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「第一印象、最悪でした。」出逢いの季節に一生モノのバディ映画4選!嫌悪こそ伝説の始まり。苦手な人も映画パワーで乗り越えろ!

4月も中旬。
新しい環境や人間関係にも、少しずつ慣れてきた頃でしょうか。同時に、「なんとなく苦手だな」と感じる相手の輪郭も、はっきりしてくる時期でもあります。
最初は気のせいだと思っていた違和感が、じわじわと確信に変わっていく——そんな瞬間、ありますよね。でも、その第一印象、本当にすべてでしょうか。

今回の特集では、新しい環境で出会った“苦手な人”への先入観を、映画を通して見つめ直します。
最初は最悪。むしろ嫌悪から始まる関係だからこそ、ぶつかり合い、理解し合い、やがて深い絆へと変わっていく。

相容れない二人が、それでも向き合い続けた先に何があるのか。
その答えを、4本のバディ映画が教えてくれます。

文:Share-my-popcorn

 

『ブラック・レイン』(1989)
ぶつかり合うからこそ、本物のバディは生まれる。

バディといえば、警察映画を思い浮かべる人も多いはず。
この映画は、日本人とアメリカ人という異色のコンビが描かれる点で、ひと味違います。舞台は大阪。アメリカからやってきた刑事ニックは、日本の刑事マサと組むことに。文化も価値観も性格も真逆の二人は、最初は互いを理解できず、衝突ばかり。部外者として扱われる苛立ちや、言葉の壁もあり、距離はなかなか縮まりません。
それでも共に危険な捜査を乗り越える中で、少しずつ信頼が芽生えていく。
プロとしての矜持が、やがて文化の壁を突き破っていきます。
反目し合っていた二人が、異文化への先入観を超え、現場の熱量の中で共鳴していく
気づけばその関係は、国籍や立場を超えた“本物のバディ”へと変わっていきます。
相容れないからこそ、ぶつかり合う。でも、その先にしか生まれない絆もある。
今の時代、異なる文化や価値観を持つ人と関わる機会は増えています。
言葉が通じなくても、心は通じる。関係とは、時間とともに変わっていくものなのかもしれません。

【作品データ】
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ダグラス、髙倉健、アンディ・ガルシア
上映時間:125分
製作国:アメリカ

【配信】
・Amazon Prime Video
・Apple TV

『マイ・インターン』(2015)
世代も価値観も違う。でも、だからこそ支え合える。

職場の人間関係ほど、難しいものはありません。年下が上司だったり、年上が部下だったり。気づけば私たちは、年齢や立場で相手を測ってしまいがちです。
仕事と家庭の両立に悩む若きCEOジュールスと、40歳年上のシニアインターン・ベンの物語。最初は戸惑いと距離のある関係でしたが、ベンの落ち着いた振る舞いやさりげない気遣い、そして人生の大先輩だからこその助言が、少しずつ彼女の考え方や在り方を変えていきます。“古い”という先入観を捨てた先にあったのは、誰よりも信頼できるパートナーの存在でした。世代の違いは壁ではなく、支え合うための強さへと変わっていくのです。人生経験の違いは、学びの幅を広げてくれる。
世代も価値観も違うからこそ、見える景色があるのかもしれません。
人は誰しも完璧ではない。どれだけ成功している人でも、不安や迷いを抱えている。
だからこそ、誰かに頼ることも、誰かに支えられることも、決して弱さではありません。最初は噛み合わなかった相手とも、かけがえのない関係が生まれることもあるのです。

【作品データ】
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ
上映時間:121分
製作国:アメリカ

【配信】
・Netflix
・Amazon Prime Video
・U-NEXT

『カラオケ行こ!』(2023)
なんでこの二人?でも、それが最高の関係になる。

人はどうしても、見た目や年齢、職業といった“第一印象”で相手を判断してしまいがちです。怖そう、合わなそうなどそうやって距離を取ってしまうこともありますよね。でも、その印象がすべてではないことに、後から気づかされることも少なくい。中学の合唱部部長・岡聡実と、ヤクザの成田狂児という、本来なら交わるはずのない二人の物語。ひょんなことから歌を教えることになり、最初は緊張と違和感だらけの関係が始まります。それでもカラオケという不思議な距離感の中で、少しずつ互いを知り、支え合い、気づけば年齢や立場を超えた友情が生まれていく。
人は、話してみないとわからない。その人の良さも、欠点も。そして、苦手だと思っていた相手ほど、自分の世界を広げてくれる存在になることもあるのです。どんな人と関係を築くかは、自分次第。もしかするとその出会いが、人生に残る特別なものになるかもしれません。

【作品データ】
監督:山下敦弘
出演:綾野剛、齋藤潤
上映時間:107分
製作国:日本

【配信】
・Netflix
・Amazon Prime Video
・U-NEXT

『グリーンブック』(2018)
偏見の向こう側に、本当の理解がある。

人は誰しも、知らないうちに相手を決めつけてしまうことがあります。
見た目や立場、過去のイメージに引っ張られて、本当の姿を見ようとしないまま距離を取ってしまうこともあるのではないでしょうか。
あえて黒人差別が色濃く残るアメリカ南部でツアーを行う、黒人ジャズピアニストのシャーリーと、運転手として雇われた白人のトニーが旅をする物語。二人は、黒人が安全に利用できる施設をまとめた旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、各地を巡っていきます。性格も人種も性格も正反対の二人は、最初は噛み合わず、何度もぶつかり合う。それでも同じ時間を過ごし、本気で向き合う中で、少しずつ互いへの理解と敬意が生まれていきます。やがてその関係は、偏見を超えた“絆”へと変わっていく。人は、人との心の交流を通じて変わることができる。相手を想う行動は、きっと相手の心に届く。そして音楽のように、言葉や立場を超えて、人の心を動かすものもあるのだと気づかされます。最初に抱いた印象だけで、すべてを決めてしまうのはもったいない。その先にある出会いが、人生を変えてくれることもあるのだから。

【作品データ】
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ
上映時間:130分
製作国:アメリカ

【配信】
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
・Apple TV

 

「やっぱり苦手かもしれない」と思っているその相手。
もしかすると、まだ“途中”なのかもしれません。

人は、時間をかけて変わっていくし、関係もまた変わっていく。
ぶつかることも、違和感を覚えることも、決して無駄ではない。

この春、少しだけ距離を感じている誰かがいるなら。
今夜は、“最悪の出会い”が“最高の関係”へと変わっていく瞬間を、映画の中で確かめてみてください。