『サッパルー！街を騒がす幽霊が元カノだった件』お盆明けにピッタリ！タイで興収30億円突破の大ヒット作、予告編＆場面写真が初解禁

2025.08.20

映画『サッパルー！街を騒がす幽霊が元カノだった件』の予告編と場面写真が初解禁された。公開は9月26日（金）、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次。

本作はタイ東北部イサーン地方の独自の儀式や方言、文化をベースに制作され、現地では口コミで広がり異例のヒットとなった。興行収入は7億バーツ（約30億円）を突破し、2023年のタイ国内映画の年間興収第1位を記録している。

物語の舞台は、霊の存在が信じられているイサーン地方。街では妊婦バイカーオの亡霊を見たという目撃談が相次ぐが、元恋人のシアンの前には一向に姿を現さない。どうしても会いたいシアンは、街で唯一の葬儀屋を訪ね、幽体離脱の術を伝授してほしいと頼み込む。霊体となって死者の世界＝マルチバースへ向かう決意をしたシアンは、バイカーオの真の目的に迫っていく。

解禁された映像では、街を徘徊するバイカーオの恐ろしい姿に加え、彼女に会いたい一心で幽体離脱を試みるシアンの姿が描かれる。ホラー、マルチバース、ドラマ、コメディとジャンルを横断する要素が詰め込まれ、異色のラブホラーとして独特の高揚感を放つ。場面写真には、街を騒がすバイカーオの存在感や、幽霊と人間の境界を越えようとするシアンの奮闘が切り取られている。

監督はティティ・シーヌアン。自身の手がける“タイバーン・ユニバース”で注目を集め、第19回大阪アジアン映画祭では「幽霊はマイフレンド」と語り会場を沸かせたことも記憶に新しい。主演はチャーチャイ・チンナシリ、共演にナルポン・ヤイイム、アチャリヤー・シータらが名を連ねる。