【海外ニュース】『ジョーカー』続編、公開日が決定!
トッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演のDC映画『ジョーカー』の続編『Joker: Folie à Deux』の公開日が、2024年10月4日に公開予定であることが米Deadlineによって報じられた。これは『ジョーカー』の公開日からちょうど5年後の日付だ。
『ジョーカー』は元々続編が作られる予定はなかった。だが、アメコミ映画として初めて世界三大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝き、R指定映画として初めて全世界の興行成績が10億ドルを超えトップになった。批評的・興行的な成功、そしてフェニックス自身も続編制作に興味を示し『Joker: Folie à Deux』が作られることになった。
続編にはフェニックスの他にレディ・ガガが出演予定で、一般的にはジョーカーの恋人として知られるヴィランのハーレイ・クインを演じるとされている。DCはこれまで『スーサイド・スクワッド』、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の3本にハーレイ・クインを登場させているが、これまでは全てマーゴット・ロビーが演じていた。さらにそれぞれの作品でキャラクター性・ジョーカーとの関係性にも違いがある。レディ・ガガ版ハーレイ・クインをどう描くのか、またオリジンストーリーになるのかどうかもまだ不明だ。
さらに予想外なことに、レディ・ガガがキャスティングされている理由についてはこれで説明がつくが、『Joker: Folie à Deux』はDC初のミュージカルになるようだ。「Folie à Deux(フォリ・ア・ドゥ、2人狂い)」というタイトルは同じ妄想を複数人で共有した状態を指すため、ミュージカル要素はジョーカーとハーレイ・クインが心(狂気)を通わせている表現であるとも考えられる。何にせよ、前作と同様に挑戦的な内容になりそうだ。皮肉にも、ジョーカーはマーベルと比べて伸び悩んでいるDC映画にとっての“ヒーロー”になるかもしれない。