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映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』完成披露イベント実施/森「僕が戦う訳をこの映画を通して感じてもらえたら」

アイドルグループ「SMAP」のメンバーとして人気絶頂だった22歳の時に、幼少時からの夢だったオートレーサーへ転身した森且行の生き方の深奥に迫ったドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』が、2024年11月29日(金)より全国公開する。今回、本作の完成披露イベントが行われ、森且行と穂坂友紀監督が舞台挨拶に登壇した。

幼少期からの夢を叶えるため、22歳の時に当時人気絶頂だったSMAPを脱退し、オートレーサーに転身した森且行。それから、24年後のSG「日本選手権オートレース」で悲願の初優勝、そのわずか82日後、レース中の事故により大怪我を負ってしまう。幾度にも渡る手術と壮絶なリハビリを乗り越え、2023年に奇跡の復活を遂げる。本作は、TBSドキュメンタリー映画祭2023で上映されたバージョンに、その後撮影されたロングインタビューなどを大幅に追加され再編集したもの。

 

 

ヘルメットを抱えてステージに登場した森。劇場版の公開について訊かれると「ウソでしょと思いました。まさか全国の映画館で僕の映画をやるなんて、ちょっと信じがたくて。何度も監督には『冗談でしょ?』って聞いたんですけど、『本気です』って言うんで…」とコメント。さらに、「身内関係には言いましたけど、オートレーサー仲間には恥ずかしくて言えなくて。宣伝を見た後輩から『森さん映画やるんですか?誰が森さんを演じるんですか?』なんて聞かれて説明するのが面倒くさくて、『自分が演じてます』って言いました」と会場を笑わせた。

森の「人間として生き方に惚れました」という葉坂監督。3年間におよぶ密着取材を終えたことについて訊かれると「これから森ロスがやってくるのかなって思ってます。もうレース場や近くでカメラ回せないのかなと思うと寂しいですけど、また60歳の且行、70歳の且行を見たいなー、と思ってます!」とコメント。すると森は「監督はこう言うんですよ。そうするとファンの方々が喜ぶので、僕もやらなくちゃいけなくなっちゃうんですよ」と苦笑い。「60歳の且行…、見たいですか?」と続編への期待を問いかけると会場からは拍手が巻き起こった。

またイベントでは森が持参した普段から使用しているオリジナルデザインのヘルメットについても言及。「これは音松くん(SMAP時代『夢がMORI MORI』で演じていたキャラクター)の時のメンバーカラーを入れています」と明かすと、会場のファンから歓声が上がっていた。

今後について訊かれると森は「前節は日本選手権で準決勝にも乗れず、ちょっと悔しい思いをしたので、まずはSGにずっと出られるランクにいることを目指して、あとは優勝したいと思います。」とオートレーサーとしての目標を話す。「監督が(レース場に)来なくなったらプレッシャーがなくなると思うので、すぐ優勝できるかもしれまないです。調子が悪くなったらプレッシャーをもっと掛けろってことなんでね」と続ける。穂坂は「いちファンとして応援したい思いもあるので、これからは賭ける方で森さんには頑張っていきたいです(笑)。でも調子悪そうだったら賭けませんので!」とシビアな面を出すと、森もうれしそうに「わかりました、頑張ります!」と笑顔で答えていた。

最後に穂坂監督は「本当にありのままの姿を、ここまでよくさらけ出して頂いたなと思っています。復帰するまで辛い時もあったと思いますけど、カメラの向こうにいるファンの皆様に自分の姿を届けたいという思いで、私に撮らせてくれたんだと思います。ぜひその戦いの気持ちを受け取って頂けたらと思います。」と挨拶。森も「オートレーサーに転してから28年が経ちましたが、まだまだ挑戦したい事が沢山あります。僕が戦う訳をこの映画を通して感じてもらえたらと思います。よろしくお願いします!」コメントしイベント終了した。

 

『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』
2024年11月29日(金)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー

【ストーリー】
1996年、日本中の注目を集める中で、トップアイドルからオートレーサーへの転身を果たした森且行。2020年11月3日、24年目にしてついに悲願の日本選手権初優勝を果たした。しかし、そのわずか82日後、レース中に落車し命が危ぶまれるほどの大怪我を負ってしまう。それからレース復帰までの2年間、幾度にもわたる手術と懸命のリハビリの日々の中、森は何を思い、何を支えにしていたのか? 選手生命を脅かす怪我を負ってもなお、走ることを辞めない彼を突き動かすものは何なのか? そして50歳を迎えた今、森且行は何を思うのか? 3年にわたり病院やレース場、幼い頃の思い出の場所でカメラをまわし、肉親やレーサー仲間、担当医、そして本人へのロングインタビューを通して浮かび上がってくるのは、家族や仲間たちとの変わらない絆と熱い想いだった――

出演:森且行
監督・撮影:穂坂友紀
エグゼクティブプロデューサー:津村有紀
プロデューサー:青柳朋子、鴨下潔、石山成人
総合プロデューサー:松田崇裕、小池博
協力プロデューサー:塩沢葉子
製作:TBS
企画・制作:TBSテレビ報道局 報道コンテンツ戦略室
制作プロダクション:TBSスパークル
配給:KADOKAWA
宣伝:KICCORIT
©TBS

映画公式サイト:autoracer-mori.com
公式X:@autoracer_mori