『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』予告編&場面写真解禁!RHYMESTER宇多丸が“幻の名作”に熱いコメント「“食事”シーンの異常な切れ味だけで、 なぜこれほど長年に渡って騒ぎ続けてきたか、瞬時にご理解いただけるだろう……!」
日本初公開から45年、“疾走系”犯罪映画の金字塔がスクリーンに甦る。権利問題のため長らく“幻の作品”とされてきた『ジャグラー/ニューヨーク25時』が4Kリマスターされ、『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』として12月5日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開される。このたび予告編と場面写真9点が解禁され、RHYMESTERの宇多丸氏からコメントが寄せられた。
舞台は1970年代末、まだ危険で猥雑だった頃のニューヨーク。元警察官のショーン・ボイドは、別れた妻との間に生まれた一人娘キャシーと二人で暮らしている。15歳の誕生日を迎えた朝、キャシーを学校へ送る途中で、彼女は見知らぬ車に引きずり込まれてしまう。警察の捜査に業を煮やしたボイドは、独自に娘の行方を追い始める。誘拐犯、警察、そして父親。三者が交錯しながら、ニューヨークの街を舞台にした一日限りの奪還劇が幕を開ける。
息つく間もないスピード感と臨場感に満ちた映像は当時の観客を熱狂させ、タクシー運転手やポルノショップの女、サウスブロンクスの不良グループなど、都市の片隅に生きる人々の姿を通して、70年代末のニューヨークの生々しい空気を切り取った。リハーサルを含めて40台近くの車が破壊されたという壮絶なカーアクションをはじめ、今も伝説的に語り継がれるシーンが連続する。しかし、公開後ほどなくして権利関係の問題が発生し、配信はおろかソフト化も叶わないまま、1980年代に一度だけVHSで発売されただけの幻の存在となっていた。
本作を長年愛してきた宇多丸氏は、解禁に寄せて次のようにコメントしている。「タイトルが出るまでの冒頭ほんの数分間、クリフ・ゴーマンによる“食事”シーンの異常な切れ味だけで、我々『ジャグラー』観てる勢(笑)がなぜこれほど長年に渡って騒ぎ続けてきたか、瞬時にご理解いただけるだろう……!」
解禁された予告編では、当時のニューヨークのカオスティックな街の様子が映し出され、リハーサルも含めると40台近くの車が壊れたというカーアクションシーンや、主人公のボイドがニューヨークの街中を走り抜ける姿と共に、クエンティン・タランティーノの「最高のカーアクションだ!!」というコメントとショーン・ベイカーの「古き良き時代のいかがわしいニューヨークが見事に描かれている。」というコメントが躍る。また宇多丸氏が指摘している“クリフ・ゴーマンによる「食事」シーン”から印象的なショットも確認できる。
『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』
12/5(金)、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー!
【ストーリー】
元警察官で現トラック運転手のショーン・ボイドは妻と別れ、一人娘キャシーと二人で暮らしていた。今日はキャシーの15歳の誕生日。ボイドはバレエ公演のチケットをプレゼントし、学校に行くキャシーをセントラル・パークまで送り、二人にとっていつもと変わらない平穏な一日が始まるはずだった。しかし突然、キャシーは見知らぬ車に引きずり込まれてしまう。目の前で娘を誘拐されたボイドは必死に後を追うも、追跡途中で車の横転事故を起こし、病院に搬送されてしまう。病院でケガの手当を受けつつも、トネリ警部補率いるNY市警察捜査チームによる事情聴取に業を煮やしたボイドは病院を抜け出し、独自に娘の捜索に走り出す。こうしてニューヨークを舞台にした、ボイドVS誘拐犯VS市警察の長い一日が始まった!
監督:ロバート・バトラー
製作:ジェイ・ウェストン
製作総指揮:アーノルド・コペルソン
原作:ウィリアム・P・マッギヴァーン
脚本:ビル・ノートン・Sr、リック・ナトキン
撮影:ヴィクター・ケンパー
編集:アーガイル・ネルソン
出演:ジェームズ・ブローリン 、クリフ・ゴーマン、リチャード・S・カステラーノ、ダン・ヘダヤ、ジュリー・カーメン、アビー・ブルーストーン
アメリカ / 1980年 / 101分 / カラー /4K 原題:NIGHT OF THE JUGGLER
字幕翻訳:小林伊吹
提供:TCエンタテインメント、是空 配給:ザジフィルムズ
©1980 GCC Films, Inc





















