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映画満足度92.9%!映画『サンセット・サンライズ』試写会&オンライン“移住”座談会を実施!映画を観て共感した“移住あるある”が続出!

文:伊藤万弥乃

笑って泣ける移住エンターテインメント映画『サンセット・サンライズ』が1月17日(金)から公開されることを記念して、「移住」にスポットを当てた座談会が開催されました。本記事ではその模様をたっぷりお届けします!

本作の主人公は、東京から宮城県・南三陸に移住してきたサラリーマンの晋作(菅田将暉)。ただ釣りが好きなだけでやってきた晋作が町をかき回す姿や、田舎ならではのほっこりゆったりとした生活、そしてコロナ禍の敏感な空気感が繊細かつコミカルに描かれていて、釣り好きの人も、そうでない人も必見の作品です。

座談会前日に行われた『サンセット・サンライズ』の試写会後のアンケートでは、満足度92.9%を達成!「移住映画で、こんなに肯定的な映画初めてでした」「小ボケもあり、感動もあり、コロナ・震災等また考えさせられました」などの声が上がりました。

今回の座談会では、移住経験者と移住に興味がある人々が集い、映画で描写された「移住あるある」や実際に感じた「移住の良い点・悪い点」などをトーク。参加者の中には映画の舞台となった宮城県気仙沼市在住の人や、二拠点生活を始めたばかりの人、地方から首都圏に上京してきた人、関西方面や北日本方面で複数回移住経験がある人も!移住経験者たちのリアルな“あるある”やエピソードが満載の終始和やかな座談会となりました。

座談会メンバーで「サンセット・サンライズ」にかけて「3(サン)3(サン)」ピース!

 

■映画を観て共感した“移住あるある”

まずは、映画で描写されたシーンの中で、移住者が“あるある”と感じたのはいったいどこだったのか?という話題に。

移住経験者たちは、劇中で「商店で電子マネーを使おうとしたやつがいた!」「『安い安い』って生牡蠣買いあさってるやつがいた!」と、突然現れた晋作の存在がうわさされるシーンに“あるある”を感じたようで、複数回移住をした人の中には「買い物をしていると『あの人、よその方だわ』と遠巻きに見られること」を経験した人もいました。

また、地域の人たちの距離感が近いことも本当だとのこと。都会に住んでいる人は戸惑うかもしれませんが、今の社会に足りない人間同士の温かみを感じることができるかも?

 

■映画を観たらお腹が鳴る⁉各地の“食”事情とは?

劇中では、メカジキの背びれ「ハモニカ焼き」、寒い日にみんなで囲んで食べる「芋煮」、ネズミザメの心臓「モウカノホシ」など東北ならではの料理が数多く登場し、思わずグゥ~とお腹が鳴ってしまうこと間違いなし。アンケートでも「おいしそうな場面が多くお腹が空いた」「三陸の海の幸をひたすら愛でた映画でした。」などのコメントもあり、また移住先に求めるのは「おいしい食事」と答えた人も56.76%という結果に。実際に気仙沼在住者によると、駅弁では「ハモニカ焼き」のお弁当が売られていて、「モウカノホシ」も居酒屋で楽しめるとか!

また、物をおすそ分けする文化もあり、地域によっては野菜や果物を頻繁に玄関に置いていってくれることもあるとのこと。劇中にも「け!(食べて!)」と言っておばあちゃんが晋作におすそ分けするシーンがありますが、座談会では「地方だと物価が高いので、そういう文化があるのは羨ましい!」という話や、「もらったりあげたりするものは旬な物が多いので、季節を感じることができる」という意見もありました。

その話の流れで、映画のメインロケ地となった気仙沼市は生鮮カツオの水揚げ量が28年一位だが、アピールが足りないのでは?という話も。映画内で晋作が企業と地域の橋渡しとなったように、移住者だからこそできることも多く存在するのかもしれません!

 

■実は…移住して感じたリアルな悩み

移住の良さやそれぞれが住んでいる地域の特徴が和気あいあいと話される中、話題になったのは移住によって感じる悩み……。晋作は純粋な気持ちで移住を楽しんでいますが、現実も気になるところ。

実際、会社や学校というコミュニティに入らずに生活している場合は地域の人との接点が少ないため、積極的にコミュニケーションを取りに行くことがポイントになるとのこと。また、医療過疎が起こったり、繁華街でも近くに子供の遊び場が少なかったり、土地柄と生活スタイルがうまく合わないと不便が生まれる場合もあると言います。

アンケートの中には、地方から首都圏に移住した人にとって「夜が明るすぎる……」という話もあったことも話題に上がりました。さらに都会には「階段が多い」と感じることも。一方で「(地方にいた時)電車が20分に一本しかなかったから時刻を調べて出ていたけれど、今は数分に一本なので調べなくて良くなった!」というポジティブな意見も見受けられました。

 

■移住を検討している方へ、移住経験者からのアドバイス!

コロナ禍を経て、リモートワークが一般的になってきた今、地方への移住を検討している人も多いのでは?そんな移住“希望者”へ向けて、移住“経験者”からのアドバイスも語ってもらいました。

まず意見が出たのは、都会への交通手段を考慮すべきということ。地域によっては、都会に直接つながる交通手段がある地方都市へ出るまでに一苦労で、大金がかかってしまう場合も……。仕事内容や生活スタイルに応じて検討することが必要です。

また北海道では、なんと「肺が凍るから走るな」「野菜が凍って腐るので冷蔵庫に入れろ」と言われることがあるとのこと!地域によって過酷な時期もあったり、考えつかなかった注意点があったりするため、事前に調べてしっかり覚悟を持っておくべきかもしれません……。さらに、“移住”のハードルが高ければ二拠点生活を送る手段もあるという話も出ました。

なお、映画を観て「移住をしたい」「移住に興味がわいた」と話した人は67.58%という結果に。憧れを抱いている人は、まず一歩としてどんな場所に住みたいか考えるために、日本各地に出かけてみることをおすすめします!

【試写会参加者アンケート結果】

・鑑賞して
とても面白かった:78.38%
面白かった:16.22%
普通:2.7%
つまらなかった:0%

・満足度: 92.95%

・感想(一部)
「おもしろいし、グッとくるし、料理がおいしそう!!」(40代・女性)
「久しぶりにこんな笑った映画をみました!」(20代・女性)
「すばらしい!岸善幸はやっぱりすごい。最高!クドカンの脚本でここまで良いのもはじめて。やはり菅田将暉だからかな!」(男性)
「所々笑えるシーンがあってすごくおもしろかった。移住について考えさせられた。」(10代・女性)
「宮藤官九郎さんの脚本だからこそのユーモアあるストーリーが面白かったです。また、企業と役場がどのように仕事するのかを知ることができて良かったです。」(20代・男性)
「分かりやすいコメディチックなつくりなのに、鑑賞後の感じは昔の地方の海の男の映画を観たよう」(40代・男性)

 

『サンセット・サンライズ』
2025年1月17日(金)全国公開

【ストーリー】
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に、東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近く、大好きな釣りが楽しめる三陸の町で、気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た「よそ者」の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流に戸惑いながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力で、いつしか溶け込んでいく晋作。しかし、その先にはまさかの人生が待っていた——!?

【出演】
菅田将暉、井上真央、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、藤間爽子、茅島みずき、白川和子、ビートきよし、半海一晃、宮崎吐夢、少路勇介、松尾貴史、三宅健、池脇千鶴、小日向文世、中村雅俊

【スタッフ】
脚本: 宮藤官九郎
監督: 岸善幸(『あゝ、荒野』)
原作: 楡周平「サンセット・サンライズ」(講談社)
製作: 石井紹良、神山健一郎、山田邦雄、竹澤浩、角田真敏、渡邊万由美、小林敏之、渡辺章仁

企画・プロデュース: 佐藤順子
エグゼクティブプロデューサー: 中村優子、杉田浩光
プロデューサー: 富田朋子
共同プロデューサー: 谷戸豊
製作幹事: murmur

制作プロダクション: テレビマンユニオン
配給: ワーナー・ブラザース映画
©楡周平/講談社 ©2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

公式サイト:sunsetsunrise-movie.jp
公式X:@sunsunmovie2025
公式ハッシュタグ: #映画サンセットサンライズ