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【ベルリン国際映画祭】『すずめの戸締り』がコンペ入り!日本アニメ映画としては『千と千尋の神隠し』以来21年ぶりの快挙

文:大西D(ヒカセン兼業ライター)

第73回ベルリン国際映画祭出品作品が発表され、新海誠監督作品『すずめの戸締り』がコンペティション部門に出品されることが発表された。

現在興行収入120億円を超える大ヒットを記録している『すずめの戸締り』は、『君の名は。』、『天気の子』などの大ヒット作品を生み出した新海誠監督の最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉める旅に出る17歳の少女を冒険と成長を描いた作品で、原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉など豪華なメンバーが参加している。

ベルリン国際映画祭では日本映画がコンペティション部門に入ることは度々あったが、日本のアニメ作品がコンペティション部門に出品されるのは宮崎駿監督作品の『千と千尋の神隠し』以来、実に21年ぶりの快挙だ。映画祭のレッドカーペットには監督の新海誠と、ヒロインを演じた原菜乃華が参加予定だという。

なお、コンペティション部門には他にもフィリップ・ガレルやマルガレーテ・フォン・トロッタと言った世界的な名監督の作品も出品される。『千と千尋の神隠し』は最高賞の金熊賞を受賞したが、『すずめの戸締り』はどうなるのか、注目だ。

第73回ベルリン国際映画祭は来月2月16日より開幕予定で、女優のクリステン・スチュワートが審査員長を務める。

【新海誠コメント】
『すずめの戸締まり』は、十二年前に日本で起きた巨大な出来事が物語の根底にあります。この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています。ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します。

【原菜乃華コメント】
私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです。改めて『すずめの戸締まり』という作品に携わることが出来て嬉しく思います。映画祭で直接世界中の方々のお声を聞くことがとても楽しみです。『すずめの戸締まり』が世界中で愛されますように!

コンペティション部門出品作品は以下の通り

『20,000 Species of Bees』 監督:Estibaliz Urresola Solaguren

『The Shadowless Tower』 監督:Zhang Lu

『Till the End of the Night』 監督:Christoph Hochhäusler

『BlackBerry』 監督:Matt Johnson

『Disco Boy』 監督:Giacomo Abbruzzese

『The Plough』 監督:フィリップ・ガレル

『Ingeborg Bachmann – Journey into the Desert』 監督:マルガレーテ・フォン・トロッ

『Someday We’ll Tell Each Other Everything』 監督:エミリ・アテフ

『Limbo』 監督:Ivan Sen

『Bad Living』 監督:João Canijo

『Manodrome』 監督:John Trengove

『Music』 監督:Angela Schanelec

『Past Lives』 監督:Celine Song

『Afire』 監督:クリスティアン・ペッツォールト

『On the Adamant』 監督:ニコラ・フィリベール

『The Survival of Kindness』

監督:ロルフ・デ・ヒーア

『すずめの戸締り』 監督:新海誠

『Tótem』 監督:Lila Avilés

 

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