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<『バレリーナ:The World of John Wick』公開記念特集>裏社会の掟と組織を徹底解剖!「ジョン・ウィック」ユニバース用語ガイド

『バレリーナ:The World of John Wick』がついに劇場公開される。舞台は『ジョン・ウィック:パラベラム』に登場した暗殺者養成機関ルスカ・ロマ。そこから巣立ったバレリーナ、イヴが主人公だ。だが彼女が生きる世界は、ジョン・ウィックが歩んだ血と掟の世界と地続きにある。

コンチネンタルホテル、主席連合、ルスカ・ロマ、ホームレス・ネットワーク――この世界には、銃や剣だけでなく「ルール」と「秩序」が存在する。本稿では、シリーズ全作を通して描かれてきた組織や用語を網羅的に整理。『バレリーナ』をより深く楽しむための完全ガイドとしてお届けする。

  1. 主席連合(The High Table)
    裏社会すべてを統括する十二人の幹部による最高権力機関。各幹部は世界中の犯罪組織を代表し、その掟は絶対的な拘束力を持つ。掟の違反は粛清の対象となり、例外は一切許されない。登場作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)~『コンセクエンス』(2023)
  • エルダー(The Elder)
    砂漠の遊牧民の長であり、主席連合の頂点に立つ存在。唯一、掟を改変する権限を持つ。
    登場作品:『パラベラム』(2019)/『コンセクエンス』(2023)

  • 裁定人(The Adjudicator)
    掟違反や契約不履行に対して処罰や制裁を下す執行役。冷静沈着かつ非情に任務を遂行する。
    登場作品:『パラベラム』(2019)

  • 主席連合直属の暗殺者
    各支部に送り込まれる精鋭たち。ゼロ(Zero)率いる忍者集団や主席連合の部隊が存在。
    登場作品:『パラベラム』(2019)/『コンセクエンス』(2023)

  1. コンチネンタルホテル(The Continental)

暗殺者専用の中立地帯で、最大の掟は“ホテル内での殺し禁止”。世界各国に支部があり、地域ごとの裏社会を統括する。豪華な内装と厳重なセキュリティを備え、裏社会の社交場として機能する。

  • 支配人(Manager)
    支部の最高責任者。ニューヨークではウィンストン、ローマではジュリアスが務める。
    登場作品:『ジョン・ウィック』(2014)~『コンセクエンス』(2023)

  • コンシェルジュ(Concierge)
    宿泊や各種サービスの手配を担当。ニューヨークではシャロンが務める。
    登場作品:『ジョン・ウィック』(2014)~『コンセクエンス』(2023)

  • ソムリエ(Sommelier)
    武器をワインリストになぞらえて提供する武器商。
    登場作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)

  • テーラー(Tailor)
    防弾スーツを仕立てる職人。
    登場作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)/『パラベラム』(2019)

  • 医師(Doctor)
    裏社会専属の医療担当。
    登場作品:『ジョン・ウィック』(2014)/『チャプター2』(2017)

  • 清掃人(Cleaner)
    現場の死体や証拠を処理する部隊。
    登場作品:『ジョン・ウィック』(2014)

  • 管理部(Administration)
    契約受理や報酬支払いを行う事務部門。
    登場作品:『ジョン・ウィック』(2014)~

  1. ルスカ・ロマ(Ruska Roma)
    ジョン・ウィックの出自であるベラルーシ系犯罪組織。孤児を養い、暗殺者やバレリーナとして育成する訓練機関も兼ねる。

    登場作品:『パラベラム』(2019)/『バレリーナ』(2025)
  • ディレクター(The Director)
    組織の長であり、養育・訓練・派遣を統括する。ジョンの養母的存在。
    登場作品:『パラベラム』(2019)

  • バレリーナ(Ballerinas)
    美と殺意を兼ね備えた女性暗殺者。『バレリーナ』の主人公イヴもここで育つ。
    登場作品:『パラベラム』(2019)/『バレリーナ』(2025)

  1. ホームレス・ネットワーク(Bowery Network)
    都市のホームレスに偽装した情報網。街の裏通りや下水道まで網羅し、誰にも気付かれず情報と物資を運ぶ。

    登場作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)~

    バワリー・キング(The Bowery King)
    ネットワークを率いるカリスマ。掟を破り主席連合と敵対する。
    登場作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)~

  1. 掟と儀式(Codes & Rituals)
    裏社会の秩序を支える絶対的なルールと儀式。
  • 誓印(Marker)
    血で交わす返済義務付きの契約メダル。
    登場作品:『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)
  • 金貨(Gold Coins)
    裏社会で通用する通貨。宿泊や武器調達などあらゆる場面で使用される。
    登場作品:シリーズ全作

  • 聖域(Sanctuary)
    コンチネンタルホテルを代表する一時的な庇護を与える場所。主席連合の承認が必要。
    登場作品:『パラベラム』(2019)

  • 決闘(Duel)
    掟に則って行われる一騎打ち。勝敗によって地位や契約が左右される。
    登場作品:『コンセクエンス』(2023)

 

『ジョン・ウィック』ユニバースは、銃撃戦やアクションだけでなく、その背後にある緻密な世界設定こそが魅力。金貨一枚の価値、誓印の重み、掟を破った者の末路――それらを理解してこそ、物語の緊張感は倍増する。『バレリーナ』は、この世界の別の扉を開く物語になる。イヴがどのように掟を生き抜き、何を守り、何を壊すのか。劇場で、その答えを見届けてほしい。

『バレリーナ:The World of John Wick』
8月22日(金) 復讐は伝播する

【ストーリー】
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織:ルスカ・ロマ。裏社会に轟く伝説の殺し屋:ジョン・ウィックを生み出した組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。しかし、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる…

監督:レン・ワイズマン『ダイ・ハード4.0』 製作:チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック』シリーズ
出演:アナ・デ・アルマス、ノーマン・リーダス、アンジェリカ・ヒューストン、ガブリエル・バーン、キアヌ・リーブス ほか
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2025/アメリカ/原題:From the World of John Wick: Ballerina
®, TM & © 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

公式HP:Ballerina-jwmovie.jp
X:@ballerina_jw
instagram:ballerina_jw