『免許がない!』から30年──舘ひろし主演、“免許返納”をめぐるドタバタコメディ『免許返納!?』公開決定!
俳優・舘ひろしが主演を務める映画『免許返納!?』が、2026年6月19日(金)に全国公開されることが決定した。あわせて、ティザービジュアルと特報映像も解禁されている。
御年75歳を迎えながら、なお第一線で活躍を続ける舘ひろし。『あぶない刑事』シリーズで築いたダンディーなイメージにとどまらず、『ゴールデンカムイ』(2024)では土方歳三役で存在感を放ち、現在公開中の『港のひかり』(2025)では弱視の少年と心を通わせる元ヤクザ役を演じるなど、近年も評価の幅を広げてきた。そんな舘の最新主演作となる本作は、キャリア史上でも異色の〈ドタバタコメディ〉だ。
舘が演じる主人公は、映画スター・南条弘(70)。芸術映画で映画賞を総なめにする一方、「まだアクション映画がやりたい」という思いを胸に秘めたアクティブシニア俳優である。物語の発端は、長年の腐れ縁である俳優仲間が起こしたバイク事故。その件について南条が語ったコメントが、意図せず世間から称賛を浴び、「さすが南条弘」「南条最高」と一人歩きしていく。やがて世論は暴走し、「で、南条さんはいつ“免許返納”するんですか?」という声が本人に突きつけられることに。車やバイクに乗り、まだまだアクションを続けたい南条は、人生最大のピンチに追い込まれていく。
監督を務めるのは、『俺物語!!』(2015)や『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』(2019)などで知られる河合勇人。脚本は『永遠の0』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞し、『ラーゲリより愛を込めて』(2022)、『ディア・ファミリー』(2024)などを手がけてきた林民夫が担当する。“免許返納”という社会的にもセンシティブなテーマを、軽妙さと人間味を併せ持つコメディとして描き出す。
舘ひろしと“免許”というモチーフで思い出されるのが、1994年公開の主演作『免許がない!』だ。教習所に通う俳優を演じた同作から約30年。本作『免許返納!?』では、免許を「取る」側から、「返すのかどうか」を問われる立場へと移り変わる。舘自身もコメントで、この巡り合わせに運命的なものを感じたと語っており、本作は単なるドタバタコメディにとどまらず、俳優・舘ひろしが歩んできた時間そのものを映し出す作品とも言えそうだ。
主演の舘は、本作について「最初にタイトルを見て驚きました」と語りつつ、『免許がない!』から約30年を経て再び“免許”をめぐる物語に巡り合ったことに感慨を示す。また、脚本家・林民夫による軽やかで味わい深い脚本をもとに、監督やプロデューサーと議論を重ねる中で、次々とアイデアが膨らんでいったことも明かしている。劇中には、真っ赤なフェラーリに加え、『あぶない刑事』シリーズでもおなじみのハーレーやレパードも登場し、カーアクションも見どころのひとつとなる。
あわせて解禁されたティザービジュアルでは、「乗ってく!?」というコピーとともに、サングラスとタキシードで決めた南条弘の姿が描かれる。しかし、その足元にはキッズトイのようなフェラーリが置かれ、投げ捨てられた免許証の写真に写る南条の表情もどこか不満げだ。特報映像では、“日本一のダンディーが帰ってくる”というフレーズとともに、ハーレーにまたがりショットガンを構える姿や、港の倉庫街を駆け抜けるレパードのシーンが続く一方、「わたし、免許返納します!」という意外なセリフも飛び出し、作品のユーモアとアイロニーを強く印象づける内容となっている。
『免許返納!?』
2026年6月19日(金)全国公開
出演:舘ひろし
監督:河合勇人
脚本:林民夫
配給:東映
©2026「免許返納!?」製作委員会
公式サイト:https://menkyohenno-movie.com
公式X:@Menkyo_movie
公式Instagram:@menkyo_movie
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