『スタントマン 武替道』本編映像解禁!ブルース・リー像を見上げるトン・ワイの姿が胸を打つ──香港アクション映画の灯は消させない
7月25日(金)より全国公開される香港アクション映画『スタントマン 武替道(ぶたいどう)』から、本編の名場面を切り取った特別映像が解禁された。舞台は香港の人気スポット、ブルース・リー像の前。そこに佇むのは、本作の主人公であり、香港アクション界のレジェンド、サムを演じるトン・ワイ。彼こそが、映画『燃えよドラゴン』(1973年)でブルース・リーの弟子役を演じた、あの少年俳優である。
『ハード・ボイルド』『新・男たちの挽歌』など数々の作品でスタントを務め、いまなお現役としてスクリーンに立つトン・ワイ。彼が今回演じるのは、かつて香港映画界を席巻した売れっ子アクション監督・サム。だがある事故をきっかけに業界を離れ、現在は整骨院を営みながらひっそりと暮らしている。そんな彼の前に、かつての仕事仲間であり監督のチョーが現れ、「新作を撮るからアクション監督を頼む」と声をかける。
今回解禁された本編映像では、ブルース・リー像を見上げるサムの姿が描かれる。「嵐が吹けばどんな火も消える」とこぼすサムに、チョー監督が「火を消してはダメだ」と熱を込めて説得する。「8階から跳べた男が何を恐れる?」「失敗すれば8階から落ちるより悲惨だ」と応じるサム。だがチョーは「“香港映画は死んだ”なんて言わせたくない」「お前のせいじゃない、みんな知ってる」と、沈みかけた情熱に火を点けようと食い下がる。
この象徴的なシーンについて、アルバート&ハーバート・レオン監督はこう語る。「ブルース・リーの貢献を讃えたいという思いから、あの像を登場させました。50年前にリーの弟子役だったトン・ワイさんが、いまその像を見上げる──それ自体が非常に象徴的で、感動的な絵になると思いました」。香港アクション映画を支えてきた男が、変わりゆく時代の中で自らの“武替道=スタントマン道”を問い直す場面となっている。
本作は、香港映画界を舞台に、年齢や時代、価値観の違いを超えて新たな映画づくりに挑むスタントマンたちの葛藤と再生を描いた人間ドラマ。トン・ワイのほか、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』で注目されたテレンス・ラウ、フィリップ・ン、セシリア・チョイらが出演。現代アクション映画の撮影現場をリアルに再現しながら、激しくも静かな“魂のアクション”を映し出す。
物語は、かつてスタント事故で仲間を半身不随にしてしまった過去を持つサムが、チョー監督からの誘いを受けて数十年ぶりに現場に復帰するところから始まる。だが今の現場は、かつてのような“気合いと根性”では通用しない。リアリティを追求する俳優ワイ(テレンス・ラウ)との衝突、コンプライアンスに縛られる制作体制、娘チェリーとの不和──サムは次々と試練に直面する。それでも、若手スタントマン・ロン(フィリップ・ン)の支えを得ながら、再び“武替道”を歩き出すことを決意していく。
映画『スタントマン 武替道』は、7月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。
1980年代、売れっ子アクション監督だったサム(森)は、映画の撮影中の事故でその時のスタントマンを半身不随にしてしまい、それがきっかけで業界を離れ、今は細々と整骨院を営み静かに暮らしている。そんな中、かつての仕事仲間に「自分の最後の作品でアクション監督をやってほしい」と依頼され、数十年ぶりに映画制作に参加することに。しかし現代のアクション映画の撮影はコンプライアンスも厳しく、出演俳優のワイ(威)を始め製作陣はリアリティを追求するサムのやり方に反発し、現場はぎくしゃくする。さらに忙しさのあまり娘チェリーとの関係性も悪くなる。サムのアシスタントとなった若手スタントマンのロン(龍)は、サムを献身的にフォローし何とか撮影を進めようとするのだが…。
出演:トン・ワイ、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、セシリア・チョイ他
監督:アルバート・レオン&ハーバート・レオン
2024│シネスコ│5.1ch│114分│香港│広東語│字幕翻訳:鈴木真理子│配給:ツイン
公式X:@Stuntman_filmJP
公式サイト:stuntman-movie.com
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