【募集】ムービーマービーアワード2023「ぜったい面白い映画大賞」ノミネート作品紹介④「迫力のあるスゴイ映像」編
2023年に公開された映画で1番面白かった作品を決めよう!
ムービーマービーが読者の皆様と共に毎年ベストな1本を決める最もユーザーフレンドリーな映画賞!
それが「ムービーマービーアワード」!!!
昨年末からXで募集したフォロリツキャンペーン「#2023年ぜったい面白い映画」と、ムービーマービー編集部が選出したノミネート作品から今年度の「ぜったい面白い映画大賞」を決定します!
今回から、ノミネートした17作品をテーマごとに紹介!今週は「迫力のあるスゴイ映像」編をお届けします!
『グランツーリスモ』
没入感はダントツの日本製ゲームから生まれた実話
レーサーにもっとも必要な才能は何か?日本人初のF1ドライバー中島悟が引退した理由は体力の限界、そして眼だという。
レースというのは想像以上に体力を使う。前後加速度はもちろん、4G以上になる。コーナーでの横G、つまり体重の4倍の力が体にかかるわけで、ハンドルを握りしめる腕の力はもちろんのこと、細い首にかかる力はハンパじゃない。実は体内ではさらに凄いことになっており血が遠心力でコーナーの外側に寄ってしまう、心臓に負担がかかり、意識はぼーっとするらしい。そんな中であれほど危険なスピードでミリ単位のコントロールをするドライバーというのは只者ではない。中島も細くは見えたが、現役時代はオリンピック級のスーパーアスリートだったわけだ。
そして、視力。これは単に視力ということだけではない。元々レーサーというのは眼がいい選手が多いが、実は「動体視力」が問題だ。モノが動くの瞬時に反応して追随して認識する能力。実はこの状況においては、リアルレースもゲームも変わりはない。
そんな「もしも」から生まれた、本当の話。それが「グランツーリスモ」。世界的人気を誇る日本のゲームから生まれためちゃくちゃ没入感の高いリアルエピソードをハリウッドで映画化したレーシングアクション。(日本にやってほしかったくらいで)
ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボローは、ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するプログラム「GTアカデミー」の存在を知る。そこには世界中から集められたトッププレイヤーたち、ゲーマーが活躍できるような甘い世界ではないと考えながらも指導を引き受けた元レーサーのジャックがいた。想像を絶するトレーニングや数々のアクシデントを乗り越え、ついにデビュー戦を迎える彼らだったが……。
監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプ。実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加している。この素晴らしいゲームの生みの親SCE(ソニー・コンピュータ・エンタテインメント)に感謝しながら観よう!没入感はダントツ・ベストワンの快作!
『ザ・クリエイター/創造者』
創造者とは彼のこと!ギャレス監督が創り出す、愛に満ちたS F世界。
ジェームズ・キャメロン、クリストファー・ノーラン、そしてギャレス・エドワーズ。フランチャイズ化の進む映画界において、完全オリジナルのS F大作を撮ることができるのは彼らぐらいのものだろう。ギャレス監督は、S Fを愛する筋金入りのオタク、言うなれば“S Fガチ勢”として『ザ・クリエイター/創造者』の中で、自らのイマジネーションを爆発させた。
『ブレードランナー』のレプリカントを彷彿させるシミュラント、銃弾の降り注ぐ『地獄の黙示録』のごとき戦争シーン。人類vs A Iの構図でまず思い浮かぶのは『ターミネーター』だろう。ギャレス監督は自身のイメージするビジュアルを、一つの物語の中にふんだんに詰め込み、さらなる圧倒的な世界観を構築してみせた。
A Iが人類に反乱を起こせば『ターミネーター』だ。だがこの作品はさらにその先を行き、A Iと共存するニューアジアvs A Iを敵視する西側諸国を描いた。この世界のA Iは感情を持ち、人類と共存することができる。そして戦争の発端はなんと、核爆弾の誤投下。なんとも人間らしい理由だ。
現実世界、A Iが自我を持つことは今のところはない。だが近い将来、ギャレス監督の描いた未来がやってくるのではないだろうか…?
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
今回もまたクリエイターたちの強いこだわりと熱意が炸裂!
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は実写版3人のスパイダーマンが一堂に会した、まさに“スパイダーバース”な作品となった。前作『スパイダーマン:スパイダーバース』公開後から、スパイダーマンと言うキャラクターはその世界観の中に多くのキャラがさらに生み出され、今の作品が進行しているわけだが、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は相変わらず凄い映画だった。
まず何が凄いってその映像である。もちろんこの映画の映像が凄すぎることは1作目から分かっているのだが、本作でもそれは健在。しかも本作ではスパイダーマンが大量に登場するので、そのスパイダーマンたちの追いかけっこは実に面白いところ。前作もそうだったが、まるでコミックから飛び出してきたような映像は、相変わらずクリエイターたちの強いこだわりと熱意を感じる。
次回作はストライクの関係で、公開日が不透明だが、早く観たいと楽しみで仕方がない。一体どんな結末を迎えるのか、一日も早い公開を望むばかりだ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』
愛すべき“銀河の守護者たち”最後の戦い!ロケットの雄姿に涙せよ!
マーベルシネマティックユニバースいわゆるMCUに属する作品が昨年は※3本劇場公開されましたが、その中でも万人に自信を持ってオススメしたいのがこの1本です!
クセ者ばかりで構成された”銀河の守護者”たちの活躍を描く『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの3作目であり、ラストバトルと銘打たれた完結作ともなりました。「え?完結作?じゃあいきなりこれ観たら話ついていけないじゃん!」「1と2も観ないとなのか..」と思われた方はどうぞご安心を。過去2作から続く雰囲気や魅力が余すことなく詰め込まれ、どのキャラクターにも感情を動かされる完結作を入り口にガーディアンズの世界に飛び込めば、彼らの出会いやこれまでの冒険を知りたくなること間違いなしです!
既にご覧になった方はおわかり頂けるかと思うのですが、本作はロケットという名のアライグマが主役の物語だと個人的には思っています。人並み以上の頭脳を身につけ宇宙船の操縦もお手の物、いざ戦闘となると荒々しく銃をぶっ放し、そして何より口が悪い!ですが時に愛くるしい姿がとにかく魅力的だった彼が、敵の襲撃を受けて重傷を負ってしまいます。治療にはあるアイテムが必須であることを知ったメンバーたちは再び宇宙を駆け巡ることとなります。そして過去2作同様に強大な敵が彼らに立ちはだかることになりド派手なアクションも繰り広げられるのですが、今回に関してはとにかく”愛に溢れた”物語であるというところに注目して頂きたいです!
大切な友達を救いたい一心で突き進むメンバーたちの姿に”愛”を感じ、事あるごとに個性を炸裂させて良くも悪くも場の空気を変えてしまうメンバーたちの姿にも”愛”を感じます。そんな「ありのままを曲げない」のがガーディアンズの魅力であり、その姿勢が1番の武器とも思えるほどに彼らはマイペースに銀河の平和を守ってきました。そんなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーがお届けする”愛”の行方を是非1度見届けてください!
(※:残り2作は2月公開の『アントマン&ワスプ クアントマニア』、11月公開の『ザ・マーベルズ』)
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さらに「ムビチケカード」1500円(10名様)、ムービーマービー特製Tシャツ(3名)をプレゼントします!!
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投票期間:1月26日(金)~2月23日(金)
※結果発表は2月下旬にムービーマービーと共感シアターにて発表します!