終戦80年のいまを問う舞台が開幕!TBS舞台『パイロット』ゲネプロ&囲み取材レポート 今江「精一杯舞台上で生きて、それをお伝えできたらと思います」
TBSのドキュメンタリー・ブランド「TBS DOCS」が手がけるオリジナル舞台『パイロット』が、2月18日より東京・赤坂RED/THEATERで開幕した。本番に先立ち関係者向けゲネプロが行われ、キャストによる囲み取材が実施された。
TBS DOCSは、地上波ドキュメンタリー「解放区」や「TBSドキュメンタリー映画祭」を通じて社会と個人の問題を見つめる作品を発表してきた。本作はその流れの中で立ち上げられた舞台作品で、終戦80年という節目の年に、戦争の記憶を現代へどう手渡すかをテーマにしている。脚本・プロデュースは津村有紀、演出は寺本晃輔。特攻隊員の証言映像を劇中に織り込み、記録と演劇が同じ空間に存在する構成となっている。
物語の主人公は、特攻隊員として生きた青年・遠藤。命を捧げることが当然とされた戦時下で「映画監督になる」という夢を抱いていた彼が、ある出来事をきっかけに2026年の日本へ至る。戦時中の価値観と、夢を選び取れる現代の価値観が交錯する中で、“生きること”の意味を問い直していく。
主演の今江大地は、まず「見てくださる方がどう受け取ってくれるか分かりませんが、僕たちは精一杯、舞台上で生きて、それをお伝えできたらと思います」と初日への思いを語る。さらに本作がドキュメンタリーを基盤としている点に触れ、自身も戦争体験者へのインタビューを行ったことを明かした。この作品に関わるまで戦争を深く考えてこなかったと率直に語りつつ、「80年前の戦時中は“選ぶ”ということができなかったけれど、今はさまざまなことを選択できる時代に生きている。気持ち次第で何でもできる、やりたいことに挑戦できるということを伝えられたら」と作品に込めた思いを語った。
井出卓也は、稽古を通じて築いてきた芝居の関係性について言及。脚本を解釈し役割を磨く一方、舞台上では相手の芝居を肯定的に受け止めていくことで物語が膨らんでいくとし、「いまこの舞台上で起きていることを大事にして、この作品の情熱を届けられたら」と語る。また、戦争は想像ではなく実際に日本で起きた事実であり、その空気は現代にも続いていると語り、自由を求めながら生きる現代にも“縛り”が存在する中で「その中で夢を見ることの大切さや希望がこの舞台には詰まっている」と作品のテーマを説明した。
現代パートでアイドルのマネージャーを演じる椎名鯛造は、「全員で作り上げてきた舞台」であることを強調し、団体芸として見せていく作品だと語る。戦争を扱いながらもアイドルが登場する構造に触れ、自身の役が物語にどう関わり主人公の心をどう動かしていくのかに注目してほしいとアピールした。
証言映像と俳優の芝居が同じ空間に並び立つことで、過去の出来事を単なる歴史としてではなく現在の感覚へ引き寄せる本作。舞台という“いま目の前で起きる表現”を通じ、戦争を記録から体験へと近づけていく試みとなっている。
舞台『パイロット』は2月24日まで赤坂RED/THEATERにて上演中。
【公演情報】
TBS 舞台『パイロット』
出演:
今江大地、井出卓也、椎名鯛造、中染雄貴、髙橋真佳把、設楽賢、石川貴一、宇佐美真仁、寺本晃輔、富田翔、吉満寛人
草野仁(映像出演)
脚本・プロデュース:津村有紀
演出:寺本晃輔(ファーベルとルーデンス)
会場:赤坂RED/THEATER(東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテルB2F)
公演期間:2026年2月18日(水)~2月24日(火)
※一部公演でアフターイベント実施予定
チケット料金:全席指定 11,000円(税込)
一般発売:2026年1月10日(土)10:00~
公式サイト:https://tbs-docs.com/title/80.html
公式X:@pilot_TBSDOCS
公式Instagram:pilot_TBSDOCS
©TBS
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