑)」と弟の顔を見せ、「お兄ちゃんは強いから」とポツリとこぼすなど、兄の強さを改めて実感したとも話していた。
本作で初めてアクション監督をやった石井は「正直言うと世界基準とか、全然考えていなかっただけです。とにかく今自分にできることを必死にというのを。もうほんとそれだけっていうのもあるし、本当にアクションで見せられる人たちが演じているので、なるべく誤魔化さない。そういうことをしない用意するっていうのを意識してやりました」とコメント。
菜 葉 菜はSEEKの棟梁という役柄について、「本格的なアクションに参加させていただいたのも多分初めて。何より浅野寛介さんと、シェイン監督が本物の作本映画を作りたいっていう、作るっている熱い思いにまず心を動かされました。私も見慣れているアクション映画ってハイスピードだったり、かっこよく見せたりするとか、本物っぽく見せるかっていうので、もちろん素晴らしい作品や臨場感ある作品はあるんですけれど、やっぱりこれが本物かなのかっていうのをもう間近で現場で見せていただいた。『こういうことか!』と。これを日本の映画界に殴り込みじゃないけれど、持っていきたかったのか、作りたかったのかっていうのを体感しましたし、一緒にやっていても刺激を受けました。そういう意味で、本当にいい経験をさせていただいたなと思っています」と微笑む。MCから英語のアドリブがあったことに触れらた菜 葉 菜は「私の流暢な英語を観てください!」と大声でアピール。と、その前に、アクションについて話したかったようで「私、素質があるんだよね?」と菜 葉 菜は浅野に確認。すると浅野は「ガチです。もう一度見てください、肘入れてますから!」と 菜 葉 菜のアクションでの注目ポイントを挙げる。ちょっと照れた様子の菜 葉 菜にケインも「すごい上手でした」と称賛。菜 葉 菜は、英語についての話に戻し「流暢じゃないほうがいいって言われたんです。ケインさんがめちゃめちゃ優しくて。2人のシーンでは、『菜 葉 菜さんイイですよ』とか言ってくださって。優しさだったかもしれないけれど…」と話す菜 葉 菜にケインから「本当に良かったです!」と英語でも褒められる場面も。「あれが伝わるっていうのを本物(ケイン)の方から言われたので、責めないでください!」と観客に呼びかける菜 葉 菜をケインが「気持ちが多分伝わって」とフォロー。菜 葉 菜は「いろいろな経験をさせていただきました」としみじみとしていた。
映画の出演者と監督という形で一緒に仕事するのは初めてだというケインとシェイン監督。「子どもの頃はよく父親の映画とかに一緒に出たりしてましたけれど。本当に久しぶり。子どもの時以来の仕事でした」と話したケイン。オファーについては「しょっちゅう電話で話していて。今度映画を撮ると聞いた時に、出たいと思ったけど言えないから、『手伝うことがあったらなんでも言ってね』と電話を切って。その1週間くらい経ってから電話がかかってきて、『悪役、大丈夫?』って。いいよってなりました」と経緯を語ったケイン。シェイン監督は2ヶ月くらいどうやってオファーを切り出そうか考えており、その際、浅野に相談していたという。その様子について浅野は「青春のモジモジしている感じでした」とニヤニヤ。ケインは「オファーはすごくうえれしかったし、楽しみにしていました。でも台本をもらった時は『これだけですか?』ってちょっとびっくりしました」とプチクレーム。「もっと出たかった」と再び語ったケインはこの後にも再び「もうちょっと出たかった」と少し残念がり、観客の笑いを誘っていた。
シェイン監督は出演者がこれまで演じたことのないような役を演じるところを見たかったと話し、「ケインの場合は海外の作品を観ていると悪役が多い。今回は怖い存在感のお兄さんが観たくて、あまり喋らずに、表情でめっちゃ怖い感じの役で。その顔を見ると子どもの頃を思い出します。それをみなさんに伝えたいなと思って」と弟のシェイン監督にとって兄のケインが怖い存在だったと伝えたいとジョークをまじえて語ったあと「まあ、今、見ていただくとわかると思いますが、怖いのは(映画の中だけの)一瞬。本当は世界で一番優しいお兄ちゃんです」とケインの顔を見つめながら話し、観客を笑わせた。
本作は続編も決定している。現在言える情報としては「スケールアップしている」とのこと。もうすぐ解禁予定としながら、言える情報としてはと前置きしたシェイン監督は「Part1は尖ったアクション映画。Part2は人間ドラマになっています。ドラマ生があるので、味が違う映画になっています!」と期待を煽り、Part100、ParT200まで作りたいと気合いを見せていた。
最後の挨拶でシェイン監督は、「これから日本だけじゃなく、世界のアクション映画、総合のエンターテインメントを作っていきたいので、よろしくお願いいたします」と呼びかける。浅野は「ジャッキー・チェンが好きという思いから出来上がったと思っています。その思いはずっとあり、形にできたのは今。ここからが勝負だと思っています。そのためには観るお客様がいないと僕らは成り立たないし、それ以上に、アクション業界を盛り上げたい、映画業界を盛り上げたい、日本を盛り上げたいということで取り組んでいます。なので、1回だけではなく、2回、3回、二桁行ってもらいたいです!観にきてください。よろしくお願いいたします」と力のこもったコメントで熱いイベントを締めくくった。
映画『四十九-SEEK』
全国順次公開中
【ストーリー】
忍者の末裔たちは現代の日本にて名や姿を変え、非政府組織「四十九(シーク)」として秘密裏に任務を遂行する。そのエージェントの中でも屈指の実力を持つ相沢京平(浅野寛介)は、ある潜入任務を通じて己の宿命と向き合うことになる。生身の人間がぶつかり合う、93分間のノンストップアクション
監督・編集:シェイン・コスギ
アクション監督:石井靖見(Japan Action Enterprise)
プロデューサー:浅野寛介、シェイン・コスギ、綾野文咲、浅野博貴
出演:浅野寛介、三浦誠己、菜 葉 菜、弓削智久、小川未祐、吉田美佳子、上村侑、結城貴史、石井靖見 / ケイン・コスギ
配給:KeyHolder Pictures
公式サイト:https://seek49.com/
公式X:@SEEK49official
©2026 映画「四十九-SEEK」 製作委員会

















